
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は続伸/きょうの香港市場は方向感欠く展開か、米CPI発表控え模様眺め
【前日の振り返り】
休場明け11日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比0.76%高の20485.24ポイントだった。中国企業指数は0.82%高の6950.37ポイント。メインボードの売買代金は概算で1268億9000万HKドル。
ハンセン指数は高くスタート。中国本土の不動産市況が3月に改善したとの見方から、休場前に売られていた関連銘柄が買い直され、相場を支えた。ただ、中盤には米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制のため利上げを続けるとの懸念から売りが出て、小安くなる場面があった。終盤も上値のめどとして意識された50日移動平均(大引け時点で20489.36ポイント)付近で上値が重かったものの、終値は3月7日以来約1カ月ぶりの高値圏となった。セクター別では医療・ヘルスケアと素材、不動産・建設が高かった半面、通信と情報技術が軟調だった。
【きょうの見通し】
12日の香港市場は方向感を欠いた展開か。米金融政策を見極める上で今夜発表される3月の米消費者物価指数(CPI)が注目されるなか、模様眺めムードが強まりそうだ。前日の米株式相場が高安まちまちだったこともあり、相場全体を動かす新規の材料に乏しい。
なお、中国人民銀行(中央銀行)が11日発表した金融統計によると、国内金融機関による3月の人民元建て貸付残高増加額は3兆8900億元と、市場予想の3兆2350億元を上回った。3月末時点のマネーサプライM2は前年同月比12.7%増えた。伸び率は前月比0.2ポイント縮小し、市場予想(12.7%)と一致した。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は小幅続落、一時3300ポイント割れも下値堅い
【前日の振り返り】
11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続落。終値は前日比0.05%安の3313.57ポイントだった。深セン成分指数は0.04%高の11877.15ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆831億8300万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくして下向きに転じ、その後はマイナス圏でもみ合った。前日に7営業日ぶりに反落したが、指数は依然として1カ月ぶり高値圏で推移しているだけに、足元で買われていた銘柄の利益確定売りが引き続き重荷となった。米金融政策を探る上で重要な指標となる3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控え、内容を見極めようと、積極的な買いは入りにくかった。指数は後場に心理的節目の3300ポイントを割り込む場面もあったが、下値の堅さが意識されると、大引けにかけて下げ幅を縮めた。
セクター別では、造船、酒造、風力発電設備、バッテリーなどが安い。半面、貴金属が全面高となったほか、文化・メディア、ゲームなどが買われた。
A株市場では、監視カメラメーカーの浙江大華技術(002236)、航空大手の中国国際航空(601111)、保険会社の中国太平洋保険(601601)が売られた。酒造の瀘州老窖(000568)、宜賓五糧液(000858)、養豚業者の新希望六和(000876)も下げた。半面、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)がストップ高。IT機器メーカーの曙光信息産業(603019)、証券会社の東方証券(600958)、ディスプレー広告大手の分衆伝媒信息技術(002027)、家電メーカーの海信家電集団(000921)、珠海格力電器(000651)が買いを集めた。
上海B株指数は0.08%高の293.62ポイント、深センB株指数は0.11%高の1195.70ポイント。
【上海総合指数】
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