GBP/JPY、上値重い

日銀のイールドカーブ政策の変更決定を受けて、 GBP/JPYは重要なサポートを見つけるのに苦労している。多くがこの動きは異例となる金融緩和政策の終わりの始まりを伝えていると信じている。この間、ポンドは、先週のイングランド銀行の金利決定が市場でハト派的と受け止められたことで、苦戦を強いられている。金融政策委員会（MPC）の間で意見が分かれたことでも、英国の高インフレが消費者の懐を痛め、企業活動を圧迫しているため、利上げが予想より早く停止するのではないかとの憶測を呼んだ。英国全土で進行中の労働争議は、景気をさらに悪化させる可能性が高い。

その結果、GBP/JPYのペアはここ数日、ほとんど戻りなく下落を継続している。確かに158.60付近でサポートされたが、それ以降は重要節目となる160より上で苦戦を強いられた。この記事を執筆している時点でまだ苦戦しているため、今週安値の158.60を割る動きになる可能性が高い。このレベルをブレークし、下回って推移した場合、その先は157.00付近までほとんどサポートがない。しかし、サプライズとなった日銀の政策変更を考えると、GBP/JPYは時間とともにさらに続落する可能性がある。そのため、注視すべき通貨ペアであることに間違いない。

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