
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は4日ぶり反落/きょうの香港市場は方向感乏しいか、決算を受けた個別物色が中心
【前日の振り返り】
18日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.63%安の20650.51ポイントだった。中国企業指数は0.75%安の7002.91ポイント。メインボードの売買代金は概算で1097億2000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、前場にじりじりと下げ幅を拡大。前日終値は2月20日以来約2カ月ぶりの高値圏だっただけに、幅広いセクターで利益確定売りが先行した。米4月NY連銀製造業業況指数の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続けるとの見方が広がり、運用リスクを取りにくい面もあった。もっとも、下落率が1%を超えると下げ渋り、後場はマイナス圏の狭いレンジで推移した。中国国家統計局が発表した2023年1-3月期国内総生産(GDP)は前年同期比伸び率が市場予想を上回ったものの、相場への影響は限られた。
【きょうの見通し】
19日の香港市場は方向感に乏しいか。相場全体を動かす新たな材料を欠くなか、四半期決算などを手掛かりに個別銘柄を物色する動きが取引の中心になりそうだ。18日のNY市場で米10年物国債利回りは前日比0.03%低い3.57%で終えた。
台湾を巡る中国と米国の対立が緊迫化するリスクが引き続き意識されそうだ。中国商務部の報道官は18日、米ロッキード・マーチンとレイセオン・テクノロジーズの子会社ミサイルズ&ディフェンスの上級幹部の入国や就業、滞在、居住を禁じたと明らかにした。中国は今年2月16日に両社を「信頼できないエンティティーリスト」に収載しており、同日付で両社幹部に制裁を適用した。商務部報道官は、両社が台湾への軍需物資売却に長期にわたり参与してきたと批判した。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は3日続伸、連日で9カ月半ぶり高値を更新 保険・銀行株に買い
【前日の振り返り】
18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前日比0.23%高の3393.33ポイントだった。深セン成分指数は0.04%高の11860.40ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆599億8000万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前場は前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、後場はおおむねプラス圏でもみ合った。指数が約9カ月半ぶり高値圏で推移しているだけに、利益確定売りが重荷となったものの、下値の堅さが安心感につながったもよう。終値は前日に続き、昨年7月5日以来の高値を更新した。午前中に発表された中国の主要経済指標は、1-3月の固定資産投資と3月の鉱工業生産が予想を下振れた一方、1-3月期GDPと3月の小売売上高は市場予想を大きく上回った。
セクター別では、保険と銀行がほぼ全面高。石炭、通信設備、食品・飲料も買われた。半面、半導体、建設コンサルティング、観光・ホテル、セメント・建材などが下げた。
A株市場では、14日大引け後に23年1-3月期決算見通しを発表した海信家電集団(000921)が連日のストップ高。IT機器メーカーの曙光信息産業(603019)、電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)、保険大手の中国太平洋保険(601601)、中国人寿保険(601628)も大幅高。半面、22年12月本決算と23年1-3月期決算がともに大幅減益の歌爾(002241)がストップ安となったほか、スマホ用光電子部品大手の欧菲光集団(002456)、百貨店チェーンの王府井集団(600859)などが売られた。
上海B株指数は0.11%高の297.95ポイント、深センB株指数は0.37%安の1182.28ポイントだった。
【上海総合指数】
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