17日の香港株式市場でハンセン指数は5営業日ぶりに反落、中国本土株式市場で上海総合指数は4営業日ぶりに反落

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【香港】

【前日の振り返り】
ハンセン指数は5日ぶり反落/きょうの香港市場は神経質な相場か、米重要指標の発表前に様子見

前日の振り返り】

17日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反落。終値は前日比0.78%安の21577.64ポイントだった。中国企業指数は0.49%安の7314.04ポイント。メインボードの売買代金は概算で12672000HKドル。

ハンセン指数は前場に下げ幅を拡大。前日は4営業日続伸し、ほぼ半年ぶりの高値水準にあっただけに幅広いセクターで利益確定売りに押された。ただ、後場に入ると安く推移していた大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)が買い直され、ハンセン指数の下落率も大引けにかけて縮小した。中国国家統計局が午前に発表した20221012月期の国内総生産(GDP)と12月の主要済指標はそろって市場予想から上振れ。ただ、小売売上高を除けば前四半期・前月実績と比べて伸び率が縮小したことで、中国景気の減速が改めて意識されたもよう。

 

【きょうの見通し】

18日の香港市場は神経質な相場か。米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースを見極める上で重要な12月の米小売売上高と米卸売物価指数(PPI)が、日本時間きょう夜に発表されるとあって、様子見気分が広がりそうだ。米長期金利の指標となる米10年債利回りは前週まで低下傾向にあったが、17日は上昇に転じており、香港でも米国の重要指標の結果が注目されるだろう。

一方、業績見通しや決算を受けた個別物色は活発となりそうだ。教育事業大手の新東方教育科技(09901)と子会社の新東方在線科技(01797)が17日大引け後に202211月中間決算を発表した。

 

【ハンセン指数】

ハンセン指数 1

 

【本土】

【前日の振り返り】
上海総合指数は4日ぶり反落、利益確定売りが重荷 下値限定的

前日の振り返り】

17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.10%安の3224.24ポイントだった。深セン成分指数は0.13%高の11800.55ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で70715600万元だった。

上海総合指数は総じてマイナス圏でもみ合った。序盤は高くなる場面もあったが、勢いは続かなかった。前日まで3営業日続伸して心理的節目の3200ポイントを回復した後とあって、利益確定売りが重荷となった。午前中に発表された20221012月期国内総生産(GDP)と12月主要経済指標がいずれも市場予想を上回る結果となり、中国当局による景気支援策の強化に対する期待がやや後退したもよう。もっとも、下値の堅さが意識されると、大引けにかけて下げ幅を縮小した。

セクター別では、貴金属、保険が全面安。酒造、製薬、食品・飲料も安い。半面、半導体、観光・ホテル、証券が買われた。

A株市場では、保険大手の中国人寿保険(601628)が大幅に続落。ビールメーカーの北京燕京ビール(000729)、漢方薬の東阿阿膠(000423)、百貨店運営の王府井集団(600859)が売られた。前日に高かった医薬品メーカーの江蘇恒瑞医薬(600276)が反落した。半面、教育関連の中公教育科技(002607)がストップ高。テクノロジー株の立訊精密工業(002475)、紫光国芯微電子(002049)、証券株の東方証券(600958)、華泰証券(601688)が堅調だった。

上海B株指数は0.33%高の292.68ポイント、深センB株指数は0.32%高の1198.19ポイントだった。

と続伸した。

 

【上海総合指数】
上海総合指数 2

 

 

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