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FXのテクニカル分析とは?メジャーな分析方法や必要性、学習方法を解説

FXのテクニカル分析は、損失を抑え、利益を伸ばすために有効であるかもしれない手段の一つです。 テクニカル分析を正しく活用できれば、ある程度トレードを有利に進めることができるでしょう。 この記事では、メジャーなテクニカル分析の方法と必要性、注意点などを解説します。

目次

目次

    タイトルが見つかりません

テクニカル分析は、過去の価格変動の軌跡からパターンを読み解き、その後どのように動いていくかの可能性を探る手法です。この分析のため、様々な数値分析やその複合理論が開発され、テクニカルインディケーターや分析ツール・サービスとして利用できるようになっています。

テクニカル分析のポイントを凝縮すると、以下の2つのポイントになります。

  1. 1.トレンドの把握
  2. 2.ある期間のチャートを通じたサポート/レジスタンスの把握

マーケットの動きは大きく分けて3つだけ。「上がる」、「下がる」、「横ばい」のいずれかです。
価格変動は一般的にジグザグの動きをしながらこの3つの方向性を見せていきます。

  • ●レンジ(ボックス)相場: ある一定の高さを保ちながらジグザグを繰り返して水平方向へ進む。
  • ●アップトレンド(上昇相場・ブル相場とも): ジグザグを繰り返しながらだんだんと上昇していく。
  • ●ダウントレンド(下降相場・ベア相場とも): ジグザグを繰り返しながらだんだんと下降していく。
テクニカル分析 基本チャート例

テクニカル分析は、「いつ」「どこで」という取引のタイミングをはかるのに用いられます。もちろん仕掛ける(エントリーする=ポジションを建てる)ポイントを決めるのにも有効ですが、よりはるかに重要なのは、「いつ」「どこで」手仕舞うべきかを読むのに活用することです。

テクニカル分析は、「マーケットは基本的に無秩序な動きをするカオスである(誰も次の動きを正確に予測することはできない)が、かといって完全にランダムな動きというわけでもない(一定の理由がある)」という理論を前提としています。つまり、まさに数学的カオス理論にある「カオス」の定義どおり、繰り返し現れるパターンを見つけ出すことが可能というわけです。

このようなカオス的な事象は主に自然界に見られ、天気予報はその好例といえるでしょう。天気予報と同じように、ほとんどのトレーダーは、価格の動きを予測するにあたり、寸分違わぬ正確性、また確実性というのはないということを認めざるを得ないのではないでしょうか。
つまり、トレーディングの成功のカギは、「正しいか間違っているか」ではなく、値動きの「見込み」を選んで予測を定め、可能性が好ましい時に(またリスクが許容できる範囲にある時に)その度合いに応じて取引を行っていくということにあるのです。「見込み」を選び予測を定めるにあたっては、マーケットの動く方向、「いつ」「どこで」注文を入れるべきかといったことを読む必要がありますが、同時にリスクとリターンの割合を測ることが重要です。

常に心に留めておかねばならないのは、どこかにどんなマーケットも読める秘密のストラテジーやインディケーターというのがあるわけではないということです。
トレーディングの成功の秘密とは、一貫した十分なリスクマネージメント、決めたルールの着実な実行、そして感情をコントロールできる能力なのです。
もし、時々予測を的中させて利益を出せたとしても、リスクマネージメントをしていないのであれば、結局のところ長期的に利益を保つことはまず無理でしょう。

リスクマネージメントや、より詳しいテクニカル分析の手法などについては、FOREXラボの他の記事をご参照ください。

FXの分析方法は大きく分けると2つあります。

テクニカル分析と、ファンダメンタルズ分析で、どちらも大切で組み合わせて使うのが一般的です。

それぞれの特徴を解説します。

テクニカル分析は、過去の価格データや取引量などの市場データを基に、将来の価格変動やトレンドを予測するための分析方法です。

主にチャートを用いて、価格のパターンや指標を分析し、売買のタイミングを判断します。

FXテクニカル分析(チャート分析)

