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日銀とFRBの金融政策の差からドル円上昇トレンドへ!?

先週、4つの主要中央銀行から金融政策についての発表が出されました。米国FRBや英国イングランド銀行が予想を超えるタカ派傾向を打ち出した中、注目されたのは日銀が今回もハト派的政策を継続していることです。このため、おしなべて円の弱さが際立ち、ドルやポンドの強さの兆しがみられました。
さて、このように経済指標や中央銀行の会合といったファンダメンタル面で材料の多かった先週を終え、今週は比較的静かなものとなっている感があり、このため多くの通貨ペアでレンジ相場になる傾向になりそうです。
ただ、米ドル、カナダドル、ポンドはここ数週の中央銀行による政策発表のインパクトが大きいものであったため、理論的には弱含みの円(可能性としてはユーロも)に対して強さを見せる条件となており、とりわけマーケットでリスクオンの傾向が継続すればこの円安傾向はより強まる可能性があります。マーケットでは今のところ弱気に転じる明確なサインは見当たらず、欧州中央銀行、日銀、中国人民銀行からの金融刺激策の継続を背景として投資家が安心してリスクオンできる環境にあるといえるでしょう。

ハト派的な日銀とタカ派的なFRBの好対照、そしてマーケットのリスクオン傾向から、ドル円は今後上昇する可能性にあるといえるでしょう。すでにテクニカル面でも強気な傾向が出始めています。109.10付近でダマシのブレイクアウトと窓埋め(4月後半に開けた窓)が重なり、これが売り疲れのサインとして上昇トレンドへの転換となる可能性があります。現在、以前のレジスタンスエリアの110.25-80にありますが、ここには200日移動平均線が上がってきており、どちらもサポートになりうるとすると、いずれにしても短期的には上昇傾向を支えられているといえそうです。
このような諸条件から、ドル円は次のターゲットとして112.10や113.30を目指し、可能性としてはより高値を狙うこともありえるでしょう。ただ、もし下方で110.25を割ることがあると強気傾向の見直しが視野に入り、その後先週からの安値の108.80-85をも突破して下げることがあれば完全に別の流れになりうるでしょう。

Source: eSignal and FOREX.com