ドル/円、ドル/スイスフラン見通し:原油ショックで安全資産取引が混乱、債券利回りが再び相場を主導
原油がニュースの見出しを独占しているが、相関関係は為替相場でおなじみの展開を示唆している。上昇する米国債利回りと拡大する金利差が、ドル/円とドル/スイスフランの動向を再び主導している。
円相場は引き続き、弱含みで推移し、日本国債利回りは数十年ぶりの高水準付近にとどまっている。円安と債券価格の下落という問題を解決するのは容易ではないかもしれない。
2026年1月23日 午後14:34
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年初からドル安の動きは断続的に見られたものの、現時点では円の弱さが為替市場でより顕著だ。しかし、日本国債利回りが急激に上昇している状況を踏まえると、円安のペースが緩やかなのはやや意外と言える。
昨日のウェビナーで指摘した通り、ドル高を期待するならドル/円は主要通貨ペアの中で最も魅力的な選択肢の一つだ。他通貨に対してさほど強くないドルがこれほど注目される背景には、円が極めて弱いという事実がある。これは同時に、ユーロや英ポンドなど相対的な強さを見せている通貨に対しては、円安がさらに魅力的になり得ることを意味する。
このテーマを数カ月間追ってきたが、ユーロ/円、英ポンド/円はともに依然として強気の状態を維持している。ただし、主要通貨ペアの動向次第というところもあるため、注意は必要だ。特に160.00の心理的水準を上回った場合、政府・日銀が介入に踏み切る可能性が高い点は常に意識しておきたい。
日足チャートから見たドル/円は、現時点で強気の見通しを維持している。過去3日間、価格は昨年12月と1月上旬のスイングローを結ぶ強気のトレンドラインがサポートとなっているためだ。昨日のウェビナーで議論した157.19の「決着点」は現在買い圧力に押されており、これは強気派がトレンド継続に向けてより積極的な姿勢を取っていることを示している。

160.00の大台を再び試す局面での諸事情を考慮すると、特に新たなブレイクアウト時のドル買い円売りの追撃には少々気が引ける。これまでのところ、買い勢は大台に慎重に接近しており、昨年11月のスイングハイは158.00の直下で形成され、1月の上昇相場も現時点で同じ大台から約50ピップス手前で推移している。
最近の調整局面を踏まえると、短期的なレジスタンスポイントとして158.61が機能する可能性があり、そこから過去のレジスタンスである158.19(以前、サポートでもあった水準)への押し戻しが想定される。一方、上方では158.80付近が次のレジスタンスとみられ、その後は過去の高値159.46が視野に入ってくる。それを超えれば、160.00の大台への上値ブレイクアウトが期待できる。

ユーロ/円は2026年に向けて明確な上昇フラッグを形成してきたが、先週の始値でついに大きなブレイクアウトが発生し、同ペアは史上最高値を更新した。心理的水準が実際に取引されなくても影響を与えるのと同様に、昨年12月下旬には買い勢が185.00を試すのを回避する動きが見られたが、先週の強気フラッグの突破で勢いづいてその壁を突破し、185.54で史上最高値を更新した。
先週後半には若干の平均回帰が見られ、275ピップス超下落したが、183.00付近でサポートが維持された。今週に入り、価格は反発し、前回の史上最高値185.54まで戻った場面もあった。
現時点では安値切り上げ後のサポート185.00を試している。強気派が積極的に攻める場合、この価格帯での維持を確認し、185.54の高値を再び試し、その水準の突破も狙う戦略が考えられる。
一方、より忍耐強く、明確なサポート要素の出現を待つ場合、184.44が注目されよう。この水準は過去に複数回、レジスタンスとして機能しており、これまでのところサポートとして機能したことはない。

英ポンド/円に関しては引き続き円安シナリオを想定しており、昨日のウェビナーで詳細に説明した。そのシナリオ想定後、211.42―211.59レベルから形成された過去のレジスタンスレンジ(範囲)と一致する位置にある安値更新後のサポートを明確に維持している。
現時点では、212.60レベルから形成された過去のサポートをレジスタンスとして試している。次の主要なレジスタンスポイントは213.50で、これを突破すると過去の高値214.30が次のレジスタンスとして視野に入る。レジスタンスを試すことを考慮すると、ブレイクアウト戦略の可能性はあるが、短期トレンドを重視するトレーダーにとっては、212.16のサポートまで押し戻され維持されることで、強気トレンド継続シナリオが見えてくるだろう。

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(1月21日付記事「Japanese Yen Technical Analysis: USD/JPY, EUR/JPY, GBP/JPY」、FOREX.comシニアマーケット・アナリストのJames Stanley著)
原油がニュースの見出しを独占しているが、相関関係は為替相場でおなじみの展開を示唆している。上昇する米国債利回りと拡大する金利差が、ドル/円とドル/スイスフランの動向を再び主導している。
円安が継続していることを受け、日本財務省は円安をけん制する発言を繰り返している。1月には、日米当局が連携して「レートチェック」を実施し、10営業日足らずでドル/円が2100ピップス下落した。
日経平均株価はブレイクアウトに成功したものの、上昇継続に対する確信は揺らいでいる。過去の高値を維持できれば強気相場が主導権を握り続けるが、下回れば相場の流れは一気に反転する可能性がある。