CFDで利益がでたら確定申告は必要?CFDの確定申告の税金事情
CFDの利益にかかる税金について、CFDで確定申告をする必要がある条件、CFDの確定申告での注意点などを解説します
CFD取引はレバレッジが効く反面、リスクも大きい投資です。 しかしながら、適切な知識をもってトレードすることでリスクを低減できます。 本記事では、CFD取引が「勝てない」と言われている理由を紐解き、勝率を上げるための正しい投資戦略を解説します。
2025年6月3日 午前11:10
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CFD取引は差金決済取引のことを意味しており、Contract for Differenceの略称です。
差金決済取引とは、現物の受け渡しを行わずに、反対売買によって発生した差損益のみで決済する取引を指します。
CFD取引では、世界中の株価指数にレバレッジをかけて取引できます。
投資家に人気の為替を取引するFXも、CFDの一種となります。
近年では世界的な政治や経済の不安定さが増しており、市場の変動が激しくなりつつあるので、価格の上昇局面でも下落局面でも利益を狙えるCFDが注目を集めています。
しかし、SNSやインターネットを調査してみると、
「CFDは勝てないから危ない」
「CFDはリスクが大きすぎる」
このような意見が散見されます。
ではなぜ、CFDは「勝てない」と言われているのでしょうか?
結論からいうと、以下の6点が「CFDが勝てない」と言われている原因のようです…
それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。
CFD取引における最大の課題の一つは、相場予想の手法、値動きの仕組みなどの知識経験が浅いうちは価格変動の予測が非常に難しいことです。
株価指数一つとっても価格は株式市場、債券・金利市場、為替市場、商品市場など主要な金融市場に連動しており、価格予測をするにはある程度、各市場を横断的にウォッチしておく必要があります。
しかし、これらの価格は多くの要因に影響を受けるため、短期的な動きを見通すのは極めて困難です。例えば、政治的な出来事や経済指標、自然災害など、予測が難しい外部要因が市場に影響を与えることがあります。
さらに、技術的な分析や経済指標の理解が深くても、突発的なニュースや投機的な動きによって相場が大きく変動することがあります。
このようにファンダメンタルズ、マーケットイベントをもとに価格予想をすることは難しいため、分析のアイデアとして中長期の予想はファンダメンタルズ分析を、短期的な予想はチャート・テクニカル分析で行うことがある程度有効であるといわれています。
CFD取引では、レバレッジを利用できる点が大きな魅力の一つです。
レバレッジとは、証拠金の何倍もの取引ができる仕組みで、少ない資金で大きな利益を狙うことが可能になります。
※しかし、これは逆に証拠金に対する欠損率が高くなる、損失額が大きくなりやすいというリスクも伴います。※
例えば、10倍のレバレッジをかけた場合、相場が1%動くだけで、実際の資金に対して10%の利益や損失が発生します。
このため、相場が予想外に動いた場合には大きな損失を一気に抱える可能性が高まります。
特に初心者はレバレッジの力を過信してリスク管理を怠りがちです。
結果として、思ったよりも早く資金を失ってしまうことが多く、CFDが「勝てない」と言われる要因の一つとなっています。
レバレッジをうまく活用するためには、相場の動きを慎重に見極め、適切なリスク管理を行いましょう。また価格変動が大きい局面、小さい局面で資金とポジションのコントロールをすることも重要になります。
CFD取引では証拠金を使って取引を行いますが、相場が大きく変動した際に証拠金が不足すると「追証(おいしょう)」が発生するリスクがあります。
追証とは、取引の損失が証拠金を超えた場合に、追加で資金を入金する必要がある状況のことです。これは、投資家にとって非常に大きな負担となり得ます。
