
【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は5日ぶり大幅反落/東京市場は軟調か
【前日の振り返り】
31日の日経平均は5日ぶり大幅反落。終値は440円安の30887円。休場明けの米国株はまちまちとなったが、ダウ平均の下落が嫌気されて寄り付きから200円を超える下落。31000円を割り込んだところではいったん切り返したが、戻したところでは売り直された。
足元で強い動きを見せていた半導体株や商社株が売り込まれる中、後場に入ると一段安となり、下げ幅を500円超に広げる場面もあった。30800円を割り込んだところでようやく売りが一巡し、終盤にかけてはやや値を戻した。米長期金利の低下を手がかりに新興グロース株が相対的に強く、マザーズ指数はほぼ横ばいながらプラスで終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株は下落。米長期金利は低下しており、ドル円は足元139円20銭近辺とドル安・円高に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて70円安の30780円、ドル建てが60円安の30790円で取引を終えた。
米国株安を受けて、売りが先行することになるだろう。米下院での債務上限引き上げ法案の採決の結果が東京時間に判明するとみられており、場中の動きは荒くなる可能性がある。可決されれば買い材料になるとみるが、まだ上院での採決もあり、今晩の米国株の反応を見極めたいところでもある。否決された場合には、ネガティブな反応が大きくなると想定される。
米国ではエヌビディアが5%を超える下落となっており、この点も警戒材料。米法案の採決結果次第ではあるが、ややリスク回避ムードが高まりそうで、下押し圧力の強い地合いを予想する。
日経平均の予想レンジは30500円-31100円
【日経平均株価】
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ134ドル安と続落 利上げ長期化見通し強まる
【前日の振り返り】
31日の米国株は下落。引け後に米下院で予定される米債務上限引き上げ法案の採決を控えた様子見姿勢が強まる中、月末の取引で、月初から大きく上昇したエヌビディアなどのハイテク株を中心に利益確定売りが強まったことも重しとなった。
ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、134.51ドル安(-0.41%)と2日続落して終了。中国の経済指標が悪化したことや、4月JOLTS求人件数が予想を上回る強い結果となり利上げの長期化見通しが強まったことで一時、303ドル安まで下落したが、ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)理事などが6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りを指示すると発言したことで下落幅を縮小した。
前日にほぼ横ばいとなったS&P500も0.61%安で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.63%安と4営業日ぶりに反落した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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