
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は3日続伸/きょうの香港市場は上値重いか、主要経済指標の発表前に様子見ムード
【前日の振り返り】
週明け8日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前営業日比1.24%高の20297.03ポイントだった。中国企業指数は1.47%高の6897.68ポイント。メインボードの売買代金は概算で1080億HKドル。
ハンセン指数は前週末の米株高の流れを引き継ぎ、堅調に推移。終盤に上げ幅を広げ、終値は4月20日以来およそ半月ぶりの高値圏となった。前週末に発表された4月の米雇用統計が市場予想より強い内容だったことで米景気悪化への過度な不安が後退し、エネルギー株や金融株を中心に買いが入った。中国当局による景気刺激策への期待も続いており、本土相場の上昇が投資家心理を支えた。
【きょうの見通し】
9日の香港市場は上値の重い展開か。きょうは中国で貿易統計が発表されるほか、10-11日は米国と中国で物価統計が発表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードが強まる可能性がある。また、ハンセン指数は前日まで3営業日続伸し、終値で4月20日以来、約半月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなりそうだ。
一方、中国の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の官民発表値がいずれも節目の50を割ったことで、市場では中国政府による景気対策への期待が強まっており、引き続き一定の支えとなりそうだ。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は反発で約10カ月ぶり高値、景気対策期待などが支え
【前日の振り返り】
週明け8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比1.81%高の3395.00ポイントだった。深セン成分指数は0.40%高の11225.77ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1369億600万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移した。前週末の米株高が好感されたほか、中国の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の官民発表値がいずれも50を割ったことで、中国政府による景気対策への期待も高まり、買いを支えた。心理的節目の3400ポイント付近では上値の重さが目立ったが、一時、同節目にタッチする場面もあった。終値は4月18日に付けた直近高値を上抜き、昨年7月5日以来、約10カ月ぶり高値だった。
セクター別では、銀行や保険、教育が全面高となったほか、造船や風力発電設備、石炭なども買われた。半面、観光・ホテルや電子化学品、医療器械などが売られた。
A株市場では、中国銀行(601988)や中信銀行(601998)がストップ高を付けたほか、中国船舶重工(601989)やペトロチャイナ(601857)の上昇も目立った。半面、春秋航空(601021)や中国国際航空(601111)が売られたほか、北方華創科技集団(002371)や順豊控股(002352)も下げた。
上海B株指数は0.71%高の292.90ポイント、深センB株指数は0.98%高の1191.74ポイント。
【上海総合指数】
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