特にレバレッジを使った取引では、少しの相場変動でも大きな損失を被る可能性が高まり、予期せぬタイミングで証拠金が不足することがあります。
追証が発生すると追加で資金を準備しなければならないため、余裕のある資金管理ができていないとさらに深刻な損失を招きかねません。追証が発生するということは、そもそも相場予想に失敗している、また資金管理、ポジション管理に失敗している状態です。
追証が発生する前に、早めに損失を確定し、もう一度冷静に分析のうえエントリーしたほうがいいと思われます。
CFD取引では、金利差調整額や価格調整額、権利調整額などの3種類の追加のコストが発生することがあります。
株価指数CFDでの取引では、ポジションの中長期保有を検討している投資家の方も多いと思います。ポジションを中長期保有する場合は、金利調整額(オーバーナイト金利)があり、取引コストとなる可能性があるので覚えておきましょう。
金利調整額は、ポジションを翌営業日に持ち越した場合に生じる金利のことで、CFDのポジションを作る際の対価として発生します。
買いポジションを持ち越すと金利の支払いが発生するのが一般的ですが、売りポジションでは金利を受け取れる場合もあります。
ただし、金利調整額は関連する国の政策金利やCFDを提供する各社が定める金利によって決まるため、売りポジションでも金利は支払いになる可能性があります。
なお、ポジションを翌営業日に持ち越さなければ金利調整額は発生しません。
CFD取引では、ロスカット(強制決済)が発生すると想定以上の損失が確定することがあります。ロスカットとは、取引が大きな損失を抱えて証拠金が一定の水準を下回った場合、保有ポジションが強制的に決済が執行される仕組みです。
ロスカットは投資家の資産保護を目的に法令で定められており、預け入れた証拠金以上の損失を防ぐためのルールです。
しかしロスカットが執行された際、相場が急変動していてスプレッドが大きい場合、また価格提示が不安定なときは相場状況に沿いながらも想定していない価格で強制決済が執行される可能性があります。
さらに、ロスカットが一度発生すると再び資金を投入して取引を再開する必要があるため、資金的な余裕もなくなり、心理的なプレッシャーも大きくなります。
したがって、ロスカットによる予期せぬ損失は、CFD取引で「勝てない」と感じる大きな要因の一つになっているようです。
追証が発生する状況と同じようにロスカットも、そもそも相場予想に失敗している、また資金管理、ポジション管理に失敗している状態です。早めに損失を確定し、もう一度冷静に分析のうえエントリーするようにしましょう。
CFD取引では、スリッページによって思うような価格で取引できないことがあり、これが「勝てない」と感じる理由の一つになっているようです。
スリッページとは、発注した際に提示価格と実際に取引が成立した約定価格にズレが生じる現象です。
特に、相場が急激に変動しているときや市場の流動性が低い場合では、スリッページが発生しやすくなります。
例えば、利益を狙って特定の価格で売買しようとしても、注文が成立するまでの間に価格が変動し、結果的に不利な価格で取引が成立することも少なくありません。
これにより、計画通りの利益を得られなかったり、スリッページにより予想外の損失を被ったりするリスクが高まります。
スリッページを完全に防ぐことは難しく、特に初心者や経験の浅いトレーダーにとっては、想定外の結果となることが多いため、CFD取引が「勝てない」と感じる要因の一つになっているようです。
CFDは「勝てない」や「危険」といったイメージが先行していますが、そもそもこのような発言をする人はCFD取引で何らかの損失を被ったからなのでしょう。
確かに、CFD取引は初心者が気軽に始めるには適した金融商品ではありません。基本的なCFDの仕組み、代表的な相場分析の手法を習得してから取引をスタートするようにしましょう。
当社ではリアル口座で始める前にデモ口座をご用意しているのでご活用ください。
では、CFDで勝てない人に何か特徴はあるのでしょうか?
