27日の日経平均は反発、米国株は高安まちまち

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【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は反発/東京市場は軟調か

前日の振り返り】

27日の日経平均は反発。終値は56円高の32371円。米国株の大幅安を受けて開始直後には300円を超える下落となり、節目の32000円を割り込んだ。しかし、32000円より下では押し目買いが入って下げ渋った。マザーズ指数が早々にプラス転換し、大型半導体株にも買われるものが散見されたことから、前場中ごろからは戻りを強める展開。後場に入って13時台には下げ幅を2桁に縮め、TOPIX14時近辺でプラス転換した。値上がりに転じる銘柄も増加する中、終盤にはプラス圏に浮上。引けにかけてはもう一伸びがあり、高値引けとなった。

 

【きょうの見通し】

東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ドル円は足元14950銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて50円安の32100円、ドル建てが10円安の32140円で取引を終えた。なお、権利落ちに伴い、9SQ以降、現物との間で発生していた価格のかい離は解消される。

 

配当落ちの影響が225円程度あり、これを踏まえるとCME225先物はほぼフラット程度のスタートを示唆している。序盤では配当落ちで水準が切り下がった銘柄を買う動きも出てくると思われる。

ただ、米国の長期金利上昇に歯止めがかかっていない点は警戒材料。これに伴い為替もドル高・円安に振れているが、いよいよ介入が警戒される150円に接近してきた。徐々に手がけづらさが意識され、場中は値動きが不安定となって中盤以降は下押し圧力が強まると予想する。

日経平均の予想レンジは31900-32300

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ68ドル安と2日続落 ナスダック総合は反発

前日の振り返り】

27日の米国株は高安まちまち。米国債利回りの上昇や原油価格の上昇が引き続き株式相場の重しとなった。

前日に388ドル安となり月初から1100ドル以上下落したダウ平均は112ドル高まで上昇する場面もあったが、68.61ドル安(-0.20%)と小幅に2日続落して終了。一方、S&P500は前日終値を挟んでもみ合ったが0.02%高とわずかながら上昇して終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.77%安まで下落後、0.22%高と小幅に反発して終了した。

米国債利回りは前日の4.558%から一時4.642%まで上昇し、2007年以来の高水準が続いた。NY原油先物は前日比3.64%上昇し、93.68ドルで終了した。S&P50011セクターはエネルギーが2.51%高となったほか、資本財、コミュニケーション、ITなど5セクターが上昇した一方、公益を筆頭に、不動産、生活必需品、ヘルスケアなど6セクターが下落した。

 

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