金がユーロを抜いた理由 世界2位の備蓄資産にのし上がる
関税政策とインフレ動向の変化により、為替市場における従来の因果関係が逆転している。StoneXのリテールディーリング・グローバルヘッド、アレックス・リジャーズ氏がその理由を解き明かす。
ビットコインは67,000ドルを下回る水準で推移する一方、NYダウは複数年にわたる主要なレジスタンスを試している。今後の相場の方向性を左右し得る重要なテクニカル水準に注目が集まっている。
2026年8月7日 午後15:16
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ビットコインは、市場全体が今週リスクオン相場になっているにもかかわらず、依然として67,000ドルを下回る水準で推移している。一方、ダウ工業株30種平均株価(NYダウ)は4年越しとなる54,700付近の重要なレジスタンスゾーンを試しており、現在の上昇局面がさらに続くのか、それとも調整局面入りするのかが注目されている。
ダウ平均株価は、米国とイランの合意期待を背景とした投資家心理の改善を受けて、今週の主要米株指数の上昇を先導した。しかし現在は、4年間にわたる上昇チャネルの上限付近に到達しているほか、月足ベースのモメンタム指標も2018年以来となる買われ過ぎの水準に達しており、短期的な調整リスクが高まりつつある。
もっとも、54,700―55,000ドルのレジスタンスを明確に上抜け、その水準を維持できれば、長期的な強気シナリオがさらに裏付けられることになる。その場合、これまでレジスタンスとして機能していた上昇チャネルの上限が新たなサポートとして意識され、さらなる上昇局面へ発展する可能性がある。

上昇モメンタムは週足・月足ともに過熱感が強まりつつあり、足元の価格は以下の重要なテクニカル水準と重なっている。
ファンダメンタルズ面では、米国とイランの合意期待が投資家心理を改善させているものの、現時点では合意の枠組みは確立されていない。そのため、地政学リスクに伴うリスクプレミアムは依然として市場に織り込まれており、ダウ平均株価が55,000を明確に上抜けない限り、現在の上昇局面は不安定な状態にあると考えられる。
仮に調整局面入りした場合、次の重要なサポート水準として注目されるのは8月の安値である52,400付近だろう。この水準は、3月から8月にかけての上昇に対するフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準とも重なっている。
短期的なサポート水準については、以下の4時間足チャートで確認したい。

4時間足チャートでは、RSI(相対力指数)の弱気ダイバージェンスが明確に確認されており、上昇モメンタムの鈍化を示唆している。
54,200を明確に下抜けた場合、まず心理的節目の54,000が視野に入り、その後は53,800、53,200、52,700、そして52,300が下値目標として意識されるだろう。
これらの水準は、7月から8月にかけての上昇局面に対する主要なフィボナッチ・リトレースメント水準と重なっている。大局的な上昇トレンドが維持される場合、押し目買いを検討するうえで注目すべき水準となる可能性がある。
米国株が力強く上昇する一方で、複数の市場間指標(インターマーケット分析)は、投資家が依然として地政学的な不確実性を意識していることを示している。
その代表例として、以下の点が挙げられる。
• 米ドル指数(DXY)が99.30付近に位置する2026年の上昇トレンドサポートを維持している
• WTI原油先物が1バレル=70ドルを上回って推移している
• ビットコインが67,000ドルのレジスタンスラインを突破できず、6月から8月にかけての保ち合いレンジ内で推移している
特にビットコインは、市場全体のリスクオンの流れを裏付ける動きとはなっておらず、他のリスク資産に比べて上値の重さが目立つ状況だ。これらのシグナルを総合すると、市場には依然として慎重姿勢が残っていることがうかがえる。米ドルと原油の下落基調が続き、ビットコインが上昇に転じてリスク選好の改善を確認できない限り、足元の株高に対しては一定の警戒が必要だろう。
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先月のレポート(英語版のみ)で指摘したように、S&P 500種株価指数の「5月売り」戦略は今回も機能しなかったが、6月に入ると株価上昇による追加利益の獲得はより困難になる可能性がある。 その他の注目ポイントもご覧ください。
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