2026年3月2日 午前09:27
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IEEPAに基づく米国の相互関税が連邦最高裁により違憲と判断され、米国の関税政策は曲がり角を迎えた。しばらくはインフレ鎮静化を見込んだ金利低下、ドル売りが優勢になると見る。加えてトランプ政権の追加利下げ意向を考慮しドルをフラット~やや下の目線で継続する。
イラン情勢は今後の展開次第だが、ホルムズ海峡の完全封鎖はイメージしづらいので、中東の混乱がイラン中心に続いていくことをひとまずのメインシナリオに据える。原油や天然ガスなどエネルギーは上昇。為替や株は瞬間的なリスクオフはあるかも知れないが、限定的で、その後は個別に判断される展開をイメージしている。
想定レンジ:154.50~158.00
ドル安、円安の綱引きの展開を想定する。
金利低下は日米首脳共通の希望だが、積極財政方針や経済の地力を考慮すれば日本円の方が弱含みやすいだろう。対米投資案件もスキーム詳細は不明ながら確かな円安圧力として機能しそうだ。
イラン情勢の悪化はエネルギー価格上昇で反応するだろう。初動はリスクオフの円高優勢となるかもしれないが、時間の経過とともに資源輸入国の日本円安材料として効いてきそうである。
想定レンジ:EUR/USD 1.1700~1.2000
ドルなりの動きを想定しており、ドルの目線を下目にみるため、ユーロは上目に見る。ロシアによるウクライナ侵攻の、米国を含めた三者協議がひとまず終了したことはネガティブな材料だ。
想定レンジ:USD/CNH 6.75~6.90
ドル安、人民元高のトレンドが出ており、引き続きトレンドフォローが無難だろう。6.85、次いで6.70が次のサポートレベルとなる。
ドル売り優勢(132/198ヵ国)

クロス円は軒並み上昇

※通貨騰落率を可視化し、現在の「相場のテーマ」の推測に役立てています

ドル安、円安
ドル円は上昇。1ドル=154.93円からスタートすると、週初はIEEPAに基づく米国の相互関税が違憲と判断されたことをうけてドル売りが優勢、153.99円を記録。ただ円売りも根強く下げ渋る展開。火曜日の夕方に毎日新聞が、高市首相が直近の植田日銀総裁との会合で追加利上げに難色を示したと報じると円売りが加速。155.00円を突破し、一時156円台まで上昇した。また水曜日には次期日銀審議委員2名が公表され、2名ともハト派であることが伝わると円売りが一段と加速、今週の高値である156.83円を記録。週末にかけては関税違憲の判決をうけてか米長期金利が低下、ドル安が進んだが、ドル円は下げ渋り156.06円でクローズ。
ユーロは上昇。1ユーロ=1.1785ドルからスタートすると、週初は米国の相互関税が違憲と判断されたことをうけてドル売りが優勢、このセッションで1.1836の今週高値を記録。その後は円売りがドルを押し上げる展開のなかで火曜日のNY時間に1.1766まで値を下げたが1.1770レベルがサポートとして機能し支えられた。決めてに欠ける展開が続いたが、1.1770レベルから徐々に下値を切り上げ、週末にかけてはドル売りが強まったことで1.1818まで値を戻してクローズ。
人民元買いが優勢。1ドル=6.8983人民元からスタートすると、週明けに6.9001の今週高値を記録したが、その後は上値重く推移。春節明けとなる火曜日のロンドン時間から人民元買いが強まると、水曜日の北京仲値で6.88を明確に割り込み下落が加速。木曜日の北京仲値で一段とドル売り人民元買いが強まり6.8267まで急落。ただペースが急だったこともあり週末にかけては買い戻されて6.8611まで値を戻した。
2日
韓国祝日
16:00 トルコ10-12月期GDP
16:00 英国2月ネーションワイド住宅価格
16:00 ドイツ1月小売売上高
18:30 英国1月消費者信用残高
18:30 英国1月マネーサプライM4
23:00 ユーロ圏ラガルドECB総裁、発言
24:00 米国2月ISM製造業景況指数
3日
インド祝日
08:30 日本1月失業率
08:30 日本1月有効求人倍率
08:50 日本10-12月期四半期法人企業統計調査
08:50 日本2月マネタリーベース
16:00 トルコ2月CPI
19:00 ユーロ圏2月HICP
21:00 ブラジル10-12月期GDP
4日
ポーランド中銀、金融政策決定会合
09:30 オーストラリア10-12月期GDP
10:30 中国2月製造業PMI
10:45 中国2月RatingDogPMI
14:00 日本2月消費者態度指数
16:30 スイス2月CPI
19:00 ユーロ圏1月PPI
19:00 ユーロ圏1月失業率
21:00 米国MBA住宅ローン申請指数
22:15 米国2月ADP雇用統計
22:30 カナダ10-12月期労働生産性指数(前期比)
24:00 米国2月ISM非製造業景況指数
28:00 米地区連銀経済報告
5日
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
16:00 スウェーデン2月CPI
16:45 フランス1月鉱工業生産
18:30 英国2月建設業PMI
19:00 ユーロ圏1月小売売上高
21:30 米国2月チャレンジャー人員削減数
22:30 米国10-12月期非農業部門労働生産性
22:30 米国10-12月期単位労働コスト
22:30 米国1月輸入物価指数
22:30 米国1月輸出物価指数
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
26:00 ラガルドECB総裁、発言
6日
08:50 日本2月外貨準備高
16:00 ドイツ1月製造業新規受注
22:30 米国2月雇用統計
22:30 米国1月小売売上高
24:00 米国12月企業在庫
29:00 米国1月消費者信用残高