たとえば、短期移動平均線が、長期移動平均線を上抜けした場合「ゴールデンクロス」といい、上昇トレンドを示唆する典型パターンです(上図参照)。

このほかにも、チャートのパターンや形から値動きを予測する分析をチャート分析と呼びます。

また、テクニカル分析はチャート上にテクニカル指標を表示したり、水平線やトレンドラインを引いたりして、組み合わせておこなうのが一般的です。

組み合わせに絶対的な正解はなく、トレーダーごとに使う手法は異なります。

CTA FOREX.comで実践する

ファンダメンタルズ分析は、通貨の価値に影響を与える経済的、政治的、社会的要因を分析する方法です。

通貨の価値は、金利との関係が深いため、各国の金融政策や経済状況の動向に注目しなくてはいけません。

また、経済指標の発表や金融政策、要人発言は、定期的(四半期や毎月など)に各国が発表するため、経済指標カレンダーなどを活用してチェックしましょう。

たとえば、世界の基軸通貨である米ドルに関連する以下の指標やイベントは注目度が高く、相場が大きく変動する傾向があります。

FOMC…アメリカの中央銀行が開催する会合で、米国の金融政策を決定する重要な機関

米雇用統計…非農業部門雇用者数や失業率、平均時給など、雇用市場の状況がわかる

政策金利や各指標の予想値と結果のかい離が大きいほど、市場は大きく反応しやすいため、戦略的なトレードが必要です。

重要な指標発表前後は、レートが乱高下する傾向が強く、トレードに慣れていない方は取引を避ける方が無難でしょう。

テクニカル指標とは、過去のレートや取引量などの情報を基に、将来の価格変動やトレンドを予測するために使用される計算式やツールのことです。

FXのテクニカル分析で使用するテクニカル指標には、大きく分けて2つの種類があります。

相場の方向性がわかるトレンド系

相場の過熱感がわかるオシレーター系

テクニカル指標はたくさんあるので、代表的なものを中心に解説します。

移動平均線とは、過去レートの平均をとった線で、短期・中期・長期のトレンドを視覚的に捉えやすい指標です。

Moving Averageと英語表記され、MAと省略して表示されます。

一般的に単純移動平均線(SMA)を使用し、トレンドの判断は以下のようにひとめでわかります。

FXテクニカル分析 移動平均線

出典:TradingView

上昇トレンド…移動平均線が上向きで、チャートが移動平均線より上で推移

下降トレンド…移動平均線が下向きで、チャートが移動平均線より下で推移

レンジ…トレンドがなく横ばいで推移

トレンドが発生している場合は、買いと売りのどちらが優勢なのかを判断するのに役立ちます。

また、期間の異なる移動平均線を2つ使用して、トレンドの転換サインを読み取ることも可能です。

FXテクニカル分析 移動平均線でトレンド分析

ゴールデンクロス…短期の移動平均線が、長期の移動平均線を上抜けする(買いサイン)

デッドクロス…短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下抜けする(売りサイン)

以上の2つは、トレンド転換のサインとしておなじみの手法であり、売買の判断として使われます。移動平均線の期間の設定は、各々の投資法に合わせて調整が必要です。

移動平均線のさらに詳しい情報はこちら

ボリンジャーバンドは、単純移動平均線の上下に、価格の変動幅(標準偏差)を加えたバンドを表示させた指標で、価格の範囲とトレンドを把握するのに役立ちます。

標準偏差は、データがどれくらいばらついているかを表す統計的な指標です。

データのばらつきが大きいほど標準偏差も大きくなり、ボリンジャーバンドの幅も広がります。

逆に、ばらつきが小さいと標準偏差も小さくなり、ボリンジャーバンドも狭くなります。

つまり、バンドが広がっているときは価格の変動が大きく、狭まっているときは変動が小さいと判断できるのです。

FXテクニカル分析 ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線の上下に「±1σ標準偏差」や「±2σ標準偏差」などのラインを表示させて使用します。

