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ドル円は110円を前に足踏み

12月3日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
2日のドル円は先週の高値を上抜け109.72まで上昇したものの、米経済指標の悪化と米中通商協議への先行き不透明感から1週間ぶりの安値となる108.92まで下落した。この日発表された米11月ISM製造業景況指数は48.1と前月の48.3を割り込み、景気の拡大・縮小の節目となる50を4カ月連続で下回った。 また、ロス米商務長官が一部報道機関とのインタビューで「中国と合意がなければ、トランプ米大統領は対中関税を引き上げるだろう」と発言したことが伝わったこともドルの圧迫要因となった。チャートを見ると、実線は週足均衡表の雲の下限(109.71)の手前で反落し、今までサポートとして機能していた20日移動平均線(108.94)や日足均衡表の基準線(108.95)の水準まで値を下げています。109円台を維持できなかったことで調整が進む可能性があり、その場合は108.50、または日足均衡表の雲の上限(108.25)が下値の目安になると考えます。
本日の予想レンジ108.50~109.30

<ユーロ円>
2日のユーロ円は約1ヵ月ぶりの高値となる121.00を達成。この日発表された米11月ISM製造業景況指数の悪化を受けて、ユーロドルが上昇しユーロ円もつれ高した。ただその後は、ドル円の下落に絡んだ円買いの動きにより120円台後半まで押し戻された取引を終えた。チャートを見ると、実線は節目121円を達成後に陰線引けしており調整の可能性が高まっています。調整のポイントは前日安値(120.51)、日足均衡表の基準線(120.26)、20日移動平均線(120.21)といったところ。120円付近には日足均衡表の雲が控えており、今のところ深押しの可能性は低いと考えます。
本日の予想レンジ120.30~121.00

<豪ドル円>
豪ドル円は切り上がる日足均衡表の雲の上限(74.08)と日足均衡表の基準線(74.50)の間で推移。11月8日からの下落に対するフィボナッチ係数2分の1戻し(74.49)の水準を達成しており、戻り一服で74円台前半で次の材料を待つ展開です。本日のオーストラリア準備銀行(RBA)の政策委員会や明日の豪7-9月国内総生産(GDP)の結果を見極めたいところです。
本日の予想レンジ73.80~74.50


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