
【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は3日ぶり大幅反落/東京市場はしっかりか
【前日の振り返り】
19日の日経平均は3日ぶり大幅反落。終値は290円安の33242円。東京市場が休場の間に米国で半導体株が大きく売られる場面があったことから下落スタート。半導体株を中心に主力グロース株が強く売り込まれた一方、バリュー株には買いが入ったことから、300円超下げたところではいったん下げ渋った。しかし、10時辺りからは改めて売りの勢いが強まり、前引けにかけては下げ幅を400円超に拡大。33100円台に突入した。後場は下値は堅くなった一方で戻りは緩慢となり、33200円近辺で動意が乏しくなった。下げ止まり感が出てきた分、後場の高値圏で取引を終了。TOPIXは序盤や終盤の動きが良く、小幅なプラスで終えた。
【きょうの見通し】
東京市場はしっかりか。米国株は下落。ドル円は足元147円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて15円高の33055円、ドル建てが60円高の33100円で取引を終えた。
今晩のFOMC結果公表を控え、様子見ムードの強い1日になると予想する。昨日は日経平均が300円近く下落する中で値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った。半導体絡みの銘柄が売られたものの、全体に広く買いが入っており日本株物色の意欲は衰えていないといった印象だ。きょうもその流れを引き継ぎ、バリュー株を中心にしっかりとした展開となるだろう。
今回のFOMCでは利上げが見送られる見通しだが、足元の原油高などもあり今晩のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が注目される。終日しっかりの展開となるものの様子見ムードが続くだろう。
日経平均の予想レンジは33150円-33450円
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ106ドル安 FOMC結果公表を控え警戒感強まる
【前日の振り返り】
19日の米国株は反落。翌日に米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控える中、NY原油相場が一時、昨年11月以来の水準まで上昇したことや、米10年債利回りが前日の4.319%から一時、4.37%台に上昇したことが重しとなった。ただ、原油の上昇が一服し、4日ぶりに反落して終了したことで米国株は下落幅を縮小した。
ダウ平均は軟調にスタートすると、一時312ドル安まで下落したが、106.57ドル安(-0.31%)で終了。S&P500とナスダック総合も0.8%-0.9%安まで下落したが、それぞれ0.22%安、0.23%安と下落幅を縮小して終了した。
翌日に結果が公表されるFOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているものの、11月FOMCなどでの追加利上げ観測も根強く、タカ派的な内容となることへの警戒感も意識された。
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