また、過去のレートがそれぞれのライン内に収まるとされており、確率は以下の通りです。

標準偏差ライン内に価格が収まる確率
±1σ約68.3%
±2σ約95.5%
±3σ約99.7%

強いトレンドが出るとバンドが広がり、上部を突破すれば上昇トレンドが強く、下部を突破すれば下降トレンドが強いと判断できます。

ボリンジャーバンドのさらに詳しい情報はこちら

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)とは、時間の概念を重視したテクニカル指標です。

買いと売りの均衡が崩れたときに、相場が動く方向が一目でわかるように作られています。

FXテクニカル分析 一目均衡表

上の画像の通り、一目均衡表は5つの線と雲と呼ばれる部分で構成されています。

転換線…短期的(過去9日間)トレンドを示す線

基準線…中期的(過去26日間)トレンドを表す線

先行スパン1…基準線と転換線の中間値を未来(26日後)に描画したもの

先行スパン2…過去52日間の中間値を未来に描画したもの

遅行スパン…過去26日前の価格との比べ、現在のトレンドの強さを確認するためのもの

雲…先行スパン1、2で形成される部分。サポートやレジスタンスの目安

主な使い方としては、転換線が基準線を下から上に突き抜けた場合、ゴールデンクロスとなり買いサインとして捉えます。

一方、転換線が基準線を上から下に突き抜けた場合、デッドクロスとなり売りのサインです。

また、価格が雲の上にある場合は上昇トレンド、雲の下にある場合は下降トレンド、雲の中にある場合は、レンジ相場の可能性が高まります。

雲は強力なサポートやレジスタンスとして機能することが多く、価格が雲に触れた際に反発するか、突破するかに注目しましょう。

一目均衡表のさらに詳しい情報はこちら

オシレーター系は、相場の過熱感や売買タイミングがわかるテクニカル指標です。

トレンド系を組み合わせて使うことで、より信頼性の高い売買サインとなります。

RSIは、「相対力指数」と呼ばれるテクニカル指標です。

一定期間内の価格の変動幅から相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を0%〜100%の値で表します。

FXテクニカル分析 MACD

30%以下で反転したときに買い、70%以上で反転したときに売りというように、取引判断に活用します。

ただし、RSIはレンジ相場での逆張りに強みがありますが、トレンド相場では上下どちらかに張り付いたまま機能しないことがあるので注意してください。

また、RSIが50%付近では小幅なもみ合いとケースが多く、その後大きく相場が反転したり、トレンド形成したりする場合もあります。

RSIは単独で使用せず、移動平均線やMACDなど、ほかの指標と組み合わせて使用するとよいでしょう。

RSIのさらに詳しい情報はこちら

MACDは、移動平均収束拡散法と呼ばれ、直近の数値をより重視する移動平均線を発展させたテクニカル指標です。

短期と長期の移動平均線の差を使ってトレンドの転換点をピンポイントで把握できるほか、トレンドの方向性も確認できます。

使い方は移動平均線と同じように、MACDラインとシグナルラインのクロスで売買のタイミングを判断します。

ゴールデンクロス…MACDラインがシグナルラインを下から上へ抜ける

デッドクロス…MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける

また、ヒストグラムは、MACDラインとシグナルラインの間隔を棒グラフで表したものです。

ヒストグラムがプラス方向にある場合は買い圧力が強く、下にある場合は売り圧力が強いことを表します。

ただし、小さなレンジや小幅なもみ合いが続く相場では、売買のタイミングがつかみにくいので注意してください。

MACDのさらに詳細な情報はこちら

ストキャスティクスは、価格の過熱感を測る指標で、相場が買われ過ぎか売られ過ぎかを判断するために使われます。

FXテクニカル分析 ストキャスティクス

過去の高値、安値に対して、当日の終値がどのような位置にあるのかを数値化した3つのラインを使用します。

ストキャスティクスで使う3つのライン

  • ・%K(短期線)
  • ・%D(中期線)
  • ・Slow%D(%Dを平均化したもの)

0〜100%で表示され、20%以下が買い、80%以上が売りというように逆張りで使えるほか、トレンド転換時の根元をとらえるサインとして利用することもできます。

また、ストキャスティクスには2種類あり、一般的にはダマシが比較的少ないスローストキャスティクスが使われます。

特徴メリットデメリット
ファストストキャスティクス%Kと%Dの2本のラインを使用・反応が早い・スキャルピングや利確時に高い効果ダマシが多い
スローストキャスティクス%DとSlow%Dの2本のラインを使用・ダマシが少ない・相場の大まかな流れを確認可能相場の急変時に反応が遅れることがある