CFDで勝てない人の特徴は以下の3点です。
それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。
CFD取引で勝てない人の特徴の一つが、リスク管理ができていないことです。
CFDはレバレッジを利用して少ない資金で大きな取引ができるため、大きな利益を得る機会が増える一方で、損失も拡大しやすいリスクを抱えています。
リスク管理ができていない投資家は、資金を一度に多く使いすぎて予期せぬ相場の変動で大きな損失を被る可能性が高くなります。
例えば、ストップロス(損切り)の設定を行わないと、相場が急激に動いた際に損失を限定できず、想定以上の損失が発生する可能性があります。
リスク管理不足は感情的な取引にもつながり、結果としてさらに損失を拡大させることが多いです。
CFDではリスク管理が非常に重要になります。リスク管理を徹底するためには、取引前に損失許容範囲を明確にしてレバレッジを適切に使うこと、そして常に損切りのレベルを事前に想定しておくことも重要です。
CFDで勝てない人は、取引コストを軽視していることが多いです。
CFD取引では、スプレッド(売買の差額)や取引手数料など、さまざまなコストが発生します。
取引コストを軽視していると長期的には利益を圧迫し、取引が成功しても手元に残る利益が少なくなってしまいます。
<FOREX.comでのCFDの主な取引コスト>
(FOREX.comでは取引手数料・ロスカット時の追加コストは無料です。)
例えば、スプレッドが広い銘柄を頻繁に取引していると、毎回の取引で手数料のような形でコストがかかります。
他にも、ポジションを長期間保有していると金利調整額の受払いがあり、これが意外と大きな負担になることも多いです。
そのため、取引コストをしっかりと計算して可能な限りコストを抑えた取引を行うことが、CFDで勝つための鍵といえます。
CFDで勝てない人は、感情的な判断をすることが多い人です。
CFD取引において、感情に左右されてしまうと思わぬ損失を招いてしまいます。
特に、相場が急激に変動している際に恐怖や焦りから判断を誤るケースがよく見られるようです。
例えば、損失を出したくないという不安から損切りを躊躇してしまったり、反対に利益を確定させたいという焦りから早めにポジションを決済してしまう、などがわかりやすい例です。
また、一度損失を出すとそれを取り返そうとさらに過度に投機的な取引を行い、結果的に損失を拡大してしまうことも少なくありません。
そのため、CFDで勝つためには自分の感情に左右されず、事前に立てた取引戦略に基づいて一貫した行動を取ることが重要です。
CFDで継続的に利益を確保する、勝つためには感情に左右されない資金管理とポジション管理のルールを定め、自信が持てる分析手法を確立しないといけません。
とはいえ、投資初心者の方は投資戦略について詳しくない人がほとんどでしょう。
そこで以下の3つの投資戦略を参考にしてみてください。
CFDで勝つためには、各種テクニカル分析を活用することが重要かもしれません。
テクニカル分析とは、平易にいうと過去の価格データや取引量をもとに、今後の価格の動きを予測するための分析手法です。
テクニカル分析を行うとトレンドの方向性や売買のタイミングを判断しやすくなります。
とはいえ、一口にテクニカル分析といっても様々な方法があります。
代表的なものは以下の通りです。

移動平均線(Moving Average、MA)は、過去の一定期間の価格の平均値を連続的に算出して得られるラインです。
価格の変動を滑らかにし、トレンドの方向性を確認するために使われます。
移動平均線を活用することで短期的な価格変動に左右されず、長期的な傾向を把握しやすくなるのがメリットです。
移動平均線にはいくつかの種類がありますが、代表的なものは以下の2つです。
1.単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)
指定した期間内の終値の平均を取った線です。
例えば、20日間のSMAは過去20日間の終値の平均値を常に算出し、その推移を表します。
シンプルでわかりやすいものの、すべての終値を同じ重みで計算するため、直近の価格変動を反映しづらい点が特徴です。
2.指数平滑移動平均線(EMA: Exponential Moving Average)
直近の価格により大きな重みを置いて計算する移動平均線です。
SMAよりも直近の価格変動に敏感で、価格の変化に素早く反応します。短期的なトレンドや取引シグナルを確認したい場合に効果的です。
一般的に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けたとき(ゴールデンクロス)は買いシグナルとされます。
