本日の海外市場ではユーロドルはもみ合い、東京市場ではドル円は方向感がありません - 海外マーケットの見通し

本日の海外市場では、ユーロドルはもみ合いとなっています。アジア時間は、株価の上昇などを受けて底堅い動き。昨日高値の1.0928ドルを上抜けて一時1.0937ドルまで値を上げています。市場参加者からは「4日の高値1.0973ドルが戻りの目処」との声も聞かれています。ドル円は「一目均衡表雲上限が位置する134.49円がレジスタンスレベル」として意識されています。今日の経済指標では、21時30分に3月米CPIが発表されます。22時にはベイリーBOE総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、デコススペイン中銀総裁が講演します。23時にはBOCが政策金利を決定します。23時30分にはEIA週間在庫統計が予定されています。翌1時にはデイリー米SF連銀総裁が講演します。2時には米10年債入札が実施されます。3時には3月米月次財政収支、FOMC議事要旨（3月21‐22日分）が公表されます。また、G20財務大臣中央銀行総裁会議がワシントンで13日まで開催されます。

本日の東京市場では、ドル円は方向感がありませんでした。朝方は利食い売りが先行。一時133.56円まで値を下げる場面もみられましたが、仲値にかけて本邦実需の買いが観測されると133.77円まで買い戻されました。下押しも限定的に終わると、日経平均が堅調に推移するなか、クロス円中心に買いが強まるにつれて昨日高値の133.81円や10日の高値133.87円を上抜けて一時134.05円まで値を上げました。ただ、その後は一時133.63円まで戻り売りに押されています。日経平均は寄付きから堅調な展開に。一時190円を超える上昇となりました。後場に入ってからも高値を更新するなど底堅い動きに。結局、159.33円高で取引を終えています。