
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は続落/きょうの香港市場は方向感乏しいか、米経済指標の発表控え様子見
【前日の振り返り】
週明け24日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前営業日比0.58%安の19959.94ポイントだった。中国企業指数は0.46%安の6733.14ポイント。メインボードの売買代金は概算で964億4000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ終日マイナス圏で軟調に推移した。序盤に心理的節目の20000ポイントを割ると、終値で3月28日以来、約1カ月ぶり安値を連日で更新した。中国本土市場の下落が嫌気されたほか、米中関係の悪化なども警戒された。また、27日には米国の国内総生産(GDP)、30日には中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードも広がり、相場の重しとなった。
【きょうの見通し】
5日の香港市場は方向感に乏しいか。前日はハンセン指数の終値がおよそ1カ月ぶりに節目の20000ポイントを割り込んだだけに、買い直しが入りやすい。半面、米国と中国の関係悪化や米国の金融引き締め長期化への警戒感が引き続き相場の重荷になると予想する。2023年1-3月期の米GDP速報値(27日)や3月の米個人消費支出価格指数(28日)など米連邦準備理事会(FRB)による景気判断に影響する発表を控え、投資家が様子見姿勢を強めるだろう。
四半期決算などを手掛かりに個別銘柄を物色する動きが取引の中心になりそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄の万洲国際(00288)などが2023年1-3月期決算を発表する。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は4日続落、3300ポイント割れ 貴金属株・半導体株に売り
【前日の振り返り】
週明け24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比0.78%安の3275.41ポイントだった。深セン成分指数は1.17%安の11317.01ポイントと4営業日続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆833億2800万元だった。
上海総合指数は始値で心理的節目の3300ポイントを割り込み、後場に下げ幅を広げる展開。中国と米国の対立深刻化や「デカップリング」の進行による世界経済の減速を警戒する売りに押された。大引けにかけてやや値を戻したものの、終値は3月31日以来約3週間ぶり安値を更新した。セクター別では貴金属が全面安のほか、観光やバッテリー素材、半導体が売られた。半面、ゲーム、医薬品、造船が買われた。
A株市場では、きょう朝方に2023年1-3月期決算を発表した大族激光科技産業集団(002008)が7%近く下落。屋外広告メディアの分衆伝媒信息技術(002027)、監視システムの浙江大華技術(002236)、金鉱大手の紫金鉱業集団(601899)が安い。建機株の中聯重科(000157)と三一重工(600031)も売られた。一方、教育サービスの中公教育科技(002607) がストップ高を付けた。ゲーム会社の三七互娯網絡科技集団(002555) と完美世界(002624)、上海市政府系建設会社の上海隧道工程(600820)も高い。新華人寿保険(601336)は23年1-3月期の大幅増益見通しを手掛かりに買われた。医薬品株の江蘇恒瑞医薬(600276)と華潤三九医薬(000999)は反発した。
上海B株指数は0.05%高の292.26ポイントと4営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.39%安の1161.20ポイントと5営業日続落した。
【上海総合指数】
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