広く予想されていた通り、今回のFOMCで米国の0.25%の利上げが発表されましたが、合わせて金融政策のコメントからこれまでの「緩和的」という表現が削除されました。これは、インフレ傾向が目標近辺に近づいていること、また失業率が長期的に見ても低い傾向にあり、また言うまでもなくこれまでの刺激策の影響が経済全体でだぶついていることなどを背景としたものです。FOMCのドット・プロット予想では、既報の通り今後本年12月、2019年に3回、2020年に1回という更なる利上げを示唆しています。
12月の利上げがより現実的になってきたことを受け、ドルインデックスは上昇。しかし、ドル円はFOMC発表直後では113.00のレジスタンス・レベルを突破できずにいました。これを一部ではダブルトップと見て反落のサインと分析されましたが、売り圧力はそれほど強くなく、上方突破の可能性はまだあるといえるでしょう。月足などの長時間軸チャートでは、長期の下落トレンドを上方突破しつつある様子がより鮮明になっており、より高い価格を視野に入れているといえるでしょう。
日足チャートでは、113.00のレベルでもみ合っている状況が見られましたが、すでに底流のトレンドが上昇基調になってきたことからすると、下落とは判断しにくくなり、結局その後上方突破に成功したようです。こうなると、ここ最近の上昇以前の安値、110.40付近を割ることがない限り、下落トレンドと判断する可能性は低いとみえます。その前に高値圏内で何か大きな下落材料が発生しない限りはすぐには起こりそうにもないでしょう。
いずれにしても、ドル円は上方突破に成功したとみてよさそうです。これはテクニカル面からの話だけではなく、ファンダメンタル面の要素にも支えられています。
FRBと日銀の金融政策や金利の差が大きくなり、米国の金利の有利性がより鮮明になるにつれ、長期的な観点でドル高の基盤ができつつあるといえるでしょう。
12月の利上げがより現実的になってきたことを受け、ドルインデックスは上昇。しかし、ドル円はFOMC発表直後では113.00のレジスタンス・レベルを突破できずにいました。これを一部ではダブルトップと見て反落のサインと分析されましたが、売り圧力はそれほど強くなく、上方突破の可能性はまだあるといえるでしょう。月足などの長時間軸チャートでは、長期の下落トレンドを上方突破しつつある様子がより鮮明になっており、より高い価格を視野に入れているといえるでしょう。
日足チャートでは、113.00のレベルでもみ合っている状況が見られましたが、すでに底流のトレンドが上昇基調になってきたことからすると、下落とは判断しにくくなり、結局その後上方突破に成功したようです。こうなると、ここ最近の上昇以前の安値、110.40付近を割ることがない限り、下落トレンドと判断する可能性は低いとみえます。その前に高値圏内で何か大きな下落材料が発生しない限りはすぐには起こりそうにもないでしょう。
いずれにしても、ドル円は上方突破に成功したとみてよさそうです。これはテクニカル面からの話だけではなく、ファンダメンタル面の要素にも支えられています。
FRBと日銀の金融政策や金利の差が大きくなり、米国の金利の有利性がより鮮明になるにつれ、長期的な観点でドル高の基盤ができつつあるといえるでしょう。
出典: eSignal および FOREX.com.
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