本日の海外市場ではユーロドルは頭の重い動き、東京市場ではドル円は不安定な動き- 海外マーケットの見通し

本日の海外市場では、ユーロドルは頭の重い動きとなっています。アジア時間は目先材料不足のなか1.0800ドルから1.0821ドルの極めて狭いレンジ取引となりました。市場参加者からは「昨日安値と一目均衡表雲下限の位置する1.0796ドルが重要な下値目処」との声も聞かれています。ドル円は「2022年11月30日の高値139.89円が戻りの目処」として意識されています。今日の経済指標では、16時15分に仏、30分に独、17時にユーロ圏、30分に英の5月PMI速報値が発表されます。18時15分にはベイリーBOE総裁が議会証言します。21時30分には4月カナダ鉱工業製品価格、4月カナダ原材料価格指数が予定されています。22時にはローガン米ダラス連銀総裁があいさつします。22時45分には5月米PMI速報値が公表されます。23時には4月米新築住宅販売件数、5月米リッチモンド連銀製造業景気指数が明らかになります。24時にはビルロワ仏中銀総裁が講演します。翌2時には米2年債入札が実施されます。また、2時50分にはナーゲル独連銀総裁が講演します。

本日の東京市場では、ドル円は不安定な動きとなりました。朝方は買いが先行。昨日高値の138.66円や18日の年初来高値138.75円を上抜けると一時138.80円まで値を上げる場面もみられましたが、その後は輸出の売りなどから138.43円まで下押ししました。ただ、日経平均が高値を更新して上昇するにつれて次第に下値を切り上げる展開に。一時138.87円まで買い戻されました。午後になって株価が一転して260円近い下落となると138.36円まで下押しするなど、全般方向感のない動きとなっています。日経平均は寄付きから上昇。一時260円を超える上げ幅となりましたが、後場に入ってからは一転戻り売りに押される展開に。結局、129.05円安で取引を終えています。