反対に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜けたとき(デッドクロス)は売りシグナルです。

RSI(Relative Strength Index、相対力指数)は、価格の上昇と下降の強さを比較し、現在の相場が「買われすぎ」か「売られすぎ」かを判断するための指標です。
0〜100の範囲で値が表示され、特定の水準に達することが売買のシグナルです。
RSIは、指定された期間(一般的には14日間)における上昇幅と下降幅を比較して計算されます。計算式は以下の通りです。
RSI = 100 -{100 / (1+ 平均上昇幅 / 平均下降幅)}
つまり、価格の上昇幅が大きいほどRSIは高く、下降幅が大きいほどRSIは低くなります。
基本的に、RSIが70を超えると相場が「買われすぎ」と判断され、近いうちに価格が下落する可能性があるため、売りシグナルとされます。
RSIが30を下回ると、相場が「売られすぎ」と見なされ、近いうちに価格が上昇する可能性があるため、買いシグナルです。
なお、RSIはトレンド相場よりもレンジ相場(価格が一定の範囲で上下する相場)で効果を発揮します。
トレンド相場では「買われすぎ」「売られすぎ」のシグナルが出ても、その後も上昇や下落が続くことがあるため、他のテクニカル指標と組み合わせて使用するのが有効です。

ボリンジャーバンドは、価格の変動幅を示し、相場が過熱しているかどうかや、反転のタイミングを予測するためのテクニカル指標です。
移動平均線(一般的には20日移動平均線)を基準に、価格の標準偏差を使って上限と下限のバンドを描きます。
相場のボラティリティ(価格の変動性)を視覚的に確認できるので、売買のタイミングを判断するのに役立ちます。
主な活用方法としては以下の3つのシーンです。
1.バンドの収縮と拡大
バンドが収縮している時は価格の変動が小さくなり、市場が落ち着いていることを示します。
逆にバンドが広がる時は、価格の変動が大きくなっていることを示し、ボラティリティの高い相場状況です。
バンドが収縮している時に、急に拡大し始めると、相場が大きく動き出す前兆とされます。
2.価格がバンドの上限・下限に接触する場合
価格が上限バンドに近づくと「買われすぎ」とされ、価格の反転や調整が起きる可能性があると見なされます。
逆に、価格が下限バンドに近づくと、「売られすぎ」と判断され、価格が上昇する可能性が高くなります。
3.バンドウォーク
強いトレンドが発生している場合、価格が上限または下限に沿って動く「バンドウォーク」と呼ばれる現象が起こります。
この場合、価格はバンドの外れたまま上昇または下降し続けることがあり、この際に逆張りすると大きな損失を招くことがあるため注意が必要です。
なお、ボリンジャーバンド単独では誤ったシグナルを発することもあるため、RSIや移動平均線などと組み合わせて使用するのが一般的です。

フィボナッチリトレースメントは、価格が大きく動いた後の反発や調整のポイントを予測するために使われるテクニカル分析手法です。
フィボナッチ数列に基づいており、相場がどの水準で反発するかを示すラインを描き、価格のサポート(下支え)やレジスタンス(上値抵抗)を予測します。
主にトレンドが一方向に進んだ後、そのトレンドに対して価格がどの程度戻る(リトレース)かを見極めるために使用されます。
フィボナッチリトレースメントの比率は、以下の5段階で判断されることが多いです。
ただし、フィボナッチリトレースメントは価格の反発ポイントを予測するのに便利ですが、確実に反発するわけではありません。
また、トレンドが強い場合は、リトレースメントラインを突破してそのままトレンドが継続することもあるため、逆張りのリスクに注意する必要があります。
CFDで勝つためには、リスク管理を徹底することが不可欠です。
当ページでのリスク管理とは実際に今まさに発生している損失、今後発生する可能性がある損失のことをいいます。
CFDはレバレッジを利用できるため少額の資金でも大きな取引が可能ですが、その反面、リスクも大きくなります。
リスク管理にはさまざまな手法がありますが、以下の3点が一般的に重視されています。
以下で詳しく見ていきましょう。
ストップロス注文は、CFD取引において損失を抑えるためのリスク管理手法の一つです。
これは、相場が予想と逆方向に動いた際にあらかじめ設定した価格に達した時点で自動的にポジションを決済し、損失を確定させる仕組みです。
ストップロスを設定することで、急激な相場変動による大きな損失を防げます。
設定をする際は、資金の何%を使うのか、具体的な数値で決めておくことも重要です。
