本日の海外市場ではユーロドルは方向感のない動き、東京市場ではドル円は底堅い動き - 海外マーケットの見通し

本日の海外市場では、ユーロドルは方向感のない動きとなっています。アジア時間は昨日高値の1.0983ドルを上抜けて一時1.0984ドルまで値を上げる場面もみられましたが、その後は1.0947ドルまで下押ししました。市場参加者からは「昨日安値の1.0922ドルがサポートレベル」との声も聞かれています。ドル円は「3月15日高値の135.11円が目先のポイント」として意識されています。今日の経済指標では、17時に3月南アCPI、2月ユーロ圏経常収支、2月ユーロ圏建設支出、3月ユーロ圏HICP改定値が発表されます。19時35分にはレーンECB専務理事が講演します。20時には2月南ア小売売上高が予定されています。21時15分には3月カナダ住宅着工件数、21時30分には3月カナダ鉱工業製品価格、3月カナダ原材料価格指数が公表されます。また、23時30分にはEIA週間在庫統計、翌3時には米地区連銀経済報告（ベージュブック）が明らかになります。

本日の東京市場では、ドル円は底堅い動きとなりました。朝方は134.00円を挟んだもみ合いのなか一時133.96円まで値を下げる場面もみられましたが、本邦実需の買いが断続的に観測されると次第に下値を切り上げる展開に。NY時間の高値134.32円を上抜けて一時134.39円まで値を上げました。その後は134.27円までの下押しにとどまると、再び134.74円まで買い戻されています。日経平均は寄付きから頭の重い動き。一時130円近い下落となりました。後場に入ってからは下げ幅を縮める動きに。結局、52.07円安で取引を終えています。