なお、0~20%の範囲で%DがSlow%を下から上へ抜けると買い、80〜100%の範囲で%DがSlow%Dを上から下に抜けると売りといった使い方をします。

ただし、トレンドが強い時にはダマシ(誤ったシグナル)が出やすい点がデメリットです。

ほかの指標(ボリンジャーバンドなど)と併用することで、ダマシを回避し精度の高いトレード判断が可能になります。

ストキャスティクスのさらに詳細な情報はこちら

ウィリアムズ%R(パーセント・レンジ)は、現在の価格が過去一定期間の高値と安値の範囲内で、どの位置にあるかを測定する指標です。

ストキャスティクスに似た方法で、市場の過熱感を判断し、買われ過ぎや売られ過ぎの状態を判断するために使われます。

0~-100%で表示され、0に近ければ期間内の高値に近く、-100に近ければ安値に近いことを示します。

FXテクニカル分析 ウィリアムズ%R

使い方はシンプルで、ウィリアムズ%Rが-20%を上に抜けると高値に近づいたして買われ過ぎのサインです。

一方、-80%を下に抜けると安値に近づいたとして売られ過ぎのサインとなります。

敏感な指標のため、短期トレードやスキャルピングに適しています。

ただしダマシが多く、トレンド相場では買われ過ぎ、売られ過ぎエリアに張り付くことも多いため、エリアを脱出し、反転するタイミングを狙いましょう。

ウィリアムズ%Rのさらに詳細な情報はこちら

テクニカル指標以外にも、テクニカル分析に役立つ有名な手法を4つ紹介します。

FXテクニカル分析 ローソク足

ローソク足は一定期間における相場の4つの値(始値、終値、高値、安値)を1本の棒状にして表して並べ、ひとめで相場の流れをわかるようにしたものです。

ローソク足の形状からトレンドの転換や、チャートの値動きを予想することができます。

ローソク足を一つだけで判断するものや、複数の足を組み合わせたパターンなど種類は豊富です。

FXテクニカル分析 ローソク足 包み足

たとえば、包み足はトレンドの転換を示唆する強力なシグナルとされています。

包み足とは、2本目のローソク足が1本目のローソク足の実体を完全に覆っている状態のことです。

陽線が直前の陰線を完全に包む形を強気の包み足(上図の右)、陰線が直前の陽線を完全に包む形を弱気の包み足といいます(上図の左)。

弱気の包み足…上昇トレンドのあとに現れやすい下降トレンドの転換サイン

強気の包み足…下降トレンドのあとで現れやすい上昇トレンドの転換サイン

このようにトレンドの転換を判断するのに役立ちます。

FXテクニカル分析 ローソク足 はらみ足

また、はらみ足は、包み足の逆で2本目のローソクの実体が、1本目に完全に収まっているローソク足です。

トレンドが弱まっていることを示唆するサインとして捉えられます。

強気のはらみ足…前のローソク足が陰線、次の小さな陽線が陰線の実体内に収まる

弱気のはらみ足…前のローソク足が陽線、次の小さな陰線が陽線の実体内に収まる

上昇トレンド中に弱気のはらみ足、下降トレンド中に強気のはらみ足が現れればトレンドの転換が近いといえるでしょう。

テクニカル指標とあわせて使うと、さらに精度が高い分析ができるようになります。

ローソク足のさらに詳細な情報はこちら

相場の値動きは特定の形やパターンをくり返すことがあります。

そのチャートの動きに着目し、その見た目からトレンドの継続や反転を予測する分析方法をチャートパターンといいます。

FXテクニカル分析 ダブルトップ・ダブルボトム

チャートパターンは、テクニカル指標などのように複雑な計算を用いず、見た目で状況を判断できるため、シンプルでわかりやすいのが特徴です。

たとえば、ダブルトップ・ダブルボトムはよく使われるチャートパターンの一つです。

ダブルトップ…上昇トレンドの終わりに出現し、2つの高値を形成するパターン。2つ目の高値が、最初の高値に到達し価格が下落すると、下降トレンドの始まりを示す(上図の左上)。

ダブルボトム…下降トレンドの終わりに出現し、2つの安値を形成するパターン。2つ目の安値が最初の安値に到達し、価格が反発すると、上昇トレンドの始まりを示す(上図の左下)。

パターンが完全に形成されて(ネックラインを割って)からエントリーするとよいでしょう。

チャートパターンのさらに詳細な情報はこちら

トレンドラインとは、チャート上でトレンドの方向を視覚的に示すために引かれる直線です。

FXテクニカル分析 トレンドライン

トレンドラインは、上昇トレンドなら安値を結び、下降トレンドなら高値を結んで描かれます(上図参照)。

このラインに沿って価格が動くことで、トレーダーはトレンドの強さや方向性を確認できます。

たとえば、以下のようにトレンドラインを使うケースが多く挙げられます。

上昇トレンドでサポートラインとして使い、トレンドライン到達で買いエントリー(押し目買い)

下降トレンドでレジスタンスラインとして使い、トレンドライン到達で売りエントリー(戻り売り)

