ナスダック100見通し:反発も、6月は6%安で終える見通し
29日の米国株式相場は、特にテクノロジー株がけん引し、堅調な滑り出しになると見られている。投資家がマクロ経済環境の改善を背景にポジションの再構築を進めるなか、先週の急落後に買い戻しの動きが広がっている。
S&P500、ナスダック、NYダウは米政府閉鎖にもかかわらず、史上最高値を更新。レジスタンスが視野に入ってきた。週間テクニカルチャートで攻防線が繰り広げられている。
2025年10月6日 午後17:12
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• 10月に入った今、 米株価指数は米政府閉鎖の影響を受けていない
• S&P500は6日連続で上昇――上昇トレンドのレジスタンスに向けては勢いが弱まっている
• ナスダックは主要なレジスタンスを試す展開――価格転換リスクに注意
• NYダウは5週間連続および6日間連続で上昇、10月もなお上昇基調を維持

出所:TradingView
テクニカル分析見通し:S&P 500種株価指数は先週金曜に5週連続で上昇して取引を終え、8月の安値から約8.6%上昇した水準まで値を上げた。今週、指数は横ばいのレジスタンスである1月の安値6,665のフィボナッチ・エクステンション1.382%の水準を上回って引けた。10月に入ってからも上昇トレンドは維持されている。週足ベースのモメンタムは年間最高水準にあり、今週の相対力指数(RSI)は2024年7月以来初めて70を上回ったことには留意されたい。

出所:TradingView
前回の株式見通しでは、S&P500種指数が8月末にかけて上昇トレンドのレジスタンス下で調整局面にあると指摘し、「取引の観点からは、今の水準でロングポジションの一部を縮小/ストップロス水準を引き上げることを検討すべきと考えている。指数がこの局面で上昇を続ける場合、当面の底値はサポートが収束したエリアを下回ることはないだろう。75%平行線を終値で上抜けることが、次なる主要な上昇局面を示唆する条件になる」と述べた。指数は9月11日の上値突破後、9月安値から6%超上昇し、6日間連続の上昇により、先週金曜に史上最高値を更新した。
初期のサポートは8月のトレンドライン付近(約6,606)に位置し、このサポートを下抜けることがより重要な高値圏の形成/大規模な反転を示唆する条件となる。次のサポートは6,500、7月の終値高値(HDC)/8月始値である6,342だろう。広範な強気相場が無効になる水準は6,130-6,140。この領域は2020年上昇時のフィボナッチ・エクステンション100%の水準、2025年の年ベースでの始値の高値圏、2月の終値高値の水準が集約されている。
初期のレジスタンスは上方の平行線付近で、現在6,790台にある。チャネルのレジスタンス(上方線)を突破しなければ、次の主要な上昇局面に向けて加速し、6,911-6,998(4月上昇時のエクステンション2.618%の水準と年間レンジのエクステンション1.618%の水準から形成されるエリア)の目標値へ到達することはできない。到達した場合、同水準での大幅な反発に注意が必要だ。
まとめ:S&P500種指数は10月に突入してから上昇トレンドのレジスタンス直下で推移しており、短期的には日足のダイバージェンスが価格上昇の脆弱性を示唆している。10月はS&P500種指数にとって季節的に3番目に高いパフォーマンスを示す月であることに留意されたい。取引面では、上昇トレンドの再開にはチャネルのレジスタンスを上抜けるためのピボットポイントが必要となるが、この上昇局面では当面の下値は6,605となりそうだ。

