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【2018米国中間選挙】結果速報に伴いドルは下落傾向も

中間選挙の結果が徐々に出始めるにつれ、米国先物銘柄は勢いを削がれ、ドルも一旦下げているようです。結果が確定するまで、またその後も含め、これから様々動きが出る可能性があります。ただ予測通り、上院は共和党が主導権を保持し続ける可能性が高い一方、下院は民主党が主導権を確保する可能性があります。これまでのところ、確保された議席について特にサプライズはなく、共和党・民主党ともに予想通りの結果が積み上がってきているといえるでしょう。

ドルの下落
民主党が下院で主導権の奪還を果たすとの見方が強まるにつれ、ドルは全般的に下がったようです。ユーロドルは前日比0.35%上がり、1.1473を記録。ドル円は一時円高が112.97まで進みましたが、これは選挙前の傾向からすると興味深い動きです。選挙が近づくにつれ、ドルはほとんどの主要通貨に対し下落する中、円に対しては強さを維持していましたが、ここへきて警戒感が忍び寄り、トレーダーの動きが安全資産に流れ始めている示唆かもしれません。

選挙の結果にかかわらず、FRBが12月の利上げを予定通り実施する公算は高いとみられていますが、上院と下院で主導権を分け合うねじれ状態が今後インフレ圧力を弱めるという予測から、ドルが広く売られているということかもしれません。

米国先物は上昇分を失う
株式市場は選挙の勢いを見せ、ダウが173ポイント上昇、またS&Pやナスダックも高値で引けています。ただ出来高は薄く、投資家が結果を待って一旦様子見の姿勢になっていることがわかります。

株式市場が引けた後も続行する米国先物は、結果の続報に反応して上下に反応。S&P先物は0.4%もオーバーナイトで上昇し、その後上げ幅を0.15%に縮小しましたが、これは民主党が議席を共和党から奪還したニュースに沿った動きでした。民主党が23議席奪還すると下院の主導権が移りますが、これが現実的と見られたことによるものです。

一般的に、政権がねじれの状態でこう着すると株式は好調を保つといわれています。マーケットが変化を好まないとすると、政治的こう着状態は米国株式市場にとり良いニュースのように思えますが、今回のケースでは異なります。これまで共和党政権で進められてきた規制緩和や法人減税など、マーケットにとっても好都合だった政策の実現ペースが落ちることで、株式への好材料が減るという見方もできるでしょう。

アジア市場
アジア株式市場は、米国中間選挙の結果速報が入り始めた段階で全般的に上昇しましたが、その後時間とともに値上がり分を失っています。

アジアにとっては、関心は今回の選挙結果に限ったことではなく、むしろ中国との貿易戦争の行方にあるといえるでしょう。貿易戦争の懸念を払拭するには、民主党が上院・下院とも押さえることが必要ですが、マーケットはそれは起こりえないことを知っています。共和党は上院の過半数を確保するとみられており、つまりトランプ大統領の敵対的な貿易政策は継続するとみたほうがよいでしょう。このことへの意識がアジア市場にのしかかり始めているといえるでしょう。

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