
【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は続落/東京市場は軟調か
【前日の振り返り】
20日の日経平均は続落。終値は218円安の33023円。上昇して取引を開始したものの、米国株安が重荷となり、その後33140円処まで下落した。しばらく小幅安で推移し、一時プラス圏に浮上する場面があったが買いは続かず。再び下げに転じると前場終盤にかけて売りの勢いが強まった。
後場に入ると33100円を下回り、下げ幅を広げる展開。FOMCの結果公表を控え、FRBによる金融引き締め長期化を警戒した売りなどに押された。終盤には心理的節目の33000円を一時下回り、安値圏で取引を終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株は下落。ドル円は足元148円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて95円安の32795円、ドル建てが55円安の32835円で取引を終えた。
米国株の下落を受け、日本株は売り先行となり、その後もマイナス圏での動きが続くと予想する。
米国株は買い先行もFOMCの結果を受けて下げに転じており、引け味は悪かった。ナスダック総合が1.5%安とやや大きめの下げとなり、SOX指数も1.7%下落となった。きょうも半導体株を中心にグロース株が嫌われることになりそうだ。
きのうは日本株下落のなかでも物色面でバリュー株からグロース株優位に変化する兆しがみられたが、その流れは続かないだろう。逆にバリュー株に資金が向かうかに注目したい。
日経平均の予想レンジは32600円-32950円
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ76ドル安 タカ派的なFOMC受けナスダック1.5%安
【前日の振り返り】
20日の米国株は続落。注目されたFOMCで政策金利が市場予想通りに据え置かれたものの、年内の追加利上げの可能性が示されたことでハイテク株を中心に売りが強まった。
ダウ平均は258ドル高まで上昇する場面もあったが、76.85ドル安(-0.22%)で終了。朝方に0.3%超上昇したS&P500とナスダック総合もそれぞれ0.94%安、1.53%安で終了。主要3指数はそろってほぼ安値引けとなり、ともに2日続落した。
ハイテク株はアルファベットが3.12%安となったほか、エヌビディア、マイクロソフト、ネットフリックス、アップルが2%超下落し、メタ、アマゾン、テスラも1%超下落した。
S&P500の11セクターは生活必需品、不動産など4セクターが小幅に上昇した一方、コミュニケーション、IT、一般消費財、素材が1%超下落し、エネルギー、金融も0.6-0.9%下落した。
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