アンドリューズ・ピッチフォーク(Andrew’s Pitchfork)
アンドリューズ・ピッチフォークは3本の平行なトレンドラインをチャートに引くことで、トレンドの方向や強弱およびトレンド自体の変化を分析できる非常に優れたツールです。
移動平均線は一定期間の平均価格を算出し連続したグラフとしてチャートに表示することでトレンドの方向性と売買タイミングを視覚的にわかりやすく示すテクニカル分析のひとつです。この記事では移動平均線の基礎と計算の他、売買サインの読み取り方や移動平均線を使った取引の実例などを交え実際の相場で使いこなせるようになるまでを解説します。
2024年1月4日 午前01:25
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出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得
テクニカル指標として1番メジャーなものといえば移動平均線が挙げられます。Moving Averageと英語表記されMAと略して表示、発音します。
一定期間の価格の平均値を算出し折れ線グラフで表すことにより一目で価格の方向感を掴むことができる補助ツールです。

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得
移動平均線は指定した期間の平均価格の推移を見るためのもので、今の価格がトレンドなのかレンジなのかを見た目で判断します。上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンド、横ばいであるならばレンジとそのまま判断します。

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得
移動平均線では、ローソク足と移動平均線の位置関係で今は買いが優勢なのか、売りが優勢なのかを判断できます。また位置関係に加えて両者がどれくらい離れているのかでエントリータイミングを精査することにも役立ちます。
移動平均線には基準にする価格や重視する期間によっていくつか種類があります。またよく使われる期間もありますので合わせてご紹介します。
ここでは移動平均線の中でも代表的な4つの移動平均線について解説します。
特に代表的な2つの移動平均線については違いがわかるように10日間の価格を基にしたそれぞれの5日移動平均線の計算式と一緒に確認してみましょう。
10日間の値動きを以下のように仮として設定します。

移動平均線は取引するスタイルや時間軸によって参考にする期間が異なります。また、移動平均線を複数本使ってエントリータイミングや決済タイミングの目安にする方法もあるので詳しく見ていきましょう。
エントリー後のポジションを持つ期間の長さで参考にする移動平均線は変わってきますし、確認する時間軸も変わります。
直近のチャートを使って実際にどのような場面で移動平均線を使って取引ができたのか解説していきます。

出所:FOREX.com/USDJPY/日足/9月19日取得
2017年からレンジ傾向だったドル円(USDJPY)は、2021年1月17日より始まった上昇により価格は長期の200日移動平均線を上抜け。遅れて3月3日にゴールデンクロス(200長期移動平均線を25短期移動平均線が下から抜いた)が完成し上昇トレンドを確実なものにした。その後2022年12月28日のデッドクロスが発生するまで1年7か月に渡りトレンドを形成し続けた。
トレンドの途中で横ばいの期間が続き利益確定をしたい場面も何度か訪れているが、移動平均線のクロスのみを判断シグナルにデッドクロスするまで保有をしていた場合、2,600pips(26円)もの値幅を獲得したことになる。
FXだけでなく移動平均線はCFD取引でも有効に活用できます。直近のチャートを使ってどのような場面で取引ができたのか解説していきます。

出所:FOREX.com/日経225CFD/日足/9月19日取得
コロナウイルスの影響により株価が大きく下がっていた2020年前半から大きく反発した日経225CFDはそのまま長期の200日移動平均線を上抜け。少し遅れて下向きだった長期移動平均線が横ばいになったタイミングで短期の25日移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けゴールデンクロスが発生。この動きがトレンドを後押しし、2021年8月3日にデッドクロスが発生するまで1年2か月に及んで価格は上昇を続けた。
移動平均線のシグナルに従っていた場合、当時の価格の20%近い上昇を根こそぎ獲得できたことになる。
移動平均線は過去の価格の平均値を計算して折れ線グラフで表したものです。そのため移動平均線は買った人が多ければレートは上昇し移動平均線は上向きになり、レートは移動平均線の上側に位置します。逆に売った人が多ければその逆となります。つまりその期間内に相場に参加し取引をした人達がどちらを多く取引したかが大まかにわかるのです。
出所:FOREX.com/USDJPY/日足9月19日取得
移動平均線の傾きやローソク足との位置関係は、そのときどきの相場参加者の大まかな総意を表し、どちらのポジションを持った人が多いのかを視覚的に見ることができます。移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下落トレンドが発生することになるので、その方向に準ずることが勝率を上げる方法とも言えるでしょう。
移動平均線(MA)は、外国為替取引において最も利用されているテクニカル指標の1つです。シンプルかつ使いやすいというのがその理由です。そのため数多くのトレードストラテジーに利用されてきました。そして、分析しやすい、検証しやすい、活用しやすいという特徴から、古くからあるテクニカル指標にもかかわらず、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析双方を駆使した最新のトレードストラテジーにおいても、最も有効なシグナルの1つとされています。
一般的には、下記2種類の移動平均線が利用されています。
単純移動平均線と指数移動平均線はいずれも、設定したタイムフレーム(時間軸)のレートを、各計算式で合計し、その平均値をチャート化したものです。単純移動平均線では、タイムフレームの全データを平等に扱いますが、指数移動平均線では、新しいデータ(=直近の値動き)ほどウェイトをかけて算出します。
例えば、10日単純移動平均線は、直近10日間の終値の平均値(=直近10日間の終値を合計して10で割った数値)をチャート化したもので、実際の値動きを追いかけるようなラインで描かれます。タイムフレームが短いほど、実際の値動きに似た形となります。
ここでは、トレンドの方向性を判断する際に利用されるアレンの4-9-18手法(4期間線、9期間線、18期間線の組み合わせ)を紹介します。単純移動平均線の売買シグナルは非常にわかりやすく、サポートラインやレジスタンスライン同様、ポジションの保有や決済のシグナルとして有効です。ぜひ基本知識を身につけてトレードに活用してください。

