
【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は5日ぶり大幅反落/東京市場は軟調か
【前日の振り返り】
7日の日経平均は5日ぶり大幅反落。終値は593円安の31913円。米国株の小幅高に対して3桁上昇スタートと強めに始まり、開始直後には上げ幅を200円超に広げた。しかし、32700円台に乗せたところで頭打ちとなって失速。半導体関連を中心にここまで強い動きを見せていた銘柄群が値を崩すと、指数もマイナス転換から下げ幅を広げた。
しかし衆院財務金融委員会での植田日銀総裁の発言がニュースで伝わる中で値動きが不安定となり、再び32000円を割り込んだ。終盤にかけては売り圧力が強まり、安値引けとなった。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。米国の金融引き締めが長期化するとの見方が強まり、米長期金利が急上昇。グロース株が売られた一方、エネルギー株を中心に景気敏感株には買いが入った。ドル円は足元140円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて15円高の31885円、ドル建てが20円高の31890円で取引を終えた。
米国の長期金利が大きく動いて物色にも濃淡が出ていることから、日本株もバリュー優位、グロース劣位の展開が想定される。ただ、その場合、きのうの下げが目立った半導体株が嫌われるであろうから、指数に関しては下押し圧力が強まると予想する。日経平均のきのうの急変を受けて、高値圏で推移している銘柄には利益確定売りも出てきやすい。あすのSQや来週のFOMCを前に、リスク回避ムードが強まるだろう。
日経平均の予想レンジは31550円-32150円
【日経平均株価】
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ91ドル高 ナスダック総合は大幅反落
【前日の振り返り】
7日の米国株は高安まちまち。エネルギーや資本財などの景気敏感株が上昇した一方、年初から大きく上昇したハイテク株が利益確定売りに押された。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる中、前日の豪準備銀行(RBA)に続き、カナダ銀行(BOC)も予想に反して政策金利を引き上げたことで、米国でも金融引き締め長期化の可能性が意識された。
ダウ平均は135ドル高まで上昇し、91.74ドル高(+0.27%)の 33665.02ドルで終了した一方、S&P500は0.36%高の4299.19ポイントまで上昇後、0.38%安の4267.52ポイントと反落して終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.64%高まで上昇後、1.29%安と大幅に反落して終了した。
S&P500の11セクターは、エネルギーが2.65%高、不動産、公益などが上昇した一方、コミュニケーション、IT、一般消費財などが下落した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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