今週の米国株価指数: S&P500、ナスダック、NYダウの見通し
先週は株式相場が急落し、S&P500、ナスダック、NYダウはいずれも年初来安値で引けた。今後の値動きは、主要なサポート水準がどのように機能するかがカギとなりそうだ。
スコット・ベッセント米財務長官が、米国はドル/円に為替介入していないと発言し、その後 1 週間半でドル/円を含むドル相場は大きく変動している。今後の焦点は、この傾向が持続するかどうかである。
2026年2月10日 午後12:00
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円買い介入の憶測が広まった2週間前、キャリー取引の巻き戻しが拡大する可能性が指摘され、不安と動揺を誘う見出しがメディアを賑わせた。世界経済が回復する中、日本の金利は低水準のまま維持されていたため、投資家は円建てで安価な資金を調達し、金利の高い他国で投資する大規模なキャリートレードが展開された。この時点で脆弱だったのは円であり、円は対ドルで2021年の始値から50%超下落していたため、論理的に考えれば、投資家はその取引をヘッジするため、市場で円を売却する可能性がある。
このような状況下、ドル/円には巨大な片寄ったポジションが形成された。過去3年以上にわたり、短期間ではあるが複数回の巻き戻し局面が発生している。その度に日本が利上げに動くという観測が後退し、ドル/円が持ちこたえる要因となった。
したがって、2週間前の日銀の金融政策決定後のような急激な値動きを目にしたとき、その原因について様々な疑問が湧く。しかし現実的には、これはポジション調整の問題であり、過剰な買いポジションが反転に巻き込まれる前に決済を図ろうとする動きが、やがて逆張り相場へと発展するのだ。その翌週の月曜日に筆者が指摘したように、価格の動きから見て、これは日本政府や米国政府による操作というよりも、自然な動きであるように思われた。そして、その後2週間で、その見方はさらに妥当性を増している。
転機は先週、スコット・ベッセント米財務長官が、米国はドル/円市場に介入していないと直接発言したときだった。この発言以降、ドル/円は上昇に転じ、ほぼ一方向の動きを続けており、そのことは下記の日足チャートからもよくわかる。

今週の大きな材料は衆議院総選挙であり、「サナ・マニア」(高市早苗首相の支持者)が日本全国を席巻している。現首相と自民党、連立与党が衆議院465議席のうち300議席以上を獲得する見込みはほとんどない。3分の2の議席を確保すれば、高市首相は昨年10月の選挙で勝利した積極財政を推進できる。当時、この政策への期待がドル/円の大幅な上昇につながった。
日本では政策引き締めや金利の引き上げというより、インフレが懸念されているが、高市首相は飲食料品の消費税を2年間ゼロにすることを検討しており、これが円安のさらなる材料となっている。
現時点での課題は前述の通り「ポジション取り」に帰着する。既にロングポジションを保有する投資家が多いため、何か問題が発生した場合(特に野党・中道改革連合への投票が予想外に伸びるなど)には急反落するリスクがある一方、このトレンドの勢いが強すぎるためドルを売りに出すことに躊躇する様子も見られる。
したがって、来週のどこかで160.00台を突破した場合、2024年7 月に見られたような展開が再現される可能性がある。つまり、価格が急騰し、政府・日銀がついに介入せざるを得ない水準まで達するシナリオである。
現時点では上昇トレンドが継続しており、先週金曜の記事で指摘した通り、今週前半に155.00水準で確認されたようなサポートへ戻る動きは、今後も有効な展開パターンとなる可能性がある。次のレジスタンスは157.90、次いで159.46と見ている。
いずれにせよ、積まれたキャリートレードの重要性を考慮すると、ドル/円が依然としてドルの主要なけん引役を担っているように見受けられる。

2週間前のウェビナーで話した通り、ドルをショートポジションで保有していなかった場合、RSI(相対力指数)が5年間で最も売られ過ぎな状態を示したタイミングでポジションを構築するのは困難な状況だった。
その後、価格は反発しており、今週は97.94という重要なフィボナッチレベルを再び試している。したがって、引き続き弱気の見方をしている場合、現在は調整局面にあり、重要な水準が再び注目されている。ドル強気派にとっては、ドル/円の上昇が支援材料となる必要がありそうだ。過去1週間における米ドル指数の上昇の主な要因がドル/円の上昇だったためである。
ドルの強さが持続するには、ドル/円の上昇を継続させる必要がありそうだが、160.00の大台に接近していることを考慮すると、ドル高の持続が実現するかどうかについては少なくとも疑問が残る。
ドル弱気派にとっては、日足ベースでRSIが売り過ぎの域を脱したため、売り場を狙う機会が開かれている。

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(2月7日付記事「USD/JPY Reversal Drives USD Bounce, Can ‘Sana-Mania’ Keep it Going?」、StoneXシニア・マーケットアナリストのJames Stanley著)
先週は株式相場が急落し、S&P500、ナスダック、NYダウはいずれも年初来安値で引けた。今後の値動きは、主要なサポート水準がどのように機能するかがカギとなりそうだ。
米ドルは、テクニカル分析のうえで重要な局面に差しかかっている。世界金融危機以来、17年間維持されてきた長期的なトレンドラインを維持できるかどうかが試されている、とFOREX.comのマーケット・アナリスト、ラザン・ヒラル氏は指摘する。
市場ではヘッジファンドへの関心が戻っており、ロング/ショート株式への資金流入が力強く回復している。ヘッジファンド・リサーチによると、2025年上半期にロング/ショート株式ファンドには100億ドルの資金が流入した。当記事では、このトレンドをさらに深く掘り下げ分析していきたい。