一般的には、全資金の1〜2%の損失を許容範囲とすることが多いです。
また、直近の高値や安値を基準に適切なストップロスの設定値を見極めましょう。相場のボラティリティ(変動性)によっても、設定の幅を調整する必要があります。
なお、これに関連した注文方法に「トレーリングストップ注文」というものもあります。
トレーリングストップ注文については別ページで詳しく解説しているので、ぜひあわせてお読みください。
CFD取引のリスク管理を徹底するには、ポジションサイズの調整も細かに行わないといけません。
ポジションサイズとは、1回の取引でどのくらいの資金を使うか、つまり取引量を決めることを指します。
ポジションサイズを適切に調整することで、損失が発生した場合でもダメージを最小限に抑えられます。
初心者にとって重要なのは、ポジションサイズを大きくしすぎないことです。
なぜなら、大きなポジションを持つと、相場が少し逆方向に動いただけで大きな損失を出す可能性があるからです。
例えば、資金全体の10%以上を1回の取引にかけてしまうと、予想が外れた時にすぐに大きな損失を抱えることになり、リスクがあまりにも大きくなり過ぎてしまいます。
そのため、それぞれのリスク許容度を考えたポジションサイズをうまく調整しましょう。
例えば、全体資金の1〜2%を1回の取引でリスクにさらすといったルールを設けることで、資金が大幅に減るリスクを抑えられます。
これにより、リスクをコントロールしながら取引ができるため、無謀な取引を避けることが可能です。
投資やトレードではポートフォリオの分散も効果的なリスク管理手法の一つです。
特に投資初心者は、自分の興味のある分野にのみ投資をしてポートフォリオが特定の分野に偏りがちです。
確かに、自分が詳しい分野に投資を行うことは非常に合理的で、多くの人が実践していることではありますが、リスクの観点から評価すると、これはあまりに危険といえます。
例えば、初心者によく取引される日経平均株価指数に投資を集中させていると、日本市場全体が大きく影響を受ける経済や政治の変動に大きく左右されるリスクが高まります。
特定の分野や市場にのみ依存していると、その分リスクが集中し、何か問題が発生した場合には大きな損失を被る可能性が高まるのです。
一方で、ポートフォリオを分散させて異なる地域や金融市場に関係した金融商品に投資することで、一つの地域や市場が不調でも他の投資でカバーできる可能性が高くなります。
具体的には日本の日経平均などの株価指数に加えて米国の株価指数、コモディティや外貨への投資があります。
このようにポートフォリオの分散は安定したリターンを目指すための重要なリスク管理手法です。
CFD取引で絶対にしてはいけないことが、しっかりとした分析なしに感覚的な予測に基づいて投資判断をすることです。
例えば、「最近、株価が上がっているからもう少し上がるだろう」といった感覚的な予測に基づいて取引をする人がよくいます。
これではその後株価が上昇して運よく利益を得たとしても、「なぜ株価が上昇したのか」という学びが得られません。
CFD取引でも一般的な投資でも、最も重要なのは根拠のある判断に基づいた取引です。
価格変動には必ず背景や理由が存在し、それを理解することでトレンドの方向性を予測しやすくなります。
そのため、感覚に頼らず、経済指標やニュースに基づいて判断することが重要です。
とはいえ、どんな指標をもとに判断すれば良いのかわからない人も多いかと思います。
このような人は、まず経済指標などのニュースに基づいたトレードを心がけることから始めましょう。
経済指標というと少し難しい印象を覚えるかもしれませんが、特に重要なのは以下の3つです。
それぞれの特徴について、以下で詳しくみていきましょう。

米国雇用統計(NFP:Non-Farm Payrolls)とは、米国労働省が毎月発表する経済指標の一つで、非農業部門の雇用者数の増減を示します。
農業分野を除く幅広い産業(製造業、建設業、サービス業など)の雇用動向を反映しており、米国経済全体の健康状態を示す重要な指標です。
米国雇用統計は米国経済の重要な指標であるため、その結果が市場に大きな影響を与えます。
例えば、雇用者数が予想よりも大幅に増加すれば米国経済が好調であると判断され、米ドルの価値が上昇する傾向にあり、米国株式市場も好調な経済を反映して上昇することが多いです。
一方で、雇用者数が減少したり予想を大きく下回ると、米国経済が弱含んでいると見なされ、米ドルの価値が下落する可能性があります。
なお、米国雇用統計(NFP)は、毎月第1金曜日に発表されます。具体的には、米国東部時間の午前8時30分(日本時間の午後9時30分または午後10時30分、夏時間による)に発表されるのが一般的です。