トレンドラインが突破された場合、トレンドの転換シグナルとなることがあります。

そのため、上昇トレンドの場合はサポートラインの少し下に、下降トレンドではサポートラインの少し上に損切り注文(逆指値注文)を入れておくとよいでしょう。

トレンドラインのさらに詳細な情報はこちら

チャート上で何度も価格がはね返されているポイントを線で結んだものをサポートライン・レジスタンスラインといいます。

サポートラインは下値支持線、レジスタンスラインは上値抵抗線と呼ばれることもあり、どちらもチャートの抵抗となる性質があります。

また、サポートライン、レジスタンスラインの突破(ブレイク)は、トレンドの転換シグナルとして使われることが多いのが特徴です。

なおサポート・レジスタンスラインは、トレンドラインより引きやすいため、扱いやすい特徴もあります。

なぜなら、過去の高値や安値をもとに水平線を引くだけでよいからです。

FXテクニカル分析 サポートライン・レジスタンスライン

サポートを価格が下抜けたときにサポートはレジスタンスに代わる傾向がある一方、レジスタンスが価格を上抜けたときに、レジスタンスはサポートに代わります(上図参照)。

たとえば、トレンド転換のシグナルとして使われることが多く、サポートで買い、レジスタンスで売るといった戦略がよく使われます。

サポート・レジスタンスラインという節目を意識した売買は、FXトレードの基本ですので覚えておきましょう。

テクニカル分析は組み合わせることで、トレードシグナルの信頼性が高まったり、ダマシにあうリスクを減らせたりします。

以下の2つの組み合わせを参考にしてみてください。

200日・100日移動平均線でトレンドの発生を確認し、MACDで売買タイミングを図る方法を紹介します。

移動平均線でトレンドを確認することで、MACDで発生しやすいダマシを回避しやすくなります。

たとえば、2024年1月の米ドル/円、日足でのトレードアイデアです。

移動平均線のゴールデンクロスや傾きなどからトレンドを確認する(今回は上昇トレンド)

MACDのゴールデンクロスを確認(ローソク足で包み足も確認できた)

200日移動平均線のブレイクを確認後、反発をチェックしてからエントリー

逆指値注文を200日移動平均線の少し下に入れておく

MACDが次にデッドクロスするタイミングまたは、100日移動平均線に価格が到達した時点で決済

FXテクニカル分析の組み合わせ 移動平均線とMACD

また、MACDがゴールデンクロスした時点でエントリーし、200日移動平均線にタッチした時点での決済でもよいでしょう。

レジスタンスとして意識される200日移動平均線をブレイクし、反発確認後にエントリーすれば、短期での上昇も期待できます。

ボリンジャーバンドとストキャスティクスを組み合わせれば、逆張りを仕掛ける際に有効な方法です。

ストキャスティクスで起きやすいダマシをカバーするために、価格がボリンジャーバンドの±2σをブレイクするタイミングを狙います。

FXテクニカル分析の組み合わせ ボリンジャーバンドとストキャスティクス

たとえば、ボリンジャーバンドの-2σをブレイクし、ストキャスティクスが20%以下でゴールデンクロスした場合、買いでエントリーします。

反対に、ボリンジャーバンドが+2σをブレイクし、ストキャスティクスが80%以上のときにデッドクロスした場合、売りでエントリーします。

決済は反対側のバンドに到達したとき、またはストキャスティクスが20%以下、80%以上のエリアでクロスするタイミングを狙いましょう。

ダマシを防ぐトレードアイデアの詳細はこちら

テクニカル分析には、使いやすく、さまざまな機能を搭載した取引ツールが不可欠です。

多くのトレーダーに利用されている代表的なアプリ、ツールを2つ紹介します。

また、FOREX.comではどちらのチャートツールも利用できるため、自分に合ったものを選択できます。

FXテクニカル分析ツール トレーディングビュー

TradingViewは、3,000万人以上が利用している高機能なチャートツールで、以下の特徴があります。

TradingViewの概要

特徴・12種類以上のチャート・チャート内で注文・ポジション表示可能・100種類以上のテクニカル指標(移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、RSI、MACD、ストキャスティクス、ウィリアムズ%R、DMIなど)
機能・複数の注文方法・ワンクリック取引など
デバイス・ウェブ版・スマホ版

テクニカル指標はメジャーなものから、上級者向けのマイナーなものまで豊富にそろっています。

描画ツールも豊富で使いやすいほか、水平線やトレンドラインが引きやすく、初心者でも使いやすいのが特徴です。

また、FOREX.comの場合は、ウェブ版&スマホ版の取引ツールでTradingViewチャートを利用できる他、TradingView本体とFOREX.com口座を連携させることでTradingViewチャートから直接取引することも可能です。(※TradingView社プラットフォームをご利用される場合は、契約されているTradingView料金プランによってアクセスいただける機能に違いがございます。)

