ナスダック100見通し:反発も、6月は6%安で終える見通し
29日の米国株式相場は、特にテクノロジー株がけん引し、堅調な滑り出しになると見られている。投資家がマクロ経済環境の改善を背景にポジションの再構築を進めるなか、先週の急落後に買い戻しの動きが広がっている。
S&P500、ナスダック、NYダウはブレイクアウトの兆しを見せており、主要3株価指数はいずれも明確な月間レンジを形成している。FRBの金利決定がブレイクを後押しする可能性がある。
2026年1月27日 午後12:50
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• 米国株式は1月末に向けて明確な月間レンジ内で推移しており、主要株価指数はブレイクアウトの兆し
• S&P500は2週続落(0.52%安)、指数は重要なレジスタンスの直下で推移
• ナスダックは週初の終値を上抜けて1.8%近くの大幅上昇、月間レンジは2025年の高値(終値ベース)を想定
• NYダウは重要なサポート直上近辺の月間レンジ中盤で推移、上昇トレンドライン(サポート)への回復か調整かを判断するうえで、このポイントでのブレイクアウトに注目

テクニカル分析見通し:S&P500種株価指数は年初から6927-6983付近に複数集まるレジスタンスのエリアをわずかに下回る水準で推移している。このエリアは昨年10月の高値、2025年の週足終値高値(HWC)、および2025年の始値レンジのエクステンション1.618%の水準によって形成されている。過去4週間、指数はこの重要なピボットゾーンを下回って推移しており、週足RSI(相対力指数)は昨年10月以降、乖離が続いている。注目点は依然としてこのゾーンからの反転の可能性であり、次なる本格的な上昇を加速させるには、このゾーンの突破および週足終値での上抜けが必要となる。

S&P500種株価指数の日足チャートを詳細に分析すると、指数が想定された短期下降ピッチフォークの枠内で推移していることが確認できる。史上最高値から3%超の下落後、先週は中央値ラインで反発し、先週水曜にはアウトサイド・デイ・リバーサルが見られた。その後は上側平行線の直下で引けた。初期サポートは月間下落のエクステンション1.618%の水準である6798にあり、昨年12月の終値安値(LDC)である6770がその直下に控える。これ以上の下落は強気相場とは言えない(買いのシナリオが白紙に戻る)水準は6697―6718エリアで、昨年11月の上昇と12月安値のリトレースメント61.8%の水準でもある。基本チャネルのサポートが月末にかけてこのゾーンに収束している点に留意されたい。この水準を割り込んで引けた場合、より重要な高値圏が意識され、大規模なトレンド転換が進行中であることを示唆する。
6983を終値ベースで上抜けることが上昇トレンド再開の条件となり、テクニカル面から見た次の目標は2020年の上昇トレンドのエクステンション1.382%の水準である7138付近となる。
まとめ:S&P500種指数は重要なレジスタンス付近で推移しており、月間レンジはその直下に設定されている。全体的な見通しは引き続き強気だが、この水準付近での短期的な反転リスクは残っており、下値圏では買い勢力が脆弱な状態が続く。取引面では、指数がこの局面で上昇を続ける場合、調整による損失は6696までに限定しておくべきだろう。次の主要な上昇を加速させるには、最終的に終値で6983を上回ることが不可欠である。

