火曜日は、マクロ経済的な指標の観点からは静かな一日でしたが、にもかかわらずマーケットは様々な動きの大きい日だったといえるかもしれません。
ロンドン市場ではオープンから株式が急落、その後の戻しも急激でした。金価格は月曜に見せた下落で不安をかきたてましたが火曜日で何とか値を保ったようです。FXマーケットでは、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁のコメントに反応してユーロが急騰。ドラギ総裁の「デフレの脅威は去り、すでにリフレの圧力がかかっている」との宣言が効果を生んでいますが、これはECBが財政健全化のための金融緩和・刺激プログラムの縮小を、予想よりも早く開始する可能性があるということを明確に示唆したものです。
ユーロがここから更に上昇する場合、タカ派姿勢にあるかその兆候を見せている主要国は別として、よりハト派的な国の通貨に対して大きく値を上げることになりそうです。特に現在日本円は、株式市場が伸び悩み、安全資産の金に資金が戻るなど、リスクオフの傾向もやや見られる中にありながら、強さを見せる要素に乏しいといえるかもしれません。日銀が2週間ほど前の会合において発表したトーンが、予想よりもよりハト派的に受け止められた可能性があります。EUと日本の金融政策の違いがはっきりとしていくにつれ、ユーロ円は長期的に上昇傾向となりそうです。
この流れで、ユーロ円は5月にすでに2度試していた125.80のレジスタンスラインをとうとう突破しました。この突破がダマシでなく、更なる価格の上昇で確定的になると、下げ戻してもこの125.80ラインがサポートラインとなって試す展開となり、さらに上がるのであれば以下のターゲットがキーになっていくでしょう。
■ 126.45-126.60: 昨年4月ごろのレジスタンスライン、また以前の昨年12月高値の124.10付近(チャート内のB)から本年5月の安値114.85付近(チャート内のC)への動きをもとにしたフィボナッチ・エクステンションの127.2%レベル。
■ 128.15: 昨年3月の高値およびレジスタンスライン。
■ 129.65-130.00: チャート内のA、B、Cの値から導き出される、AB=CDパターンのDエリア、およびフィボナッチ・コンフラックスエリア(ABスウィングの161.8%エクステンションと、ポイントXからAへの長期下落線の50%リトレースメント)。
さて逆に、もし125.80のレベルを決定的に突破するほどの勢いがなく、突破がダマシで、値動きが元のレンジに戻るとすると、それは短期的な下落トレンドの形成となる可能性があり、その場合はまず124.10のサポートレベルを試すことになるでしょう。
ロンドン市場ではオープンから株式が急落、その後の戻しも急激でした。金価格は月曜に見せた下落で不安をかきたてましたが火曜日で何とか値を保ったようです。FXマーケットでは、ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁のコメントに反応してユーロが急騰。ドラギ総裁の「デフレの脅威は去り、すでにリフレの圧力がかかっている」との宣言が効果を生んでいますが、これはECBが財政健全化のための金融緩和・刺激プログラムの縮小を、予想よりも早く開始する可能性があるということを明確に示唆したものです。
ユーロがここから更に上昇する場合、タカ派姿勢にあるかその兆候を見せている主要国は別として、よりハト派的な国の通貨に対して大きく値を上げることになりそうです。特に現在日本円は、株式市場が伸び悩み、安全資産の金に資金が戻るなど、リスクオフの傾向もやや見られる中にありながら、強さを見せる要素に乏しいといえるかもしれません。日銀が2週間ほど前の会合において発表したトーンが、予想よりもよりハト派的に受け止められた可能性があります。EUと日本の金融政策の違いがはっきりとしていくにつれ、ユーロ円は長期的に上昇傾向となりそうです。
この流れで、ユーロ円は5月にすでに2度試していた125.80のレジスタンスラインをとうとう突破しました。この突破がダマシでなく、更なる価格の上昇で確定的になると、下げ戻してもこの125.80ラインがサポートラインとなって試す展開となり、さらに上がるのであれば以下のターゲットがキーになっていくでしょう。
■ 126.45-126.60: 昨年4月ごろのレジスタンスライン、また以前の昨年12月高値の124.10付近(チャート内のB)から本年5月の安値114.85付近(チャート内のC)への動きをもとにしたフィボナッチ・エクステンションの127.2%レベル。
■ 128.15: 昨年3月の高値およびレジスタンスライン。
■ 129.65-130.00: チャート内のA、B、Cの値から導き出される、AB=CDパターンのDエリア、およびフィボナッチ・コンフラックスエリア(ABスウィングの161.8%エクステンションと、ポイントXからAへの長期下落線の50%リトレースメント)。
さて逆に、もし125.80のレベルを決定的に突破するほどの勢いがなく、突破がダマシで、値動きが元のレンジに戻るとすると、それは短期的な下落トレンドの形成となる可能性があり、その場合はまず124.10のサポートレベルを試すことになるでしょう。
出典: eSignal and FOREX.com
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