2025年6月9日 午前08:55
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今週の為替相場の注目点
全体
相場のテーマは引き続き米国の通商政策。7月9日の一時的な相互関税延長期間の満了に向けて各国が米国との交渉を進めていくため、交渉の経過や結果により都度、上下する(リスクオン、リスクオフへと振れる)だろう。
ドル安、ドル高の材料はある程度、拮抗していると見る。
USD/JPY
想定レンジ:143.50~147.50
米国とメキシコ、カナダ、EU、インド、日本などが通商交渉妥結へと向かっていくのであれば、リスクオンが強まり、ドル円やクロス円は支えられやすくなるだろう。通商交渉の行方に注目したい。
EUR/USD
想定レンジ:EUR/USD 1.1250~1.1600
ロシアによるウクライナ侵攻の停戦交渉は難航しそうであるが、ロシアの脅威と米国の軍事政策によりユーロ圏の軍備支出拡大への期待からユーロ金利上昇、ユーロ高へ向かいやすいと見る。
USD/CNH
想定レンジ:USD/CNH 7.07~7.27
米中貿易摩擦によりドル安、人民元安の継続が基本線。相場はかなり拮抗しているが、どちらかと言えばリスクオンによる人民元買いが優勢とみる。
先週の世界の通貨強弱
ドル売り優勢(146/198ヵ国)

クロス円は軒並み上昇

※通貨騰落率を可視化し、現在の「相場のテーマ」の推測に役立てています

円安
ドル円は週末にかけて上昇。1ドル=143.86円からスタートすると、週初は日経平均株価の軟調な推移や、弱い米国5月ISM製造業景気指数をうけて下押し、火曜日の東京時間に142.38円の安値を記録。米国の重要経済指標が多く発表される1週間で、その後は事前予想を上回る4月JOLTS求人件数をうけて反発したが、水曜日に発表された弱めの5月ADP雇用統計や5月ISM非製造業景気指数の結果をうけて下押すなど、ジグザグとした動きが続いた。流れが変わったのは木曜日で、弱めの日本4月勤労統計調査をうけて円売りが進むと、米中首脳が電話会談を実施したことが明らかとなりリスクオンの動きが広がり、ドル円は週初の水準を回復。迎えた米国5月雇用統計は強い数値ではなかったが、平均時給の伸び(前月比+0.4%、前年比+3.9%)が意識されてドル買いが強まりドル円は144円を明確に上抜けると、そのまま145.09円まで上昇、144.86円で週末を迎えた。
ユーロは小幅に上昇。1ユーロ=1.1349からスタートすると、週初はドル売りの流れを引き継ぎユーロ買いが優勢、弱い米国5月ISM製造業景気指数の結果も追い風となり火曜日の東京時間にかけて1.1455まで値を切り上げた。その後は火曜日、水曜日と米国の経済指標に振らされる時間帯が続いたが、木曜日にECB理事会を控えてユーロ買いが優勢となり1.1495まで上昇。ECBは7会合連続となる利下げを実施したが、ラガルドECB総裁が記者会見で「利下げ局面の終わりに差し掛かっている」との見解を示したことが意識された。週末にかけては米国5月雇用統計の結果が意識されドル買いが優勢、1.1395まで値を戻してクローズ。
ドル売りが優勢。1ドル=7.2048からスタートすると、週初はドル買いが優勢で7.2239まで上昇。ただその後は弱い米国5月ISM製造業景気指数をうけて下押し7.20を割り込む展開。火曜日、水曜日と米国の経済指標をこなしながら横ばい推移が続いたが、木曜日に米中首脳が電話会談を実施したことが明らかとなりリスクオンの動きが広がると人民元は買われ、今週のドルの安値となる7.1645を記録。週末に米国5月雇用統計の結果が意識されドル買いが優勢、7.1885でクローズ。
9日
中国5月貿易収支
トルコ、ノルウェー、オーストラリア、スイス祝日
08:50 日本1-3月期GDP(改定値)
08:50 日本4月国際収支
10:30 中国5月PPI
10:30 中国5月CPI
14:00 日本5月景気ウオッチャー調査
21:00 メキシコ5月CPI
23:00 米国4月卸売売上高
10日
08:01 英国5月BRC小売売上高調査
08:50 日本5月マネーストックM2
09:30 オーストラリア6月ウエストパック消費者信頼感指数
15:00 ノルウェー5月CPI
15:00 英国5月失業保険申請件数
15:00 英国5月失業率
15:00 英国4月失業率(ILO方式)
21:00 ブラジル5月IPCA
11日
国会で党首討論
08:50 日本5月国内企業物価指数
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
21:30 米国5月CPI
25:00 ロシア5月CPI
27:00 米国5月月次財政収支
12日
ロシア祝日
08:01 英国5月RICS住宅価格指数
08:50 日本4-6月期法人企業景気予測調査
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
15:00 英国4月月次GDP
15:00 英国4月鉱工業生産
15:00 英国4月製造業生産指数
15:00 英国4月商品貿易収支
15:00 英国4月貿易収支
19:30 インド5月CPI
21:30 米国5月PPI
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
13日
ロシア祝日
永島生保協会長会見
13:30 日本4月鉱工業生産(確報値)
13:30 日本4月設備稼働率
13:30 日本4月第三次産業活動指数
15:00 ドイツ5月CPI(改定値)
15:45 フランス5月CPI(改定値)
18:00 ユーロ圏4月鉱工業生産
18:00 ユーロ圏4月貿易収支
23:00 米国6月ミシガン大学消費者態度指数