米格下げショックも、米国株は貿易摩擦緩和期待で過去最高値へ?
16 日の米国株式取引終了後、大手格付け会社ムーディーズは、米国債の格付けを最高位の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げると発表した。
StoneX*のリテールディーリング・グローバルヘッド、アレックス・リジャーズ氏は9日に公開された同社のインタビュー動画で、好調な株式相場と根強いリセッション懸念の間にある矛盾について語った。
2025年5月12日 午後12:26
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StoneX*のリテールディーリング・グローバルヘッド、アレックス・リジャーズ氏は9日に公開された同社のインタビュー動画で、好調な株式相場と根強いリセッション懸念の間にある矛盾について語った。要点は以下の通り。
リジャーズ氏はこの2週間、景気後退懸念は依然としてくすぶっていたものの、中国の利下げによって「市場の実際の動きはかなりポジティブ」であったと見ている。また同氏は、正確な数値に基づいてはいないが企業経営幹部(CEO)らの考えとして、不確実性が高まっている中でも大幅な業績不振リスクというよりは、慎重な対応が重要と判断していると指摘した。
トランプ政権が大規模な関税措置の導入を発表してから1カ月が経過したが、リジャーズ氏は「景気後退が起こるという決定的な証拠は、まだ何もない」と述べ、今のところ目に見える物理的な損害はないため、最悪のケースに対する懸念が和らいでいる。企業などがコスト上昇を恐れ、輸入物資の備蓄を増やしたため、最近の米国の成長率は鈍化したかもしれないが、将来の売り上げがその落ち込みを相殺し、景気悪化を軽減する可能性がある。
イングランド銀行の0.25%の利下げは、金融政策委員会(MPC)のメンバー2人から反対意見が出たが、これはリジャーズ氏によると、過去に金融政策が誤ったタイミングでなされたことが原因で生まれた「柔軟性のなさ」を反映しているという。トランプ政権下では不確実性を背景に、信用を失うことなく金融緩和を実施できる「免罪符」が提供されている。米国では、ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「利下げする理由がない」とし、金利を据え置いた。両行とも、利下げに動く前に明確な根拠を求めている。
投資家は不況の話題を怖がる必要はない。歴史的に見て、「相場が動くのは景気後退の前」である。ナスダック上場銘柄の株価はすでに高値から下落しているが、リジャーズ氏は時系列で考えることが重要であると述べた。ニュースが過去の値動きを単に報道しているだけなのか、それとも次の値動きを突き動かす原動力になっているのかを見極める必要がある。リジャーズ氏の見解では、下降局面は「相場はすでに動いたのだから、買いの好機」となる。
*StoneXは米ナスダック上場会社で、FOREX.comはStoneXグループにより運営されている。
(5月9 日付記事、Alex Ridgers著)
16 日の米国株式取引終了後、大手格付け会社ムーディーズは、米国債の格付けを最高位の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げると発表した。
29日の米国株式相場は、特にテクノロジー株がけん引し、堅調な滑り出しになると見られている。投資家がマクロ経済環境の改善を背景にポジションの再構築を進めるなか、先週の急落後に買い戻しの動きが広がっている。
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