FXテクニカル分析ツール MT4

MT4の概要

特徴・2,000以上の無料テクニカル指標・テクニカル指標をカスタム可能
機能・30種類の内蔵テクニカル指標(移動平均線、ボリンジャーバンド、エンベロープ、パラボリックSAR、ATR、標準偏差、一目均衡表、RSI、MACD、ストキャスティクス、ウィリアムズ%R、DMIなど)・24の分析オブジェクト・9種類の時間軸チャート
デバイス・ウェブ版・スマホ版・ダウンロード版

MT4(MetaTrader 4)は初心者から上級者まで、世界中のトレーダーに広く使われている取引プラットフォームです。

カスタマイズ性に優れており、EA(エキスパートアドバイザー)を使って自動売買や高度なテクニカル分析がおこなえます。

また、MT4では、経済指標カレンダーやロイターニュースなど、トレードに役立つ情報に素早くアクセスできるので快適にトレードができるでしょう。

ちなみにFOREX.comでは「FX Blue EAs」というEA、インジケーターのキットを提供。MT4口座を開設すると無料で利用できます。詳しくは「MT4取引プラットフォーム」のページでご確認ください。

FXのテクニカル分析のメリットを3つ紹介します。

FXは通貨ペアのレートが上がるか下がるかを予想する取引のため、勘だけのトレードで利益を出せると考える方がいるかもしれません。

しかし、勘に頼った投機的なトレードでは、いずれ資金が底をついてしまう可能性は高いでしょう。

テクニカル分析をおこなえば、根拠に基づいたFXトレードができるようになります。

根拠が重なるポイントを目安にエントリーや決済をおこなえば、思わぬ損失の回避や、利益の確保に役立つでしょう。

ファンダメンタルズ分析と比較すると、テクニカル分析に使用されるチャートや指標は、視覚的にわかりやすく、初心者でも容易に理解できるものが多いです。

たとえば、移動平均線のゴールデンクロスで上昇トレンドがわかったり、トレンドラインのブレイクはトレンドの転換サインとして役立ちます。

仕組みや形を覚えてしまえば、それほど難しいことではありません。

ただし、根拠に自信がない場合はエントリーを見送る、損切り注文を適切なポイントに入れるなどのリスク管理が必要となります。

テクニカル指標を組み合わせれば、複雑な市場環境をある程度分析することができるので、トレードの判断に役立つでしょう。

上級者向けの方法ですが、テクニカル指標を組み合わせた手法であれば、そのロジックでEAを作ってトレードを自動化することもできます。

EAとはエキスパートアドバイザーの略で、MT4などの取引プラットフォームで使用される自動売買プログラムです。

プログラムされたトレード戦略に基づいて、トレードのエントリーや決済を自動でおこなえます。

特定の条件が満たされたときに自動で取引してくれるため、感情に左右されないトレードが可能です。

たとえば、RSIが30以下でボリンジャーバンドの下限に達したら買いエントリー、RSIが70以上でボリンジャーバンドの上限に達したら決済などが可能です。

また、バックテスト機能を使って、EAのパフォーマンスを過去データで検証も可能ですので、EAを作る際に役立ちます。

FOREX.comのMT4口座については「MT4取引口座」ページでご確認ください。

テクニカル分析のデメリットと注意点を把握して、実践していきましょう。

残念ながら、最強のテクニカル分析や絶対勝てる手法はありません。

利益を出しているトレーダーは、いくつものテクニカル分析を試し、検証を重ねたうえで、自分に合った手法を確立しています。

そのため、ほかのトレーダーの真似をするだけでは利益を出すことは難しいでしょう。

また、メンタル面においても上級者と初心者では大きな差があります。損失が続けばヤケになり、利益が出続けば浮かれてしまうのものです。

感情に左右されないトレードは理想ですが、誰もがすぐにできるものではありません。

テクニカル分析だけでなく、メンタルやリスク管理、資金管理の徹底も大切な要素となります。

テクニカル分析は、相場によっては機能しない場合やダマシが発生するため、注意しなくてはいけません。

ランダムな値動きを完全にとらえることは不可能ですし、テクニカル指標は、あくまでも過去データの参考値ですので、過信は禁物です。

ダマシとは、テクニカル指標やチャートパターンが一見すると、売買シグナルを発しているように見えるものです。

実際にはそのシグナルが誤っており、期待された価格の動きが発生しない現象を指します。

たとえば、トレンドが転換するように見えて実際には続いたり、トレンドが続くように見えてすぐに反転したりすることです。

FXテクニカル分析 ダマしに注意

ブレイクアウト時にも、ダマシがたびたび発生します(上図参照)。

このように、価格が移動平均線などの重要なサポートやレジスタンスを突破した後に、すぐに元のレンジ内に戻る現象に気を付けましょう。

ダマシを防ぐトレードアイデアの詳細はこちら

テクニカル指標単体の分析では、根拠が弱かったり、ダマシにあう可能性があるため、組み合わせて使うのがおすすめです。

まずは、移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表などのトレンド系のテクニカル指標でトレンドの有無や方向を確認します。

