注目記事

米大統領発言で市場は右往左往

12月5日

国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
高野 貴義

<ドル円>
4日のドル円は108.42から108.95まで反発。トランプ米大統領が中国との通商協議は極めて順調に進捗していると発言し、米中通商協議の進展期待が高まりリスクオンの取引が活発化した。3日は中国との通商交渉合意に期限はないとし、来年11月の大統領選挙後まで待った方が良いかもしれないとの発言により、ドル円は半年ぶりの高値から反落する展開たった。4日に発表された米11月ISM非製造業総合指数は53.9と事前予想の54.5を下回り、米11月ADP民間雇用統計も+6.7万人と事前予想の+14.0万人を下回り、前回値も下方修正されるなど、米国の実体経済への懸念が高まることとなった。ただ、マーケットの関心は米中通商協議にあり、経済指標の悪化による価格変動は限定的だった。チャートを見ると、実線は20日移動平均線(108.90)や日足均衡表の基準線(108.97)の下で推移。調整一服で次の材料待ちのため、前日とほぼ同じレンジでの値動きが予想されます。
本日の予想レンジ108.50~109.20

<ユーロ円>
4日のユーロ円は前日の流れを引き継ぎ、一時120.09まで値を下げたものの、節目120円割れに抵抗を示し120.80まで反発した。ユーロ独自の買い材料は特に無く、米中通商協議に絡む円安によりユーロ円が持ち上げられたという展開です。チャートを見ると、実線は10月3日安値(117.06)と11月15日安値(119.24)を結んだトレンドラインの上で推移。120円付近には日足均衡表の雲が控えており、同水準がサポートとして機能しています。目先は120円-121円の間での値動きが予想されます。
本日の予想レンジ120.00~120.90

<豪ドル円>
4日の豪ドル円は一時74円を割り込んだものの、すぐに切り返し日足均衡表の基準線(74.50)を回復した。目先は74円台半ばで値固めしつつ、12月3日高値(74.83)を試す展開です。値固めできなかった場合でも、日足均衡表の転換線(74.27)や20日移動平均線(74.06)がサポートになり、下値は固いと考えます。
本日の予想レンジ74.20~74.80


チャートはこちら