
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は反発/きょうの香港市場は上値重いか、米債務上限問題を巡る協議は合意至らず
【前日の振り返り】
週明け22日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前営業日比1.17%高の19678.17ポイントだった。中国企業指数は1.51%高の6693.64ポイント。メインボードの売買代金は概算で939億7000万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まった後、序盤に上げ幅を拡大。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が19日、「政策金利は想定されていたほど上昇する必要がないかもしれない」と述べたことで、米国の利上げ打ち止めに期待する買いが相場を押し上げた。もっとも、相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(大引け時点で19695.71ポイント)を超える水準では上値が重かった。米債務上限問題を巡る米国政府と野党・共和党の協議の進展を見極めたいとの気分も漂った。
【きょうの見通し】
23日の香港市場は上値の重い展開か。注目されたバイデン米大統領とマッカーシー米下院議長との債務上限問題を巡る協議は合意に至ることができなかった。イエレン米財務長官は6月1日にも政府の支払いが滞る可能性が極めて高いとの認識を示しており、債務上限問題を巡る警戒感が引き続き相場の重しとなりそうだ。
また、香港市場は26日が仏誕節で休場となるため、連休を前に積極的な買いが手控えられる可能性がある。ただ、中国の主要経済指標の予想下振れが続いたことで、中国政府による景気対策への期待が高まっており、一定の支えとなりそうだ。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は反発、一時3300ポイント回復 観光・ホテル株が全面高
【前日の振り返り】
週明け22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比0.39%高の3296.47ポイントだった。深セン成分指数は0.32%高の11127.04ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7954億4100万元だった。
上海総合指数は終日ほぼプラス圏で推移した。前週末の米株安が嫌気されたほか、中国の景気減速に対する警戒感が相場の重しとなったが、中国政府による追加の景気対策などを期待する買いが相場を支えた。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が19日、「政策金利は想定されていたほど上昇する必要がないかもしれない」と述べたことで米利上げ打ち止め期待も高まり、指数は一時、心理的節目の3300ポイントを回復する場面もあった。セクター別では、観光・ホテルが全面高となったほか、電力、物流、酒造なども買われた。半面、ゲーム、教育、不動産サービス・開発などが売られた。
A株市場では、瀘州老窖(000568)や宜賓五糧液(000858)、貴州茅台酒(600519)などが買われたほか、海爾智家(600690)や中国旅遊集団中免(601888)も高かった。半面、巨人網絡集団(002558)や中公教育科技(002607)、富士康工業互聯網(601138)、曙光信息産業(603019)などが下げた。
上海B株指数は0.01%高の289.11ポイント、深センB株指数は0.03%安の1172.03ポイント。
【上海総合指数】
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