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ナスダック100見通し:史上最高値更新、3万に迫る勢い

短期的な強気の勢いをもって週明けを迎えたナスダック100株価指数は、過去2営業日で2.5%超上昇し、2万9000台を維持している。この動きにより、同指数は心理的な節目である3万にさらに近づいている。

目次

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    タイトルが見つかりません

ナスダック100株価指数は、短期的な強気の勢いをもって週の取引を開始し、過去2営業日で2.5%超の上昇を記録、29,000台を維持している。この動きにより、同指数は心理的な節目である30,000にさらに近づきつつあり、短期的には強気基調が優勢であることを裏付けている。

この買い圧力の背景には、市場の落ち着きに加え、指数を構成する主要銘柄の堅調なパフォーマンスがある。しかし、次の取引日には米国のインフレ統計が発表される予定で、この数値次第では今後数日間、ナスダックの値動きが方向感に欠けた展開になる可能性があることを念頭に置くことが重要だ。

強気の市場心理が継続

今週は中東情勢に関する新たな動きから幕を開け、米国とイランが提案を交換した。正式な合意には至っていないものの、パキスタンなどの国が仲介役を務める中、交渉は続いている。

こうした状況は、最終的な合意が確定したわけではないものの、軍事的な緊張のさらなる高まりも見られないため、市場の楽観的な見方が安定して維持され、ナスダックなどのリスク資産への需要を支え続けている。

実際、市場センチメントの指標である「恐怖と強欲指数」を見ると、数値は68前後で推移しており、「極度の強欲」の領域近くで安定している。これは、具体的な合意には至っていないなか、短期的には依然として市場心理が重要な要因となっていることを示唆している。

恐怖と強欲指数

出所:CNN

こうした背景に加え、主要な指数構成銘柄の動向も考慮することが重要だ。マイクロン・テクノロジーなどの企業は、主要な競合他社であるサムスンでのストライキの可能性を背景にメモリ市場における供給混乱への懸念が高まったことを受け、11日の取引時間中に8%超の上昇を記録した。

この状況は供給環境のひっ迫を招き、同セクターにおける価格見通しを改善させる可能性がある。同時に、半導体業界、特に人工知能(AI)関連分野における構造的需要は堅調であるという見方を強め、エヌビディアなどの企業に間接的な恩恵をもたらし、テクノロジーセクターへの楽観的な見方を支えている。

地政学的環境と主要企業の業績という両要因が、ナスダックへの信頼を支える一因となっている。これは市場動向にも反映されており、ナスダック100 Eミニ先物の取引高は50万枚を上回って推移している。これは最近の価格上昇と相まって、短期的には買いポジションの流入が続いていることを示唆している。

ナスダック100 Eミニ先物:出来高/建玉

出所:CME GROUP

これらすべてを考慮すると、ナスダック市場における需要には今のところ、顕著な弱含みの兆しが見えない。地政学的な楽観論とテクノロジーセクターの強さが、引き続き強気相場を支えている。しかし、この状況が持続するかどうかは、中東情勢の具体的な進展と、5月20日に決算発表を予定しているエヌビディアなど主要企業の業績の両方が鍵を握っている。

CPIの発表はリスク要因となるか?

足元の強気な市場心理に加え、間もなく発表される米国の消費者物価指数(CPI)も重要な注目点である。米CPIの伸び率は前月の3.3%に対し、3.7%と予想されている。

予想を上回る数値が出れば、米連邦準備制度理事会(FRB)がより強硬な姿勢を示し、高金利を長期にわたり維持するという観測を強める可能性がある。

実際、発表を控えた現時点ですでに米国債市場には影響が見られ、10年債利回りは4.4%を超える水準に戻り、直近の高値に迫っている。インフレ率に予想を上回るようなサプライズがあれば、この傾向はさらに強まる可能性がある。

米10年債利回りの推移

出所:Trading Economics

この要因が重要なのは、債券利回りの上昇が投資家にとってより安定した代替手段を提供することで、株式市場の魅力を低下させる可能性があるためだ。これにより、ナスダックなどのリスク資産への資金流入が抑制される可能性がある。

こうした状況下で、インフレが引き続き利回りを押し上げ続ける場合、債券市場の強さが株式への需要と直接競合し始めるため、ナスダックが史上最高値を更新し続けるには、より厳しい環境となるかもしれない。

したがって、この事態は短期的な市場心理を冷やし、今後の取引において方向感の定まらない局面をもたらす重要な引き金となる可能性がある。

テクニカル分析見通し:ナスダック100

ナスダック100:日足チャート

出所:StoneX、Tradingview
  • •    強気のトレンドラインを維持:最近の価格動向により、4月上旬から続いている重要な強気トレンドラインは何とか維持されている。これは強気姿勢が優勢であることを反映しており、大幅な下落調整が見られない限り、この構造が今後数週間、主要なパターンとして機能し続ける可能性を示唆している。

  • •    MACD:強気姿勢が優勢であるにもかかわらず、移動平均収束拡散手法(MACD、通称マックディー)はダイバージェンスを示し始めており、ナスダック指数が高値を切り上げ続ける一方で、MACDは高値を切り下げる傾向にある。この動きは、強気トレンドの勢いが失われつつあることを示唆しており、短期的な調整を招く可能性がある。

  • •  RSI:同様に相対力指数(RSI)は70を超えて買われ過ぎ圏内にとどまっており、買い圧力が過剰であることを示している。これは、市場の現在の不均衡が拡大し始めるにつれ、短期的な下落の可能性を警告していることを意味する。 


主要水準:

  • •    30,000 – 主要なレジスタンス:心理的な節目となる水準だが、過去のデータは乏しい。このゾーンを継続的に上回っていれば、強気傾向が強まり、今後の取引セッションにおいて現在のトレンドが支配的な構造として継続する可能性がある。

  • •    26,648 – 主要なサポート:主要な下方サポートとして機能する直近の安値圏。この水準への下落は、現在のトレンドの強さを試すことを意味し、短期的には方向感のない展開や調整局面への移行につながる可能性がある。 

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(5月12日付記事「Nasdaq 100 Update: New all-time highs bring NDX closer to 30k」、StoneXマーケット・アナリストのJulian Pineda著)

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