ドル円・米ドル指数の見通し:短期的な調整局面、長期上昇トレンドは継続?
ドル/円・米ドル指数見通し:原油高、米長期金利の上昇、地政学リスクの高まりの中で意識される主要シナリオとは?
日経225先物は、2026年10月27日時点で200日移動平均線付近から反発。半導体株が持ち直す一方、大型株の値動きや各市場との相関にはばらつきがみられる。
2026年10月27日 午後17:17
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2026年10月27日時点で、日経225先物は前週に4.0%下落し、10月26日にも下げを広げた後、10月27日は上昇している。AI関連投資をめぐるセンチメントが改善するなか、半導体株の上昇が相場を下支えしているとみられる。一方、直近の大幅な下落を受け、テクニカル面では依然として不安定な状況が続いている。
今回の反発は、日銀の金融政策決定や、日米の主要テクノロジー企業の決算発表が相次ぐ週を控えたタイミングでみられている。買いの動きが市場全体に広がり、売買高が回復するかどうかが、相場の持ち直しの持続性を見極めるうえで注目される。
日経225がここ数週間下落する一方、大型株のパフォーマンスにはばらつきがみられる。以下の銘柄の多くは10月に下落しているものの、直近の安値から持ち直している銘柄もある。東京証券取引所(TSE)の1日当たり売買高は、比較対象期間に照らして低い水準で推移している。売買高だけで市場参加の広がりを判断することはできないものの、足元の反発の持続性を確認するうえで注視すべき要素の一つである。
・ ソフトバンクグループ(9984):10月1日の高値から40%超下落した後、4,000付近で下げ止まった。
・ ファナック(6954):5月の高値以降、下降基調が続いており、引き続き200日移動平均線を下回って推移している。
・ 東京エレクトロン(8035):10月に大きく下落し、月間高値から約40%下落した。
・ 信越化学工業(4063):8月以降、おおむね5,363~6,500のレンジ内で推移している。足元ではレンジ下限付近から持ち直している。
・ 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):200日移動平均線付近で下げ止まり、今週に入ってからは日経225とともに上昇している。
・ ファーストリテイリング(9983):直近の日経225の下落局面では、6銘柄の中で相対的に下落の影響が小さく、現在、200日移動平均線を上回っている唯一の銘柄となっている。

日経225大型株6銘柄のチャート。10月のパフォーマンスにはばらつきがみられ、ファーストリテイリングのみ200日移動平均線を上回っている。
週足チャート(左)では、日経225先物が2026年10月23日の終値まで2週連続で下落したことが確認できる。価格は60,000および2026年7月の安値60,520付近を上回っているものの、これらの水準が引き続き下値の目安として意識される可能性がある。
一方、日足チャート(右)では、日経225先物が先週、200日単純移動平均線(SMA)および200日指数平滑移動平均線(EMA)付近で下げ止まり、強気のピンバーを形成した。足元では、半導体関連先物の持ち直しやAIをめぐるセンチメントの改善とともに、これらの移動平均線付近から反発している。CME上場のE-mini PHLX Semiconductor Sector Futuresも今週上昇しており、日経225と半導体セクターの値動きの関連性が引き続き注目される。
今後は、買いの勢いが強まり反発が継続するのか、それとも再び売り圧力が強まるのかが焦点となる。反発の勢いが続かなければ、60,000付近が再び意識される可能性がある。

日経225先物の週足・日足チャート。200日移動平均線付近からの反発、7月安値60,520付近、および半導体先物との比較を示している。
以下の相関係数は過去の一定期間における値動きの連動性を示すものであり、因果関係や将来の値動きを示すものではない。特に5日相関は観測数が少なく、一時的な値動きの影響を受けて大きく変動する可能性がある。
直近のリスク回避局面では、世界の株式市場、日本のテクノロジー株、円が同時に大きく動いたことから、複数の市場で日経225との相関が強まった。
・ テクノロジー株との20日相関は引き続き高く、東京エレクトロンが0.99、ソフトバンクグループが0.98、アドバンテストが0.97となっている。
・ 米国株との20日相関も高く、ナスダック100が0.92、S&P500が0.86となっている。
・ 米ドル円との20日相関は0.73まで上昇した一方、5日相関は-0.99と大きく逆方向に振れている。
・ 短期の相関関係は先週大きく変化し、ナスダック100とS&P500の5日相関はいずれも表示値で-1.00まで低下した。ただし、5日という短い観測期間の相関は変動しやすく、この値のみから継続的な逆相関を示すものとはいえない。
・ リクルートホールディングスは20日相関が-0.94と強い負の相関となっている一方、ファーストリテイリングの5日相関は0.98と強い正の相関に転じている。

日経225と各資産・銘柄の相関表。2026年10月27日を基準日として、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、ナスダック100、S&P500との20日相関が高い一方、5日相関には大きな変化がみられる。
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