2025年6月2日 午後12:46
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今週の為替相場の注目点
全体
6月の相場のテーマは引き続き米国の通商政策。交渉の不透明感が残るなかで、ドルの上値は重くなるだろう。ただし7月9日の一時的な相互関税延長期間の満了に向けて各国が米国との交渉を進めていくため、交渉の経過や結果により都度ドル高に振れる場面もあろう。
USD/JPY
想定レンジ:141.50~145.50
日本の長期金利上昇が円高へと効いてくるだろう。
日米の通商交渉は妥結が基本線。その際は一時的な反発を警戒。
EUR/USD
想定レンジ:EUR/USD 1.1200~1.1600
ロシアによるウクライナ侵攻の停戦交渉は難航しそうであるが、ロシアの脅威と米国の軍事政策によりユーロ圏の軍備支出拡大への期待からユーロ金利上昇、ユーロ高へ向かいやすいと見る。
USD/CNH
想定レンジ:USD/CNH 7.13~7.27
米中貿易摩擦によりドル安、人民元安の継続が基本線。相場はかなり拮抗しているし、今後もしばらく拮抗すると見る。
先週の世界の通貨強弱
ドル買い優勢(134/198ヵ国)

クロス円は軒並み上昇

※通貨騰落率を可視化し、現在の「相場のテーマ」の推測に役立てています

ドル高
ドル円は上昇。1ドル=142.52円からスタートすると、週初は下押しが優勢で今週の安値である142.12円を記録。その後、火曜日の東京時間に財務省が6月20日に債券市場参加者を集めた会合を開くことが伝わり、超長期国債の発行計画が修正されるとの思惑から長期金利が低下、円売りが進行しドル円は144円台まで上昇した。その後は米国5月消費者信頼感指数が予想を上振れ米長期金利が上昇するなかでドル買い主導で上昇を続け水曜日に145円丁度を突破、木曜日には米国際貿易裁判所がトランプ大統領の世界的な関税措置を違法として差し止め命令を下したことで、相互関税の停止が意識され急速にドル買いが進行、今週の高値となる146.28円を記録した。しかし同日のロンドン時間からはドル売りが優勢で、短期的なサポートレベルとなっていた145.60円を割り込むと下落が勢いづき、金曜日には143.59円まで下押し。144.07円でクローズとなった。
ユーロは小幅に下落。1ユーロ=1.1366からスタートすると、週初はトランプ大統領が「EUへの50%の関税を7月9日まで延期することに同意した」とSNSに投稿したことで1.1419まで上昇したが、月末フローの影響か次第にドル買いが強くなり1.1300を割り込んだ。木曜日には米国際貿易裁判所がトランプ大統領の世界的な関税措置を違法として差し止め命令を下したことをうけてドルが買われユーロドルは1.1210の今週安値を記録したが、その後に連邦高裁がその効力を一時的に停止する判断を下したことが伝わり値を戻し1.13台を回復した。週末にかけては底堅い動きとなり1.1348で引けた。
ドル買い優勢。1ドル=7.1732からスタートすると、週初に7.1616を記録したあとはじり高の展開になった。米国のEUに対する関税延期措置や、日本製鉄のUSスチールに対するパートナーシップの進展が見られるなかで、木曜日の北京時間に7.20台を記録。その後は米国際貿易裁判所がトランプ大統領の世界的な関税措置を違法として差し止め命令を下したことや、米国のやや弱めの指標をうけて7.18台まで売られる時間帯もあったが、週末にかけては再度ドル高がすすみ7.2056で週末を迎えている。
2日
ポーランド大統領選決選投票(1日)
中国、ニュージーランド祝日
08:50 日本1-3月期法人企業統計調査
15:00 英国5月ネーションワイド住宅価格
16:00 スイス1-3月期GDP
16:50 フランス5月製造業PMI(改定値)
16:55 ドイツ5月製造業PMI(改定値)
17:00 ユーロ圏5月製造業PMI(改定値)
17:30 英国5月製造業PMI(改定値)
17:30 英国4月消費者信用残高
17:30 英国4月マネーサプライM4
22:45 米国5月製造業PMI(改定値)
23:00 米国5月ISM製造業景況指数
23:00 米国4月建設支出
3日
韓国大統領選の投開票
08:50 日本5月マネタリーベース
10:30 オーストラリア中銀(RBA)、金融政策会合議事要旨公表
10:30 オーストラリア1-3月期経常収支
10:45 中国5月Caixin製造業PMI
15:30 スイス5月CPI
16:00 トルコ5月CPI
16:50 【講演】植田総裁(内外情勢調査会)
18:00 ユーロ圏5月HICP
18:00 ユーロ圏4月失業率
18:30 南ア1-3月期GDP
23:00 米国4月製造業新規受注
23:00 米国4月JOLTS求人件数
4日
ポーランド中銀、金融政策決定会合
10:30 オーストラリア1-3月期GDP
16:50 フランス5月サービス部門PMI(改定値)
16:55 ドイツ5月サービス部門PMI(改定値)
17:00 ユーロ圏5月サービス部門PMI(改定値)
17:30 英国5月サービス部門PMI(改定値)
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
21:15 米国5月ADP雇用統計
22:45 カナダ中銀(BOC)、金融政策決定会合
22:45 米国5月サービス部門PMI(改定値)
22:45 米国5月総合PMI(改定値)
23:00 米国5月ISM非製造業景況指数
27:00 米地区連銀経済報告
5日
08:30 日本4月毎月勤労統計調査
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
10:45 中国5月Caixinサービス部門PMI
15:00 スウェーデン5月CPI
15:00 ドイツ4月製造業新規受注
17:30 英国5月建設業PMI
18:00 ユーロ圏4月PPI
18:00 南ア1-3月期四半期経常収支
20:30 米国5月チャレンジャー人員削減数
21:15 ECB、金融政策決定会合
21:30 米国4月貿易収支
21:30 米国1-3月期非農業部門労働生産性(改定値)
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
21:45 ラガルドECB総裁、定例記者会見
6日
韓国、トルコ、スウェーデン祝日
08:30 日本4月全世帯家計調査
13:30 インド中銀、金融政策決定会合
14:00 日本4月景気先行指数
14:00 日本4月景気一致指数
15:00 ドイツ4月鉱工業生産
15:00 ドイツ4月貿易収支
15:45 フランス4月貿易収支
15:45 フランス4月経常収支
18:00 ユーロ圏1-3月期GDP(確定値)
18:00 ユーロ圏4月小売売上高
19:30 ロシア中銀、金融政策決定会合
21:30 カナダ5月新規雇用者数
21:30 米国5月雇用統計
28:00 米国4月消費者信用残高 7日 【講演】内田副総裁 「業務からみた日本銀行」(日本金融学会