
【香港】
【前日の振り返り】
ハンセン指数は5日ぶり反発/きょうの香港市場は反落か、米FRBの利上げ継続を懸念
【前日の振り返り】
30日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反発。終値は前日比0.24%高の18595.78ポイントだった。中国企業指数は0.52%高の6283.71ポイント。メインボードの売買代金は概算で945億4000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まった後、中盤はマイナス圏で軟調に推移したが、後場に下げ幅を縮小し、小幅高でこの日の取引を終えた。指数は前日まで4日続落し、約6カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がったほか、中国政府による景気対策への期待も買いを支えた。ただ、31日に中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、6月2日に米雇用統計が発表される予定で、結果を見極めようと様子見ムードも強まり、上値は重かった。
【きょうの見通し】
31日の香港市場は反落か。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制を重視して利上げを続けるとの見方から、投資家がリスク回避姿勢を強めると予想する。中国景気の回復鈍化や人民元安の進行も地合いの悪化につながるだろう。
中国の国家統計局がきょう午前に5月の中国製造業PMIを発表する。また、米連邦政府の債務上限問題を巡るバイデン米大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長の合意案が、現地時間31日にも米下院で採決される見通し。結果を見極めたいとして積極的な売買を手控える気分が広がる展開がありそうだ。
【ハンセン指数】
【本土】
【前日の振り返り】
上海総合指数は小幅に3日続伸、方向感欠く 政策期待が支え
【前日の振り返り】
30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら3営業日続伸。終値は前日比0.09%高の3224.21ポイントだった。深セン成分指数は0.44%高の10869.55ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9332億1300万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退。特段の新たな材料に乏しく、相場の方向感を欠いた。中国景気の先行き不透明感や米国の利上げ継続が警戒され、中盤には指数が心理的節目の3200ポイントを割り込む場面があったが、中国政府による景気刺激策への根強い期待が相場を支えた。セクター別では、運輸機器やゲーム、文化・メディア、インターネットサービスが買われた半面、バイオ製品、化学製薬、酒造が売られた。
A株市場ではゲーム株の巨人網絡集団(002558)がストップ高を付け、同業の三七互娯網絡科技集団(002555) も買われた。高性能コンピューターの曙光信息産業(603019)、音声認識技術の科大訊飛(002230)が高い。交通インフラ建設大手の中国交通建設(601800)と中国鉄建(601186)、鉄道車両メーカーの中国中車(601766)の上昇も目立った。一方、漢方薬の華潤三九医薬(000999)、太陽電池の隆基緑能科技(601012)が大幅安。家電大手の美的集団(000333)と調味料大手の仏山市海天調味食品(603288)も売られた。
上海B株指数は0.60%安の279.82ポイント、深センB株指数は0.48%安の1125.95ポイントとともに続落した。
【上海総合指数】
フォレックス・ドットコムでは、ノックアウトオプション、FX、株価指数CFDを取引いただけます。
口座開設は以下のステップで行えます。
- 口座開設ページでご自身に最適なFOREX.com口座を選択
- 必要書類のアップロードとともに口座開設のお申込み
- 取引プラットフォームにログインしてお取引開始
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。