ドル/円、ユーロ/ドル見通し:注目の2つのトレード
ドル/円はFRBと日銀の政策金利決定を前に軟化。ユーロ/ドルはエネルギー供給懸念の再燃を背景に、ECBの見通しに注目が集まるなか、底堅く推移している。
米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退する一方、日銀の金融引き締めに対する期待は高まっており、ドル/円(USD/JPY)は下落圧力が強まっている。市場では現在、重要なサポート水準での値動きに注目が集まっている。
2026年9月4日 午後12:05
タイトルが見つかりません
東京市場でレートチェックが実施されたことを受け、日本当局による為替介入への警戒感が再び高まっている。レートチェックは、日本当局が実際に市場介入を行う前に実施することが多い手続きだ。
今回のレートチェックは、日銀の高田創審議委員が「金融政策は機動的かつデータに基づいて運営すべき」との見解を示したタイミングと重なった。これを受け、市場では今月、日銀が利上げに動くとの観測が強まっている。
一方、米国ではジャクソンホール会議後もFRBがインフレ抑制を重視する姿勢を維持している。しかし、市場予想を下回る米ADP民間雇用の結果を受けて、フェデラルファンド(FF)金利先物市場では政策金利見通しの織り込みに変化が見られる。
次の注目材料は、4日(米国時間、日本時間で5日未明)発表の米非農業部門雇用者数(NFP)だ。この結果が、ドル/円や米金融政策に対する市場の見方に影響を与える可能性がある。
StoneX Mediaのシニアマーケットアナリスト、マイケル・ブトロス氏は、週足・日足・4時間足のチャートを用いて円相場の動向を分析している。
本コンテンツはFOREX.comの提携先が作成したものであり、その内容は執筆者または発言者個人の見解を反映したものです。FOREX.com、StoneX Group Inc.およびその関連会社の公式見解を示すものではなく、FOREX.comによる独立したレビューや検証は行われていません。



グローバル経済において、根本的な市場のテーマや相場の流れを構築する可能性のある主要なイベントや指標とは? 毎週更新される経済指標カレンダーで世界の主要イベントを確認できます。
(9月3日付記事「Japanese Yen Technical Outlook: USD/JPY Multi-Timeframe Analysis」、StoneXシニアテクニカル・ストラテジストのMichael Boutros著)
ドル/円はFRBと日銀の政策金利決定を前に軟化。ユーロ/ドルはエネルギー供給懸念の再燃を背景に、ECBの見通しに注目が集まるなか、底堅く推移している。
3週間前のドル/円相場では、急激な下落と予想外の2度にわたる為替介入が市場を驚かせた。しかし、米国のインフレ率が高止まりする一方で、日本のインフレ率は依然として低水準にあることから、ドル/円のファンダメンタルズ面での上昇基調は維持されている。相場が下押しするたびに押し目買いが入り、高値だけでなく安値も切り上がる展開が続いている。
こうした状況は、今後数週間にわたり、円安を進める市場参加者と、それをけん制する当局との攻防が続く可能性を示唆している。
ドル/円見通し:ドル/円は現在、重要な節目である160のレジスタンスゾーン付近で落ち着いているが、タカ派的なFRBの姿勢と米ドル指数の上昇が円に売り圧力をかけ続けており、180が長期的な目標として浮上している。