9日の日経平均は大幅反発、5日の米国株は軟調

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅反発/東京市場はしっかりか

前日の振り返り】

9日の日経平均は大幅反発。終値は292円高の29242円。まちまちの米国株を受けても上昇して始まると、寄り付きを安値に上値を伸ばした。スタートから節目の29000円を上回ったことや、決算発表銘柄に強い動きが見られたことなどが、リスク選好ムードを高めた。

前場のうちに前日の下げ分(208円安)を埋めると、後場は一段高。300円超上昇する場面もあり、終値ベースで年初来高値を更新した。TOPIXは取引時間中と終値の両方で年初来高値を更新している。

 

【きょうの見通し】

東京市場はしっかりか。米国株は下落。ドル円は足元13510銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて15円安の29225円、ドル建てが5円高の29245円で取引を終えた。

 

日本株も米CPIの発表を前に様子見姿勢が強まると予想する。米国株は下げたとはいえ小動きで、予想できた反応。決算を材料とした個別物色は引き続き活況が見込まれる。きのうは日経平均とTOPIXが年初来高値を更新しており、どちらかというと売りの方が手控えられるだろう。

ただ、米国ではウィリアムズNY連銀総裁から利下げをけん制する発言が出てきており、CPIが強かった場合には今晩の米国株はネガティブな反応が大きくなる可能性がある。売り手が不在であっても指数はきのうのようにガンガン上がって行く展開は期待しづらく、場中は小高い水準でのもみ合いが続くと予想する。

日経平均の予想レンジは29150-29400

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ56ドル安と小幅続落 CPI発表を控え様子見継続

前日の振り返り】

9日の米国株は軟調。翌日に発表される4月消費者物価指数(CPI)や債務上限問題をにらんで様子見姿勢が続いた。

ダウ平均はおおむねマイナス圏で推移し、56.88ドル安(-0.17%)と小幅に2日続落して終了。S&P500とナスダック総合は終日マイナス圏で推移し、それぞれ0.46%安、0.63%安と、ともに3営業日ぶりに反落した。

ダウ平均採用銘柄は、ボーイング(+2.34%)、セールスフォース(+1.66%)などが上昇した一方、インテルが2.18%安となり、IBM3M、ナイキ、プロクター・アンド・ギャンブル、アップルも1%超下落した。

S&P50011セクターは資本財、エネルギー、一般消費財の3セクターが上昇し、素材、IT、ヘルスケア、コミュニケーション、不動産など8セクターが下落した。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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