4日線(短期線)が9日線(中期線)をクロスオーバーし、さらにその2本が18日線(長期線)をクロスオーバーしたタイミングが、売買のタイミング(=売買シグナル)となります。言い換えると、上から(または下から)4日線、9日線、18日線という順番に並ぶタイミングです。そのタイミングで、マーケットレートが3本の単純移動平均線から乖離し、同じ向きに勢い良く上昇(またな下落)しているほど、強いシグナルとなります。逆に、上昇トレンド時おいて直近の値動きが4日線を下抜けて下落基調となっている場合や、下降トレンドにおいて4日線を上抜けて上昇基調となっている場合は、4日線、9日線、18日線という順番になっていても、トレンドの反転を意識してください。また、値動きの方向性があいまいとなり、4日線と9日線がかろうじて18日線をクロスオーバーするような場合は、シグナルとしては弱いため、マーケットレートと18日線の位置関係等を確認し、マーケットの状況を慎重に判断しなければいけません。一方で、4日線と9日線がなんらかの理由で勢い良く18日線をクロスオーバーする場合は、強いシグナルとなります。そのような場合は、マーケットレートが18日線から乖離する速度も速いため、強い上昇トレンド(または強い下降トレンド)だと判断することができます。
4日線が9日線をクロスオーバーした時点で、(その後18日線をクロスオーバーすることを見越して、)ポジションを保有するアグレッシブなトレーダーもいますが、基本的には、3本の移動平均線が期待する値動きの方向に全て揃うまでマーケットの勢いを見守りましょう。もし、その勢いがすぐに弱まるようなら、トレンドとしては弱い、ということになります。
マーケットレートが勢い良く逆行すると、その勢いによって4日線と9日線が18日線をクロスオーバーすることがありますが、それはリトレースメントであることが多く、トレンド全体に影響することはありません。通常、そのような一時的な値動きはすぐに収まります。そして、その勢いの衰えは、リトレースメントとしてすぐに短期線(4日線)に現れます。
トレードストラテジーにおいて、主観的な要素が最も強いのは、トレンドの強弱を判断して決済の是非を決断する、という点です。例えば、先述のクロスオーバーをもってトレンドの反転と判断する場合もあれば、マーケットの状況次第では、別のルールで判断する必要もあります。強いトレンドを形成している中、一時的な急騰(または急落)がおきて、いくつかのタイムフレームにおいて思惑とは逆の向きに反転した場合、それはリトレースメントの可能性が高いのですが、そのタイミングでの決済も、状況から判断する必要があるということです。
トレンドが弱い場合はトレイルストップオーダーを活用すると良いでしょう。例えば、4日線と9日線が18日線をクロスオーバーした後、反転して、18日線を反対側からクロスするような時は警戒が必要です。トレードが思惑通りになっていない時はなおさらです。感情に左右されないよう、ストップオーダー等をうまく活用して損失の拡大を防ぐようにしましょう。
理想からすれば、ストップオーダーの水準は、損失を最小限に抑えつつ、かつリトレースメント等の一時的な動きには反応しないくらい余裕をもって設定したいものです。もちろん、ストップオーダーの目的は、思惑とは反対の方向にスパイクした際、如何に損失を抑えるか、という点にあります。例えば、ストップオーダーを設定した水準の手前で、4日線と9日線が18日線をクロスオーバーして、思惑とは逆の方向に展開するケースがままありますが、そのタイミングをロスカット水準の目安にすると良いでしょう。
買いのケース:10分足(USD/JPY)
クロスオーバーした直後は急騰(または急落)することがありますが、その際、決済できるタイミングは決して多くありません。一方で、下図の通り、4期間線と9期間線が18期間線をクロスオーバーした後に反転のクロスをする場合で、かつ値動きも単純移動平均線もフラットな場合等、売り決済をしない方が良いケースもあります。


アンドリューズ・ピッチフォークは3本の平行なトレンドラインをチャートに引くことで、トレンドの方向や強弱およびトレンド自体の変化を分析できる非常に優れたツールです。
DMIとは DMIはDirectional Movement Indexの頭文字をとったもので方向性指数と訳されます。
ROCとは ROCとはRate of Changeの頭文字をとったもので変化率と訳します。現在価格と過去の価格との変化率を比べることで買われ過ぎや売られ過ぎを判断するモメンタム系のテクニカル指標です。