25日の日経平均は続伸、米国株は下落

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は続伸/東京市場は軟調か

前日の振り返り】

25日の日経平均は続伸。終値は26円高の28620円。米国株はまちまちとなったが、寄り付きは3桁の上昇。開始直後には上げ幅を200円超に広げて28800円台に乗せた。

しかし、すぐに上値が重くなり、以降は上げ幅を縮める流れとなった。前場では萎んでも3桁高をキープしようとする動きが見られ、28700円近辺でのもみ合いが長く続いた。一方、後場は早々に上げ幅を2桁に縮めてじわじわと値を消す展開。スタートが強かった分、終日プラス圏で推移はしたものの、安値圏で取引を終えた。

 

【きょうの見通し】

東京市場は軟調か。米国株は下落。ドル円は足元13370銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて250円安の28370円、ドル建てが220円安の28400円で取引を終えた。なお、引け後に決算を発表したマイクロソフトとアルファベットはともに時間外で大きく上昇している。

米国株が値幅を伴った下げとなり、CME225先物も大幅下振れスタートを示唆していることから、大きく水準を切り下げて始まることになるだろう。

日経平均は足元で高値もみ合いが続いており、下放れとなればその流れにベットする売りも出てきやすい。ただ、マイクロソフトとアルファベットが時間外で上昇していることを踏まえると、米国のリスクオフは一時的にとどまる可能性もある。米国の長期金利は大きく低下しており、これはグロース株には支援材料。日本は現時点で金融不安が顕在化しているわけではない。これらの点から米国株の大幅安の影響は幾分緩和され、売り一巡後は押し目買いが下値を支えると予想する。

日経平均の予想レンジは28300-28550

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ平均344ドル安 時間外ではマイクロソフトが大幅高

前日の振り返り】

25日の米国株は下落。ファースト・リパブリック・バンクの預金が40%減少したことで地銀株への警戒感が再燃したほか、貨物大手のユナイテッド・パーセル・サービスの決算が予想を下回ったことで景気減速懸念が強まった。引け後に決算発表を控えるアルファベットとマイクロソフトも2%超下落した。

ダウ平均はほぼ横ばいでスタートしたものの、344.57ドル安(-1.02%)とほぼ安値引けとなり、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.58%安、1.98%安で終了。ダウ平均とS&P5003日ぶりの反落となり、ナスダック総合は2日続落した。

業種別ではS&P500の全11セクターが下落。素材、ITなどが2%超下落し、資本財、エネルギー、金融は1%超下落した。

引け後に決算発表したマイクロソフトは売上高と利益が市場予想を上回り、株価は時間外で5%超上昇。アルファベットも売上高が市場予想を上回り、時間外で約4%高となっている。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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