日経平均見通し:過去最高値圏で迎える重要な判断局面
日経平均株価はブレイクアウトに成功したものの、上昇継続に対する確信は揺らいでいる。過去の高値を維持できれば強気相場が主導権を握り続けるが、下回れば相場の流れは一気に反転する可能性がある。
過去2営業日において、ドル/円は急落し、1%以上の価値を失った。短期的に円買いの勢いが強まっている。現在の売り圧力は、昨日の米連邦準備制度理事会(FRB)の決定直後に強まり始め、ドルの構造的な弱さが現れる引き金となった。
2025年12月24日 午後14:32
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過去2営業日において、ドル/円は急落し、1%超の価値を失った。短期的に円高を支持する傾向が強まっている。現在の売り圧力は、ドルの構造的弱さを露呈させた昨日の米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定直後に強まり始めた。この弱さが持続する限り、今後数日間においてもドル/円の動きは売り圧力が支配し続ける可能性がある。
昨日の取引時間中、米連邦準備制度理事会(FRB)は待望の政策金利の決定を発表した。フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を4.00% から 3.75% へと、0.25%引き下げるとした。しかし、最も注目すべきは、パウエルFRB議長がその後、米労働市場の弱さの兆候が引き続き見られると指摘し、今後数カ月は利上げの可能性は低いと述べたことだ。これを受け市場は、2026 年に向かって金利は据え置き、あるいはさらに低下するシナリオを想定し、追加利下げの可能性が高まったと解釈した。
パウエル議長の発言は完全にハト派的というわけではないものの、米国債利回りの構造的な低下を引き起こすには十分だった。世界で最も安全な資産の一つとされる米 10 年債利回りは、4.2% 程度から 4.0% に近づきつつある水準まで低下しており、FRBの決定を受けて米国債の利回りが低下していることを示している。

米国債利回りの低下はドルの弱体化にもつながっている。米国債の収益率低下は債券自体の需要を減らし、結果として海外資本の流入を減少させるため、ドル需要に直接影響を与える。この構造的な弱さは米ドル指数に明確に反映されており、同指数は100ポイントを下回ったまま、現在は10月以来の低水準となる98ポイント台に接近しており、ドルに対する信頼感が大きく揺らいでいることを示している。

FRBの決定は、米国債利回りとドル双方の構造的な弱体化を引き起こし、短期的に円が反発する余地を生み出した。この動きが続けば、今後数日間においてドル/円には持続的な売り圧力が残る可能性がある。
今後数日間で注目すべきもう一つの要因は、12月18―19日に予定されている日銀の金融政策決定会合である。現行の政策金利である0.5%から0.75%への利上げが実施される可能性があるためだ。
この予想は、ここ数週間、日銀メンバーが円安の持続的な弱さを強調する一方で、一部の指標がインフレ圧力の強まりを示唆している点を指摘していることが根拠となっている。そのため市場では、日銀が超低金利政策からの段階的な離脱を準備している可能性があると見られている。
今後の日銀メンバーの発言等でこの方向転換が確認され、2026年の利上げに対する期待が高まれば、円はさらなる上昇余地を得る可能性がある。日銀による利上げは他国との金利差を縮小させ、円建ての固定利回り資産の魅力を高める。これにより円への需要がさらに強まり、ドル/円の下落圧力が強まる可能性がある。

• 弱気バイアスが強化:11月下旬以降、ドル/円は一貫して弱気のバイアスを示しており、10月から続いていた強気のトレンドラインから離脱している。長期的な上昇トレンドは維持されているものの、直近の値動きでは高値切り下げが始まっており、売り圧力が継続すれば短期的な下降トレンドが形成される可能性がある。
• RSI:RSIラインは現在、着実に下降傾向を示し、中心点である50%付近まで下落している。この水準を下回った状態が続けば、弱気勢力が強まっていることを示唆し、短期的な売り圧力をさらに強めるだろう。
• MACD:MACD(移動平均収束拡散法)ヒストグラムは依然としてゼロを下回っており、短期移動平均線の強さが引き続き、弱気側に有利であることを示している。ヒストグラムがさらに低下した場合、今後の取引セッションにおいてドル/円における弱気圧力が強まる可能性がある。
主要水準:
• 158.207 – 主要なレジスタンス:この水準は年間高値に相当し、2025年における最も重要なレジスタンスである。この水準を継続的に上抜けていれば、先週まで観測されていた強気トレンドラインが再活性化されよう。
• 155.000 – 近いレジスタンス: 心理的中立ゾーン。価格がこの付近で推移する場合、短期的な横ばい相場が形成され、ドル/円相場はもみ合いとなる可能性が高まる。
• 153.300 – 主要なサポート:この水準は直近数週間で最も安定した中立ゾーンであり、50期間移動平均線と一致する。これを下抜ければ市場勢力のバランスが変化し、新たな短期的な下降トレンドが形成され、ドル/円に対する売り圧力が強まるだろう。
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(12月12日付記事「USD/JPY Analysis: The Yen Recovers Rapidly After the Federal Reserve’s Decision」、City Indexマーケット・アナリストのJulian Pineda著)
日経平均株価はブレイクアウトに成功したものの、上昇継続に対する確信は揺らいでいる。過去の高値を維持できれば強気相場が主導権を握り続けるが、下回れば相場の流れは一気に反転する可能性がある。
3週間前のドル/円相場では、急激な下落と予想外の2度にわたる為替介入が市場を驚かせた。しかし、米国のインフレ率が高止まりする一方で、日本のインフレ率は依然として低水準にあることから、ドル/円のファンダメンタルズ面での上昇基調は維持されている。相場が下押しするたびに押し目買いが入り、高値だけでなく安値も切り上がる展開が続いている。
こうした状況は、今後数週間にわたり、円安を進める市場参加者と、それをけん制する当局との攻防が続く可能性を示唆している。
ドル/円は、年初来高値から急落した後、重要な上昇トレンドサポートから反発している。今後数日間は、介入リスクが相場変動の要因となる可能性がある。