出所:TradingView
テクニカル分析見通し:ナスダック指数は先週金曜、取引時間中に史上最高値を更新したが、それより後退した水準で取引を終えた。週間ベースでの上昇率は1.2%超を記録。この上昇により、指数は筆者が数カ月間注視してきた重要なレジスタンス(24,640-25,041)に到達した。このエリアは、4月の上昇トレンドのエクステンション2.618%の水準と、2022年を通しての上昇トレンドのエクステンション200%の水準が含まれている。なお、2024年8月の安値から延びる上昇ピッチフォークの上限平行線が今月初めにこの閾値で収束していることもあり、今後数日間におけるこのゾーンでの指数の動きがさらに重要になってくる。この水準での反応を注視し、方向性を判断したい。
週間ベースでのサポートは8月の週間終値高値(HWC)である23,712にあり、この水準を下回って終値を付けることが、より重要な高値圏の形成/大規模な反転進行を示唆する条件となる。その次に控えるサポートは23,000で、強気相場が無効となる水準は2024年の高値/2月の高値終値が位置する22,115-22,133で安定している。
上方ブレイクまたは週間終値が複数のレジスタンスが交差する水準を上回った場合、さらに加速的に上昇する可能性が高く、次の目標は26,000および2020年の上昇トレンドの1.618%エクステンションレベルである26,609となる。到達した場合、この水準でより大きな反応が予想される。
まとめ:ナスダック指数は上昇トレンドのレジスタンスという重要なテクニカル水準が収束するエリアで取引されている。週間ベースでのモメンタムは依然として買われ過ぎ圏にあり、日足RSIではダイバージェンスが見られるため、この水準を下回っている間は上昇が脆弱である可能性を示唆している。ロングポジションの一部を縮小/ストップロス水準を引き上げるのによいエリアで、当面の底値は23,712と見ている。次なる主要な上昇局面を加速させるには、週足ベースで25,041を上回る終値が必要となる。

出所:TradingView
テクニカル分析見通し:ダウ工業株30種平均株価は先週金曜に史上最高値を更新して取引を終え、5週連続の上昇を記録した。8月のブレイクアウトは依然として有効であり、週間ベースでの上昇の勢いが強気派に有利な状態を提供し続けている。指数は2020年上昇分の100%エクステンションである47,400付近にあるレジスタンスに接近中だ。週ベースでこの水準に達した場合、大きな反応が予想される。直近の上昇トレンドを維持するには、週間終値がこの水準を上回ることが必要となる。次なるレジスタンスとして、1月下落時のエクステンション1.382%の水準である48,279、50,000、そして1.6181%エクステンションの50,271が視野に入る。
週間ベースでのサポートは6月のトレンドライン(現在、46,000付近)に位置している。これは、2024年の終値高値/2024年高値/1月高値である44,910-45,071まで下がると、強気相場は無効になるとの見方が背景となっている。なお、中央線はこの水準で10月末にかけて収束しており、この水準を下抜け/終値で割り込むことが、より重要な高値圏の形成/大規模なトレンド転換を示唆する条件となる。
まとめ:ダウ平均は月初めの上昇トレンドのレジスタンスに接近しており、ブレイクアウトするかどうかに注目している。今後数週間における上昇の勢いの衰えと、価格転換が起きるかどうかが焦点となる。取引の観点からは、47,400ドル付近に向けての上昇局面においてロングポジションの一部を縮小/逆指値水準を引き上げることを検討すべきと考える。このエリアで指数が上昇を続ける場合、当面の底値が46,000を下回ることはないと見ている。上値突破/平行レジスタンスを上回って終値を付けることが、次なる主要な上昇局面を示唆する条件になる。
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(10月6日付記事「S&P 500, Nasdaq, Dow Forecast for the Week Ahead」、City Indexシニア・テクニカル・ストラテジストのMichael Boutros著)
29日の米国株式相場は、特にテクノロジー株がけん引し、堅調な滑り出しになると見られている。投資家がマクロ経済環境の改善を背景にポジションの再構築を進めるなか、先週の急落後に買い戻しの動きが広がっている。
週初のNYダウの値動きは比較的緩やかで、短期的には約0.1%の下落となっている。現時点では、ここ数日の取引で見られた強い買いの勢いは持続しておらず、価格の動きは一服している。
先月のレポート(英語版のみ)で指摘したように、S&P 500種株価指数の「5月売り」戦略は今回も機能しなかったが、6月に入ると株価上昇による追加利益の獲得はより困難になる可能性がある。 その他の注目ポイントもご覧ください。