<2024年1月〜7月の米国消費者物価指数>
| 月 | CPI | 月次インフレ率 (%) | 年次インフレ率 (%) |
| 24年1月 | 308.417 | 0.3 | 3.1 |
| 24年2月 | 310.326 | 0.4 | 3.2 |
| 24年3月 | 312.332 | 0.4 | 3.5 |
| 24年4月 | 313.548 | 0.3 | 3.4 |
| 24年5月 | 314.069 | 0.2 | 3.3 |
| 24年6月 | 314.175 | -0.1 | 3 |
| 24年7月 | 314.54 | 0.2 | 2.9 |
| 24年8月 | 314.8 | 0.1 | 2.5 |
| 24年9月 | 315.3 | 0.2 | 2.4 |
| 24年10月 | 315.66 | 0.1 | 2.5 |
| 24年11月 | 315.49 | -0.1 | 2.6 |
| 24年12月 | 315.61 | 0.0 | 2.5 |
| 25年1月 | 317.67 | 0.7 | 3.0 |
| 25年2月 | 319.082 | 0.4 | 2.8 |
| 25年3月 | 319.799 | 0.2 | 2.4 |
消費者物価指数(CPI: Consumer Price Index)は、消費者が日常的に購入する商品やサービスの価格変動を測定する指標で、インフレ度を推し量る指標として使用される数値です。
食品やエネルギー、住居費用、衣料品など、消費者が購入するさまざまなカテゴリーの商品とサービスの価格変化を追跡し、物価の上昇や下落度合を示します。
CPIの数値は、中央銀行の金融政策に直接的な影響を与えます。
CPIが予想よりも高い場合、インフレが進行していると判断され、中央銀行(例えばFRB)は金利を引き上げることでインフレを抑制しようとするのが一般的です。
逆に、CPIが低い場合、中央銀行は金利を引き下げ、経済成長を促進しようとするかもしれません。
特にFRBはCPIを重要な経済指標として注視しており、インフレが高い場合には利上げを実施することで物価の安定を図ります。
FRBの政策変更は為替市場や株式市場に大きな影響を与えるため、投資家にとってCPIの動向は非常に重要です。
なお、CPIは米国東部時間の午前8時30分(日本時間では午後9時30分または10時30分、夏時間による)に発表されるのが通例です。
<主要国の政策金利一覧>(※2025年4月30日時点)
| 国/中央銀行 | 金利 (%) |
| アメリカ(FRB) | 4,5 |
| 日本(BOJ) | 0.5 |
| 欧州中央銀行(ECB) | 2.4 |
| イギリス(BOE) | 8.5 |
| スイス(SNB) | 0.25 |
| オーストラリア(RBA) | 4.1 |
| カナダ(BOC) | 2.75 |
| ニュージーランド(RBNZ) | 3.75 |
| インド(RBI) | 6 |
| 中国(PBOC) | 3.1 |
各国中央銀行の金利決定は、投資市場に非常に大きな影響を与えます。
金利は経済全体の資金コストを決定するため、金利が上がると企業や個人の借入コストが増え、経済活動が抑制されるのが一般的です。
逆に、金利が下がると借入が容易になり、経済活動が活発になります。
例えば、金利が引き上げられると通貨価値が上昇する傾向があります。
これは、金利の高い国の通貨に投資することでより高い利回りを得られるためです。
一方で、株式市場では企業のコストが増えて利益が圧迫されるため、株価が下落する傾向になります。
金利が引き下げられる場合は、経済成長を促進するために投資や消費が活発化する可能性があるため、株式市場にはプラスの影響を与えます。
しかし、低金利が長く続くとインフレが進む可能性があり、インフレ懸念が強まることもある点には注意が必要です。
なお、株式市場に最も大きなインパクトを与えるFRB(米連邦準備制度理事会)の金利発表は、FOMC(連邦公開市場委員会)の会合後に公開されます。
通常、年に8回、約6週間ごとに開催されます。
したがって、中央銀行の金利決定は市場の大きな価格変動要因となり、それに基づいたトレード戦略を立てることが重要です。
CFD取引を始める前に必ず以下の3点は確認しておきましょう。
それぞれについて、以下で詳しくみていきましょう。
CFD取引にはじめて挑戦する方は、まずはデモトレードで取引操作の一連の流れ、代表的なテクニカル指標の見方などの基本的な知識をつけることが大切です。
デモトレードは、実際の資金を使わずに取引を体験できる機能で、多くのCFD取引プラットフォームで提供されています。
デモトレードのメリットは以下の3点です。
