6月に入り1日の日経平均は大幅反発、米国株は反発

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅反発/東京市場は堅調か

前日の振り返り】

6月に入り1日の日経平均は大幅反発。終値は260円高の31148円。米国株は下落したが、寄り付きは1桁の下落。前日急落した商社株に強い買いが入ったことで、前日の大幅安に対する押し目を拾う動きが活発となった。

早い時間に31000円を上回り、上げ幅を300円近くに拡大。10時台半ばに米国で債務上限停止法案が下院で可決されたことが伝わった際には、利益確定目的なのか売りが強めに出てきて、一気に下げにまで転じた。

しかし、すぐに切り返すと、後場は改めて騰勢を強める展開。売買代金上位銘柄の大半が上昇する中、前場の高値に接近する場面もあり、200円を超える上昇で取引を終えた。

 

【きょうの見通し】

東京市場は堅調か。米国株は上昇。ドル円は足元13870銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて250円高の31400円、ドル建てが260円高の31410円で取引を終えた。

米国株は3指数がそろって上昇し、引け味も良かった。ナスダックが1.3%高と3指数の中で最も強く、エヌビディアが5%超上昇している。CME225先物も高寄りを示唆しており、日本株は米国株の上昇を素直に好感する流れになると予想する。

本日、米国では5月雇用統計が発表されるが、米国株にこれを警戒する動きが見られなかったことから、売りは仕掛けづらい。上院での債務上限停止法案の採決は早ければ本日2日になる見通しで、こちらは期待材料となる。米雇用統計待ちで場中の動意は限られそうだが、下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。

日経平均の予想レンジは31300-31600

 

【日経平均株価】
Nikkei 225 chart

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ153ドル高 ナスダック総合は8月以来の戻り高値

前日の振り返り】

1日の米国株は反発。前日に債務上限引き上げ法案が下院で可決し、上院でも可決される見通しとなったことで、米国のデフォルト懸念が後退した。寄り前に発表された5ADP民間部門雇用者数や週間新規失業保険申請件数が強い結果となったことで利上げ長期化懸念が強まったものの、寄り後に発表された5ISM製造業PMIが予想を下回ったことで6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ休止見通しが続いたことも支援となった。

ダウ平均は朝方に203ドル安まで下落したものの、259ドル高まで上昇し、153.3ドル高(+0.47%)の33061.57ドルで終了。S&P500とナスダック総合も小幅に下落後、それぞれ0.99%高、1.28%高で終了した。ダウ平均は3日ぶりの反発となり、S&P500とナスダック総合は昨年8月以来の戻り高値を更新して終了した。

 

NYダウ】
NY Dow chart

【ナスダック総合】
NASDAQ chart

 

 

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