なぜならトレンド相場の場合は、相場の過熱感を示すオシレーター系の指標(RSIやMACD、ストキャスティクスなど)単体では、効果的ではないからです。

たとえば、ボリンジャーバンドで+2σ以上かつRSIが75%以上をエントリー条件にするといった組み合わせです。

考えた戦略は、バックテストで検証したり、デモトレードで練習して試すとよいでしょう。

何から勉強をしたらいいかわからない初心者向けに、FXのテクニカル分析の勉強法を紹介します。

テクニカル分析の基礎を学ぶ場合は、無料のウェブコンテンツでも十分ですが、大量の情報があり迷ってしまう方も多いでしょう。

できるだけ信頼できる情報源から学ぶことが大切です。

匿名性の高い個人ブログやSNSではなく、まずは情報の信頼性があるメディアやブログで学びましょう。

たとえば、FOREX.comではテクニカル分析の基礎情報が学習コンテンツエリアにて網羅されており、初心者向けにわかりやすく解説されているからです。

用語の解説だけでなく、チャートにもとづいた実例つきのコンテンツを多数掲載しています。

FOREX.comのテクニカル分析に関する記事はこちら

デモトレードは、仮想資金を使って実際のトレードとほぼ同じ環境下でトレードの練習ができるサービスです。

テクニカル指標の表示方法や、見方に慣れることができるほか、学んだFXテクニカル分析をチャートに当てはめて試せます。

ただし、スプレッドや約定の速度が実際のトレードと環境が異なることがあるため、注意が必要です。

FOREX.comでは無料で利用できるデモ口座を提供しているので、ぜひ利用してみてください。

FOREX.comのFXデモ口座の開設はこちら

テクニカル分析について書かれた書籍は、数多く出版されています。

書籍で勉強するメリットは主に3つあります。

基本から応用まで体系的に学べる構成が多く、理解がしやすい

専門家が執筆した書籍は、信頼性が高い情報のため、誤った知識を学ぶリスクが低い

インターネット上の情報よりも詳細な解説や実例を含んでいる場合が多く、理解が深まる

ただし、情報の更新が難しいため、最新の市場動向やトレンドを反映できないことがある点がデメリットです。

書籍とウェブコンテンツを併用しながら、学ぶとよいでしょう。

利益を出している(であろう)トレーダーを参考にするのも一つの手段です。

まずはテクニカル分析方法やトレードスタイルなどを真似してみて、どういった根拠を持ってトレードしているかを学びましょう。

真似をくり返す中で、段々と自分に合ったトレードを見つけていくのがおすすめです。

ただし、他のトレーダーが参考にしているテクニカル指標や組み合わせは、人それぞれ異なり、絶対的な正解はありません。

そのため、SNSや動画配信をしている何人かを参考にしてみてください。

その際、怪しい勧誘(オンラインコミュニティや海外FXの口座開設など)や有料の情報商材には気を付けてください。

テクニカル分析の参考にしたり、勉強に使うのはよいですが、トラブルに巻き込まれないように注意しましょう。

テクニカル分析の基礎を学び、デモトレードなどでの練習が済んだ後は、1,000通貨などでトレードしてみましょう。

自己資金を使う場合は、小さく始めて練習していくことが大切です。

いきなり大きな金額でトレードすると、冷静な判断ができない場合があります。

デモトレードと違い、実際のトレードでの判断ミスは損失を招くリスクがあります。

トレードを重ね、成功や失敗をくり返すことで、段々と判断力や精神力を鍛えられていきます。テクニカル分析を行い、慎重にエントリーポイントを探していきましょう。

エントリーと同時に損切り注文(逆指値注文)を必ず入れるなど、リスク管理も大切です。

FOREX.comではトレードの勝率や期待損益率などがわかる便利な「パフォーマンス分析」機能があります。

自身のトレードを振り返るのに役立つため、これからFXを始める方はぜひ活用してみてください。

トレーディングセントラルとは、FOREX.comが提供しているトレードサポートツールです。

AIによる自動分析とアナリストの専門知識を組み合わせて、テクニカル分析やファンダメンタル分析、経済分析などを幅広い視点でおこないます。

 FXテクニカル分析 Forex.comのトレーディングセントラルを活用

