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ユーロ見通し:回復基調が鮮明に|ユーロ円は史上最高値

ユーロ/ドルが主要レベルを再び試すなか、ユーロ/円は史上最高値を更新した。ユーロ/英ポンドでさえユーロの強さを示しており、ユーロの回復基調が明確なものになりつつある。

目次

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先週のユーロは、欧州中央銀行(ECB)のイザベル・シュナーベル理事の「ECBの次なる金融政策は利下げではなく利上げとなる可能性がある」との発言を受けて強含みで推移した。ユーロ/ドル(EUR/USD)は重要なレジスタンスを試す一方、ユーロ/円(EUR/JPY)は史上最高値を更新した。

ユーロは先々週も強さを維持した。特筆すべきはユーロの強さが英ポンドにまで及んでいる点だ。筆者はドル安を想定し、より魅力的な通貨ペアとしてユーロ/円を追っていたが、先週最後の2日間の価格動向を踏まえると、その状況は変化しつつあるかもしれない。

ユーロ/ドルが11月の高値付近で小動きしている中、英ポンド/ドル(GBP/USD)は既に上昇するための魅力的な土台が形成されており、両通貨ペアの乖離が浮き彫りとなっている。しかし、9日付の英ポンド関連記事(英文)で指摘した通り、ユーロ/英ポンド(EUR/GBP)は強力なサポート水準付近にとどまり、このサポートは先週末にかけて上昇に転じるまで数日間維持された。

13日付記事(英文)で説明したように、ユーロ/ドルにとって、フィボナッチレベルのレジスタンスエリア1.1686―1.1748は引き続き重要な水準である。このゾーンは第3四半期に突入した頃から過去5カ月間、継続的な上昇勢力を阻んできた。1.1748の水準は、11日と12日の高値を押しとどめており、買い勢力が今週早々の取引で主導権を握りたい場合、突破すべき重要な分岐点として引き続き機能している。

ユーロ/ドル 週足チャート

出所:TradingView

ユーロ/ドル:上昇の余地、鍵はCPIとNFP

ユーロ/ドルは現在、日足チャートで高値と安値の切り上げパターンが形成されており、買い手による押し上げ余地が残されている。特に今週発表の米消費者物価指数(CPI)と米非農業部門雇用者数(NFP)はドル資金の流れに大きな影響を与える可能性が高く、ユーロ/ドルを動かす主要な要因と考えられる。日足チャート上では、フィボナッチ水準1.1686と過去にスイングローだった1.1613が重要なサポート水準と見ている。

ユーロ/ドル 日足チャート

出所:TradingView

ユーロ/円:史上最高値を更新

8日にこの通貨ペアを確認した際、182.00が重要な高値として維持され、181.50が短期的なレジスタンスとして機能していた。筆者はブレイクアウトへのアプローチ方法をいくつか検討していたが、ブレイクアウトは先週末にかけて明確に成立し、価格は最終的に新たに史上最高値を更新した。

182.00はその後、数度にわたりサポートとして機能し、182.50が新たなレジスタンスとなった後、183.00まで上昇した。これまでのところ、心理的水準は反転点をしっかり支えており、今週にかけて強気の勢いが継続し、182.50がサポートとして機能する可能性が高いと見ている。週後半の日銀の政策決定会合が大きな影響を与えるだろう。

ユーロ/円 4時間足チャート

出所:TradingView

ユーロ/英ポンド:強気継続の可能性

ユーロ/英ポンドは先月、3年ぶりの高値を更新した直後に大幅に反落した。しかし、その前週にレジスタンスとしていた水準付近がサポートとして機能し始め、その後に続く先週11日と12日には買い勢力が相場を主導したことで、概ね回復基調が継続した。

これにより、同ペアは強気継続の可能性が残され、前述の通り、ユーロ/ドルやユーロ/円といったユーロ建て通貨ペアが英ポンド/ドルや英ポンド/円に対して強さを示す要因にもなり得る状況となっている。

ユーロ/英ポンドの下落局面において、買い手が短期トレンドの主導権を維持するためには、0.8738―0.8753のエリアを死守する必要がある。

ユーロ/英ポンド 日足チャート

出所:TradingView

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(12月14日付記事「Euro Forecast: EUR/USD, EUR/JPY Breakout, EUR/GBP Recovery」、City Indexシニア・マーケット・アナリストのJames Stanley著)

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