特別レポート

【2018米国中間選挙】結果速報に伴いドルは下落傾向も

今月に入りマーケットを突如襲ったボラティリティの急激な高まりについて、原因や今後の展開についての解説です。

今月に入りマーケットを突如襲ったボラティリティの急激な高まりについて、原因や今後の展開についての解説です。

FOMC発表でいよいよFRBの金融政策が鮮明に！米ドルが離陸、その背景と今後の米国金融政策の解説です。

今回のFOMC発表では予想通り政策金利の引き上げがありましたが、それに加えて巨大化したバランスシートの縮小プランについてもかなり踏み込んだ内容がありました。ドルと米国経済の「いま」と「今後」についての分析です。

フランス大統領選はマクロン氏が大差で勝利。しかし国民戦線のル・ペン党首も新たな動きを見せ、ユーロの今後も目が離せません。

2017年第2四半期からのマーケットを揺るがしそうな注目要素を分析する特別レポート！

安倍晋三首相率いる自由民主党の地滑り的大勝という参院選での結果を受け、月曜に円は主要通貨に対し急落 しました。

9/29の木曜日、ドル円が上昇を見せました。これはグローバルの株式市場が堅調だったことと、長く待ち望 まれていた産油制限と原油価格の安定化の兆しがOPECによってもたらされたことにより、資金退避先として の安全通貨、円から、資金を引き戻す動きが活発になったためです。

ドル円は8/2(火)も下げを継続、円高基調が続きました。FRBによる利上げの観測が後退したことによりドル が下落し、また円は日本政府が13.5兆円におよぶ大規模な財政出動を承認したにもかかわらず上昇したこと によるものです。

今週英ポンド円は、2013年8月以来の150.00ラインまで下落しました。英国の脱EUを問う国民投票が 近づく中、この急速な下落は脱EU「Brexit」という結果からの英ポンドへの不安に押されたものといえる でしょう。

6月の米国FOMC（連邦公開市場委員会）での金融政策決定の結果が待たれる中、米ドルは円に対し相当弱 い状態を続けており、円高基調となっています。

いよいよドル円が心理的に大きなサポートラインであった 110.00 を割りこみました。

先週、FRB のイエレン議長が意外にもハト派的で慎重なコメントを出したことでマーケットが動きまし たが、その余韻からドル円は下降トレンドに戻り、111.00 のメジャーサポートラインを割っています。

2016 年 2 月は日銀にとって厳しい月になっています。世界第三位の座にある日本経済にインフレ圧力 の必要性が非常に高まっている中、日銀は 1 月下旬にいよいよマイナス金利の導入を決めました。この 判断には、副次的な効果として円の下落を招き、円安に誘導できるとの見込みもあったかもしれません。 しかし、マーケットの反応はその希望には沿っていないといえるでしょう。

2016 年 2 月 22 日月曜日に英国が EU から離脱する「Brexit(ブレグジット)」の可能性についての 観測が出たことから、英ポンドは他のメジャー通貨に対し急落しています。E

ウィキペディアによると、水素 7 という放射性同位元素は最も短い半減期、10 のマイナス 24 乗 （1 兆分の 1 をさらに 1 兆分の 1 にした数）秒だそうです。もちろん金融マーケットでそれほどの 速さで動くものは、たとえ最先端のアルゴリズムをもってしてもありえないわけですが、1 月の終 わりに日銀が発表したマイナス金利導入というサプライズの半減期はショックなほど短く、相当速 い 2016 年のマーケットのスピードからしてもより速い展開でした。

突然ですが問題です。2007 年からの毎年と、2016 年。何か違いはあるでしょうか？

「株の上りはエスカレーター、株の下りはエレベーター」 このトレーディングの格言は、市場のボラティリティが高い時に必ず口にされます。