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7月14日版 為替 Weekly Report

目次

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今週の為替相場の注目点

 

全体

週末に米国がEUとメキシコに対して30%の関税賦課を公表したことで、週明けはユーロ安、メキシコペソ安で反応しやすいだろう。その後はEUなどが米国に報復関税を適用するかが焦点となる。ドルは底堅い推移が続いているが、報復関税による影響は小さくないと仮定すると読みづらい状況と言える。ドルをフラットにみて、日本円やユーロなど各通貨の材料を追っていくのが良いだろう。

 

USD/JPY

想定レンジ:146.00~149.50

ハト派にならざるを得ない日銀の状況を考慮し、円安を基本線とする。

日米通商交渉は波乱要因。ここはアンテナを立ててしっかりモニターしていく必要がある。

 

EUR/USD

想定レンジ:EUR/USD 1.1520~1.1850

週初は米国による30%の関税賦課をうけてユーロ安を想定。ただ報復関税を適用する可能性もある。EUは米国からの自立を検討できる妥当な立ち位置におり、且つロシアによるウクライナ侵攻の停戦期待もあることから、ユーロの底堅い動きを想定している。

 

USD/CNH

想定レンジ:USD/CNH 7.07~7.27

ドルと人民元は拮抗した状況が続いており、しばしフラットに見るのが無難だろう。

通商交渉の行方はきちんと追っていきたい。

 

先週の世界の通貨強弱

ドル買い優勢(132/198ヵ国)

クロス円は上昇

※通貨騰落率を可視化し、現在の「相場のテーマ」の推測に役立てています

 

  • ・先週の主要通貨における強弱は右記の通り 米ドル>人民元>ユーロ>英ポンド>日本円
  • ・指標がしっかりしていたことや、諸外国への関税賦課の影響で相対的にドルの買い戻しが進んだ。
  • ・一方で日本円を積極的に買う材料はなく、円売りが続いた。

先週の為替相場サマリー

ドル高、円安

 

USD/JPY

ドル円は上昇。1ドル=144.46円からスタートすると、序盤に144.23円まで下押したものの、CNNの番組でベッセント財務長官が「トランプ政権は書簡をしたためた。近く詳細が示され、対応しない国は8/1よりもとの高い税率に戻す」と発言した。時間的な交渉の余地が残されたという解釈からか米長期金利が上昇、ドル買い優勢の展開となり一気に146円台へと乗せた。火曜日早朝にトランプ大統領より実際の書簡が示され、日本に対しては25%の関税が通知された。これをうけて円安が進み、ドル円は水曜日にかけて147.18円まで上昇。その後はFOMC議事要旨や、メンバーの発言を通じてFRBのややハト派な姿勢が示され米長期金利が低下、ドル円は146円を割り込む時間帯も見られたが、木曜日に発表された米国新規失業保険申請件数がしっかりした数値で再びドル買いが優勢になると、ドル円は週末にかけて147.52円まで上昇、147.43円でクローズとなった。

 

EUR/USD

ユーロは下落。1ユーロ=1.1785からスタートすると序盤に1.1791まで上昇したものの、その後は米長期金利が上昇する中でドル買い、ユーロ売りが進み1.1700を割り込んだ。ただユーロ買いの勢いも強く、木曜日まで1.1700をサポートとする形で1.1720を挟んで推移した。木曜日のNY時間に発表された米国新規失業保険申請件数がしっかりした数値でドル買いが優勢になると1.1700を割り込み1.1662の今週安値を記録。その後は1.17台を回復する場面も見られたが、なかなか進展が見られない米国とEUの通商交渉が嫌気されたか、週末にかけては再び上値が重くなり1.1690でクローズ。なお11日にEUに対する30%の関税賦課が公表された。

 

USD/CNH

僅かにドル買いが優勢。1ドル=7.1652からスタートすると、序盤に7.1633まで下落したあとは米長期金利の上昇に連れ高となり7.17台へと値を切り上げた。米国と中国の交渉は一旦、大枠として妥結しているため追加の材料に乏しいなか、ドル円の上昇に連れて水曜日に7.1883まで上昇。その後は7.1800を挟んでの推移が続いたが、金曜日の基準値発表のタイミングで人民元の買い戻しが強まり7.1739で週末を迎えている。

今週の注目イベント

14日

中国6月貿易収支

08:50 日本5月機械受注

13:30 日本5月鉱工業生産(確報値)

13:30 日本5月設備稼働率

13:30 日本5月第三次産業活動指数

19:30 インド6月CPI

 

15日

トルコ祝日

08:01 英国6月BRC小売売上高調査

09:30 オーストラリア7月ウエストパック消費者信頼感指数

11:00 中国4-6月期GDP

11:00 中国6月小売売上高

11:00 中国6月鉱工業生産

18:00 ドイツ7月ZEW景況感調査

18:00 ユーロ圏7月ZEW景況感調査

18:00 ユーロ圏5月鉱工業生産

21:30 カナダ6月CPI

21:30 米国6月CPI

21:30 米国7月ニューヨーク連銀製造業景気指数

 

16日

15:00 英国6月CPI

15:00 英国6月小売物価指数

18:00 ユーロ圏5月貿易収支

20:00 米国MBA住宅ローン申請指数

21:30 米国6月PPI

22:15 米国6月鉱工業生産

22:15 米国6月設備稼働率

 

17日

G20財務相・中央銀行総裁会議(南アフリカ、18日まで)

08:50 日本6月貿易統計

08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況

10:30 オーストラリア6月新規雇用者数

15:00 英国5月失業率(ILO方式)

15:00 英国6月失業保険申請件数

15:00 英国6月失業率

21:30 米国6月小売売上高

21:30 米国6月輸入物価指数

21:30 米国6月輸出物価指数

21:30 米国前週分新規失業保険申請件数

21:30 米国7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

23:00 米国5月企業在庫

23:00 米国7月NAHB住宅市場指数

29:00 米国5月対米証券投資

 

18日

08:30 日本6月全国CPI

15:00 ドイツ6月PPI

17:00 ユーロ圏5月経常収支

18:00 ユーロ圏5月建設支出

21:30 米国6月住宅着工件数

21:30 米国6月建設許可件数

23:00 米国7月ミシガン大学消費者態度指数

ベッセント米財務長官が来日(19日)

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