テクニカル分析見通し:ナスダックは明確な月間始値のレンジ内で、2025年の週足終値高値(HWC)である25,858が位置するレジスタンス直下で推移している。指数は2025年の安値から延びる上昇ピッチフォーク内で推移しており、昨年10月のブレイクアウト失敗は75%平行線に向けての調整のリスクを示唆している。今後数週間の初期サポートは、昨年11月上昇のリトレースメント61.8%の水準である24,625付近の傾斜に収束する。この水準を下回った場合、より広範な上昇トレンド内での大幅な調整が懸念され、次のサポートは昨年8月のHWCおよび2025年上昇のリトレースメント23.6%の水準23,712―23,907付近となる。これ以上の下落は強気相場とは言えない(買いのシナリオが白紙に戻る)水準は、中央値ラインおよび52週移動平均線が位置する22,815付近である。
レジスタンスは引き続き25,858で、2025年のスイングハイ26,182と2020年の上昇のエクステンション1.618%の水準26,609が支えとなっている。最終的には、上昇トレンド内での次なる主要な上昇局面を生み出すためには、28,324(2022年上昇のエクステンション100%の水準)に向けて切り上げて上方の平行線を突破し、週足ベースでその水準を上回って引ける必要がある。
まとめ:月足ベースの始値レンジは、レジスタンスである2026年の終値高値をわずかに下回る水準で維持されている。全体的な見通しは引き続き明るいが、短期的な方向性については、このレンジを突破できるかどうかに焦点が当てられている。取引面では、価格が上昇局面にある場合、損失は24,625までに限定すべきだろう。2025年に続く上昇基調への道を再び目指すには、終値で25,858を上回る必要がある。

テクニカル分析見通し:ダウ工業株30種平均株価指数(NYダウ)は年末にかけて、2022年安値から延びる上昇ピッチフォークの75%平行線を突破した。上昇相場は今月初めに昨年7月のチャネル(赤)の上限平行線付近で勢いを失い、1月の始値レンジが48,279-48,458のサポートレンジのすぐ上で形成されつつある。このエリアは2025年のレンジブレイクアウトのエクステンション1.382%の水準と2025年の週足ベースの終値高値(HWC)が収束している。
レンジ上値の突破時には、次の目標となる50,272(エクステンション1.6187%の水準)が視野に入る。今後数週間でトレンドチャネル(レジスタンスライン)がこのゾーンに収束するかに注目されたい。このチャネルに到達すると大きな反応が予想される。52,000を目指す次なる上昇の波を推進するには週足終値での突破が必要となる。
一方、サポートを下抜けた場合、昨年11月上昇分のリトレースメント61.8%の水準である47,220に向かって、昨年7月の上昇トレンド内での大幅な調整が発生することが懸念される。47,220に到達した場合は、同水準でより大きな反応が予想される。この閾値を下回った場合は、より重要な高値圏が意識され、大規模な反転が進行中であることを示唆する。次のサポートは昨年11月の週足終値安値(LWC)の46,245となる。
まとめ:月間レンジはサポートのすぐ上に設定されている。ブレイクアウトが方向性を示すだろう。取引面では、指数がこの局面で上昇する場合、下落しても48,279までと予想する。チャネルレジスタンスがある50,272に向けた次の上昇を推進するには、月間レンジ高値の突破が必要となる。

来週は 米連邦公開市場委員会(FOMC) で政策金利が決定される。米連邦準備制度理事会(FRB)は金利を据え置くとの見方が大勢を占めているが、トレーダーはパウエルFRB議長の発言に注目している。前回の記者会見でパウエル議長は、金融政策の使命の両面にリスクがあると述べた。最新の週間失業保険申請件数は労働市場の回復を示しているうえ、インフレ率が 2% の目標を大幅に上回っているため、FRBは利下げに慎重になるだろう。
インフレ面を注視する発言があった場合、市場は今年 2 回の利下げ予想を再評価せざるを得なくなるかもしれず、今後数週間はリスク選好が抑制される可能性がある。現在、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、4 月までFRBが政策金利を据え置く確率を 71%、今年初の利下げが 6 月の会合で実施される確率を 60% と予想している。FOMC 後の市場の動きに注目し、週足終値を指標として見守りたい。

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(1月25日付記事「S&P 500, Nasdaq, Dow Forecast for the Week Ahead – Fed on Tap」、StoneXシニア・テクニカルストラテジストのMichael Boutros著)
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16 日の米国株式取引終了後、大手格付け会社ムーディーズは、米国債の格付けを最高位の「Aaa」から「Aa1」に1段階引き下げると発表した。
最近、様々な資産運用家や投資コンサルタントに話を聞き、長く待ち望まれていたとも言えるヘッジファンドへの投資配分の拡大が始まっている様子が見てとれた。ヘッジファンドには追い風が吹いており、資産運用家の関心も高まっているという多くの記事やレポートも目にするようになった。