
【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は反落/東京市場は軟調か
【前日の振り返り】
10日の日経平均は反落。終値は120円安の29122円。米国株安を受けて下げて始まり、開始早々に下げ幅を3桁に拡大。前場ではじり安基調が続いた。
後場に入るとトヨタが決算発表を前にプラス転換し、決算を確認しても買われたことから、指数もこれを横目で見ながら下げ幅を2桁に縮める場面があった。その後、トヨタが伸び悩んだことで戻りは一巡したが、改めての売り圧力は限定的。100円程度下げた29100円近辺で値動きが落ち着いた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株はまちまち。米金利低下でドル円はドル安・円高に振れており、足元では134円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円安の29055円、ドル建てが75円安の29065円で取引を終えた。
米株動向を受けて国内でもグロース株買い、バリュー株売りの流れになると予想する。直近では鉄鋼株や商社株などバリュー株がかなり強い動きを見せていた分、その反動が大きくなると見込まれること、自動車株など輸出関連も円高を嫌う動きとなりそうであることから、全体としては売りの方が優勢になるとみる。
ダウ平均がCPIを素直に好感できずに大きく下げる場面があったことから、この先は債務上限問題が市場のリスクとして強く意識されそうでもある。ハイテク株が見直されるであろうから大きく崩れる展開は想定しづらく、やや弱めで上値が重いといった地合いが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは28900円-29200円
【日経平均株価】
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ30ドル安 インフレ鈍化でナスダック総合は大幅高
【前日の振り返り】
10日の米国株はおおむね上昇。注目された米4月消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想を下回ったことで米国債利回りが低下し、ハイテク株を中心に上昇した。
ただ、景気減速懸念や債務上限問題などが意識され、エネルギー、金融、資本財などの景気敏感株の下落が上値を圧迫した。
ダウ平均は朝方に210ドル高まで上昇後、322ドル安まで反落し、30.48ドル安(-0.09%)と小幅に3日続落して終了。一方、S&P500は0.85%高まで上昇後、0.49%安まで下落したが、0.45%高で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は終日プラス圏で推移し、1.04%高で終了した。
ダウ平均採用銘柄は、セールスフォース、マイクロソフト、アップルが1%超上昇したものの、アメリカン・エキスプレスが3%超下落したほか、シェブロン、ナイキ、ウォルト・ディズニーも1%超下落しダウ平均を押し下げた。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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