
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は続落/きょうの香港市場は方向感乏しい展開か、FRB議長会見控え様子見
【前日の振り返り】
週明け16日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に4営業日続伸。終値は前営業日比0.04%高の21746.72ポイントだった。中国企業指数は0.55%安の7350.34ポイント。メインボードの売買代金は概算で1407億6000万HKドル。
ハンセン指数は前週末のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ前場はプラス圏で推移したが、後場はマイナス圏での推移が目立った。米インフレ指標の鈍化を受けて利上げの減速期待が強まったほか、中国のゼロコロナ政策終了で景気回復への期待も高まったが、ハンセン指数はほぼ半年ぶりの高値水準とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、中国で17日に主要経済指標が発表される予定で、様子見ムードも広がった。指数は結局、2022年7月5日以来、約半年ぶり高値を更新してこの日の取引を終えた。
【きょうの見通し】
17日の香港市場は様子見ムードの強い展開か。16日の米株式市場が休場だった上、米国と中国の金融政策の先行きを見極めるうえで重要なイベントが相次ぐなか、積極的な売買を見送る気分が広がると予想する。きょうは中国のGDPや12月主要経済指標、あすは米国の12月生産者物価指数と小売売上高、米地区連銀経済報告が公表される。ハンセン指数は心理的節目の22000ポイントが上値抵抗として意識されそうだ。
調査会社リフィニティブがまとめた中国10-12月期GDP伸び率の市場コンセンサス予想は前年同期比1.8%と、前四半期(7-9月期)の3.9%から減速する。同時発表の12月の中国の鉱工業生産と小売売上高もともに伸び率が11月と比べて減速する見通しとなっている。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は5日ぶり反落、利益確定売りが重荷 保険株が全面安
【前日の振り返り】
週明け16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比1.01%高の3227.59ポイントだった。深セン成分指数は1.58%高の11785.77ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9170億9800万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、前場に上げ幅を広げて心理的節目の3200ポイントを回復。後場にやや値を下げたものの、終値ベースで昨年9月14日以来ほぼ4カ月ぶり高値を付けた。人民元の対米ドル相場が上昇したことで、海外資金の流入に期待する買いが入ったもよう。来週の春節(旧正月)連休に需要拡大が見込める銘柄の物色も相場を押し上げた。
セクター別では造船株が軒並み高のほか、証券、半導体、バイオ製品が大きく上昇した。一方、保険と自動車の一角が売られた。
A株市場では、製薬の江蘇恒瑞医薬(600276)、空港運営の上海国際機場(600009)が急上昇した。証券株の華泰証券(601688)と中信証券(600030)、広発証券(000776)はそろって続伸。ハイテク株の科大訊飛(002230)、浙江大華技術(002236)も高い。半面、空運株の春秋航空(601021)と中国東方航空(600115)、中国国際航空(601111)、旅行会社の中青旅控股(600138)が売られた。食品飲料株の北京燕京ビール(000729)と洽洽食品(002557)、保険株の新華人寿保険(601336)、中国人寿保険(601628)も下げた。
上海B株指数は1.57%高の291.72ポイントと3営業日続伸。深センB株指数は1.22%高の1194.31ポイントと続伸した。
【上海総合指数】
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