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様子見姿勢は強いがリスク回避の動きもあり

11月21日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
20日のドル円は108.34-108.73のレンジで推移。米中通商協議については双方の意見が交錯し第1段階の合意は来年にずれ込む可能性があるとの見方が強いことに加え、19日には米議会上院が中国が香港に高度の自治について米政府に毎年検証を求める「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決するなど、米中関係の悪化および通商協議を巡る不透明感が投資家の様子見姿勢を強めることとなった。チャートを見ると、実線は11月8日高値(109.48)と11月11日高値(109.25)を結んだ上値抵抗線、11月1日安値(107.88)と11月15日安値(108.23)を結んだ下値支持線に挟まれた三角持合となっており、上下いずれかに抜けるのを待つ展開です。ただ、実線そのものが20日移動平均線(108.73)の下で推移しており、やや下振れの可能性が高いと考えます。
本日の予想レンジ108.20~108.70

<ユーロ円>
20日のユーロ円は前日とほぼ同じ119.84-120.40のレンジでもみ合い。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(120.39)、日足均衡表の基準線(120.35)の下で推移。両線がともに下降に転じつつあり、基調悪化の兆しが示されています。120円よりも下の水準が常態となった場合、週足均衡表の基準線(119.60)まで押しが入る可能性があると考えます。本日公表予定の欧州中銀(ECB)理事会議事録の内容に注意が必要です。
本日の予想レンジ119.60~120.40

<豪ドル円>
20日の豪ドル円は引き続き、節目74円を挟み方向感を探る展開。チャートを見ると、20日移動平均線(74.50)や日足均衡表の基準線(74.50)が上値抵抗になる一方で、下値は11月15日安値(73.35)に支えられており、上下いずれかに抜けるのを待つ展開です。19日に公表されたオーストラリア準備銀行(RBA)の11月理事会議事録では利下げが検討されていたことが示されたものの、下値追いの展開にはなっておらず、依然として材料待ちの状況が続くと考えます。
本日の予想レンジ73.50~74.20


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