デモトレードでは、さまざまな取引戦略をリスクなしで試せます。これにより、どの戦略が効果的かを判断するのに役立ちます。
3.取引プラットフォームの機能を把握できる
各取引プラットフォームには異なるツールや機能があるため、デモトレードを通じてインターフェースに慣れ、注文の出し方やツールの使い方を学べます。
なお、FOREX.comでは電話番号、メールアドレスのみでデモ口座を簡単に開設できます。
デモ口座であっても、リアルタイムレートに基づいた取引が可能なのでぜひお試しください。
CFD取引では取引手数料はかからないケースが多いですが、その代わりにスプレッドが発生します。
スプレッドとは、買値(BID)と売値(ASK)の差額のことで、これが実質的に取引を行う際のコストです。
例えば、買値が100円で売値が101円の場合、1円のスプレッドが発生します。
この1円の差が取引コストとなり、トレーダーが利益を上げるためには、スプレッド分を超える値動きが必要です。
スプレッドには、大きく分けて2つの種類があります。
相場状況にかかわらず一定の差額を保つものです。市場が不安定であっても、取引コストは一定なので、予測がしやすいというメリットがあります。
ただし、相場が活発な時期には固定スプレッドの取引が不利になることがあります。
2.変動スプレッド
市場の流動性やボラティリティに応じてスプレッドの幅が変わる仕組みです。
通常、相場が安定しているときはスプレッドが狭く、逆に相場が大きく変動している場合はスプレッドが広がります。
流動性が高い市場では変動スプレッドが小さくなるため、コストを抑えやすいです。
頻繁に取引を行う場合、スプレッドが大きいとトレードのコストが積み重なるため、取引する資産やタイミングを慎重に選ぶことが重要です。
CFD取引では、ポジションを翌営業日に持ち越す際に金利調整額という支払い・受取が発生します。
金利調整額とは、株価指数CFDや株式CFDでポジションを翌営業日に持ち越した場合(オーバーナイト
した場合)に発生します。この金利調整額は当社がカバーを行う際に発生する金利、貸株料に銀行間金利を加味したうえで当社が決定します。
この金利調整額は世界各国の金融市場の情勢により変動します。
短期のデイトレードであれば、金利調整額は発生しないか、発生しても少額にとどまることが多いですが、数日間から数週間にわたってポジションを保有する場合、累積する金利調整額がトレードの総コストに影響を与えます。
そのため、CFD取引を行う際には、取引対象の銘柄の金利調整額がどの程度発生するかをあらかじめ把握しておくことが大切です。
ここまで、CFD取引が「勝てない」と言われている理由と、勝つための戦略について詳しく解説してきました。
しかし、「勝てない」と言われると、どうしても不安が頭によぎってしまいます。
しかしながら、CFD取引においては以下の3点に留意して取引をすれば勝率の向上につながる可能性があります。
レバレッジを利用することで利益も損失も大きくなるため、損失を最小限に抑えることが大切です。損切りラインを設定し、資金の一部だけを使って取引するようにしましょう。
2.計画的な取引
感情に左右されず、事前に取引ルールを設定しておくことが大切です。エントリーやエグジットのタイミングをあらかじめ決めておくことで、取引の安定性が増します。
3.継続的な学習
市場の変動に対応するため、常に学び続ける姿勢が重要です。デモトレードや新しい取引手法の試行でスキルを磨きましょう。
これらのポイントを意識しながらCFD取引の勝率向上につなげましょう。
本記事では、CFD取引が「勝てない、やめておいたほうが良い」と言われる理由や、勝つための戦略について詳しく解説しました。
価格変動の予測の難しさやレバレッジによる損失拡大、スリッページやロスカットなど、多くのリスクが存在するため、CFD取引は初心者にとってハードルが高い商品です。
しかし、適切なリスク管理やテクニカル分析、経済指標に基づくトレード戦略を徹底することで、勝率を上げることが可能かもしれません。
CFD取引においては、個々の投資家の実力が勝敗に大きく関わります。
つまり、他の投資方法と同じように、成功するためには経験と知識が重要です。
市場の動向に注視しつつ、自分に合った戦略を磨いていきましょう。
CFDの利益にかかる税金について、CFDで確定申告をする必要がある条件、CFDの確定申告での注意点などを解説します
スプレッド、金利調整額、配当金調整額やコンバージョンレートなど、株価指数CFD取引に関するコストについてご確認ください。
FXやCFDで法人化するメリット、個人と法人での税金額の比較、法人化による節税効果を詳しく見ていきましょう。