26日の日経平均は大幅反落、米国株は大幅反落

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅反落/東京市場は軟調か

前日の振り返り】

26日の日経平均は大幅反落。終値は363円安の32315円。米国株の上昇を好感できず、寄り付きは小幅な下落。米10年債利回りが4.5%台に乗せたことで半導体株を中心にグロース株が弱く、その一方で金融株など金利上昇を追い風にできる銘柄への買いは限られたことから、場中はリスクオフムードの強い地合いとなった。開始直後に一気に下げ幅を300円超に拡大。いったんは切り返したものの、10時台半ば辺りからはじり安基調が続いた。後場は戻りが緩慢な中で売りが継続的に出てきて、終盤にかけては一段安。300円を超える下落で安値引けとなった。

 

【きょうの見通し】

東京市場は軟調か。米国株は下落。ドル円は足元14900銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて210円安の31870円、ドル建てが175円安の31905円で取引を終えた。

 

米国株の大幅安を嫌気した売りに押されると予想する。ドル円は149円台に乗せてきたが、150円が近づいてきたことで介入への警戒がくすぶる。弱めの経済指標を受けても米10年債利回りは高止まりしており、リスク回避の動きが強まるだろう。

国内は9月の権利取り最終日で、大きく下げれば下値は拾われるとみる。ただ、米長期金利の絶対水準が上がってきていることで、グロース株はもちろんのことバリュー株も手がけづらく、場中は上げづらく下げやすい地合いが続くと予想する。

日経平均の予想レンジは31900-32200

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ388ドル安 アマゾンが売られナスダックが1.57%安

前日の振り返り】

26日の米国株は大幅反落。米国の債務上限問題が意識される中、8月新築住宅販売や9月消費者信頼感指数などの経済指標が市場予想を下回る弱い結果となり景気悪化懸念が強まったほか、JPモルガン・チェースのダイモンCEOが、インフレ抑制のために更なる利上げが必要になるだろうと発言したこともセンチメントを悪化させた。

ダウ平均は下落してスタートすると、終盤に437ドル安まで下落幅を拡大し、388ドル安(-1.14%)の 33618.88ドルで終了。S&P500とナスダック総合も終日マイナス圏で推移し、それぞれ1.47%安、1.57%安で終了した。

業種別ではS&P500の全11セクターが下落。公益が3.05%安、一般消費財が2.03%安となったほか、不動産、IT、資本財、素材なども1%超下落した。一般消費財では独占禁止法違反で提訴されたアマゾンが4%超下落し、業種指数を押し下げた。

 

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