本日の海外市場ではユーロドルは底堅い動き、東京市場ではドル円は上値の重い動き - 海外マーケットの見通し

本日の海外市場では、ユーロドルは底堅い動きとなっています。アジア時間は一時1.0558ドルまで下押す場面もみられましたが、その後は昨日高値の1.0579ドルを上抜けて一時1.0592ドルまで値を上げています。市場参加者からは「26日の高値1.0609ドルが戻りの目処」との声も聞かれています。ドル円は「昨日高値の149.63円や27日の年初来高値149.71円がレジスタンスレベル」として意識されています。今日の経済指標では、16時40分にラガルドECB総裁が講演します。18時には9月ユーロ圏HICP速報値が発表されます。21時30分には8月米PCEコアデフレータが公表されます。22時45分には9月米シカゴPMI、23時には9月米ミシガン大消費者態度指数確報値が明らかになります。また、翌1時45分にはウィリアムズ米NY連銀総裁が講演します。

本日の東京市場では、ドル円は上値の重い動きとなりました。朝方は一時149.20円まで値を下げる場面みられましたが、昨日安値の149.15円が目先の目処として意識されたほか、月末・期末とあって本邦実需の買いが仲値に向けて断続的に観測されると下値を切り上げる展開に。午後に入って米長期金利が上昇するなか、日銀が臨時の国債買入れオペを実施すると一時149.50円まで買い戻されました。ただ、その後は米長期金利の低下を受けてドル売りが強まると148.75円まで売り込まれています。日経平均は寄付きから150円を超える上昇となったものの、その後は戻り売りに押される展開に。後場に入ってからは安値を更新したものの、引けにかけては急速に買い戻されるなど荒い値動き。結局、14.90円安で月末、中間期末の取引を終えています。