たとえば、テクニカル指標を使用し、チャートパターンをスキャンして、トレードアイデアを提供します(上図参照)。

アルゴリズムにより、指値や逆指値のアイデアも表示されるので、トレードアイデアを探している人におすすめです。

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FOREXラボは、FOREX.comが提供しているFXトレードの理解を深めるためのコンテンツです。

メジャーなテクニカル指標の使い方のほか、ダウ理論やグランビルの法則など、FXテクニカル分析に欠かせない情報が網羅されています。

たとえば、チャートパターンの判断精度を高める方法や、トレンドの反転をいち早く察知する方法などがあります。

なお、トレードアイデアは実例つきで解説しているので、トレードスキルの習得がスムーズにおこなえるでしょう。

FOREXラボの詳細についてはこちら

FXのテクニカル分析はレートの予測にある程度有効なため、学ぶ意味があります。決しておろそかにしてはいけません。

ただし、テクニカル分析を学ぶだけでは利益を出すことは難しいでしょう。

なぜなら、リスク管理やメンタルコントロールができていないと思わぬ損失を招く可能性があるからです。

学んだことをくり返し実践し、自分でエントリーポイントを探せるようになるのはもちろんですが、リスク管理とメンタルコントロールも徹底しましょう。

以下で、FXトレードの土台となる2つのスキルを解説します。

テクニックを学ぶことは大切ですが、まずは前提となる知識をしっかりおさえておきましょう。

まず、リスクの定義とは危険性ではなく「不確実性」です。

起こり得る可能性がある事象への対策を、リスク管理といいます。

たとえば、FX取引は必ず余剰資金でおこなうことが大切です。

なぜなら、トレードに失敗して資金を全額失っても、生活に支障が出ないようにするためです。

また、リスク許容度(いくらまでの損失に耐えられるか)も決めておきましょう。

リスク許容度の例

1回のトレードで1%~2%の損失までと決める(50万円の資金であれば5,000円~1万円)

1日のトレードの合計損失が5%になった時点でその日のトレードを終了する

なお、損失を小さく限定して、利益を大きく伸ばす「損小利大」の考え方も大切です。

適切な損切り(逆指値)注文を出しておけば、損失を限定でき、トレンドを読んでエントリーすれば利幅を狙える機会が広がります。

FXは一回の大きな損失で、資金の大半を失うリスクがあるので注意が必要です。

やみくもに高いレバレッジで取引すると、少しの価格変動でロスカットとなる場合もあります。

適切なリスク管理をおこなって、資金の大半を失ってしまうリスクを抑えましょう。

FXトレードではつねに冷静な判断が求められます。

人は損失を避ける傾向があるため、なかなか損切りできないなど、感情に左右される場合がたびたび起こるものです。

冷静にトレードをおこなうためには、メンタルコントロールの訓練が必要となります。

たとえば、よくある感情的なトレードの失敗例は以下の通りです。

損切りができない:「待っていれば価格はいずれ戻るだろう」→結果、アラートの通知がきて慌てて損切りし、資金の大半を失う。

連敗続きでヤケになり、ロットを増やして取引→冷静さを欠き結果、大きな損失を出す。

連勝が続いて調子に乗り適当なエントリーとなり、利益分をすべて溶かす

リスク管理をおこなえば、ある程度、心に余裕をもってトレードができるようになります。

ただし、デモトレードでは緊張感を体験できないため、メンタルはリアルトレードで鍛えるしかありません。

テクニカル分析を学んでも、メンタルをコントロールできなければ大きな損失を出す可能性があるので注意してください。

まずは小さい取引数量(ロットサイズ)で、ポジションを持った後の心理状態を体験してみるとよいでしょう。

FXのテクニカル分析はさまざまな方法がありますが、まずは今回紹介したメジャーなものを覚えるとよいでしょう。

また、複数のテクニカル分析を組み合わせることで、段々と精度の高いトレードができるようになります。

学んだテクニカル分析は、デモトレードや実践で試して、トレード経験を重ねていきましょう。

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