本日の海外市場では、ユーロドルは小安い動き、東京市場では、ドル円は底堅い動き - 海外マーケットの見通し

本日の海外市場では、ユーロドルは小安い動きとなっています。アジア時間は狭いレンジ取引となっていましたが、欧州勢の参入後に昨日安値の1.0855ドルを下抜けて1.0850ドルまで値を下げました。市場参加者からは「15日の安値1.0846ドルが目先の下値目処」との声も聞かれています。ドル円は「200日移動平均線の位置する137.07円や2日の高値137.77円がレジスタンスレベル」として意識されています。今日の経済指標では、18時に4月ユーロ圏HICP改定値が発表されます。20時には3月南ア小売売上高、21時には3月ブラジル小売売上高が予定されています。21時30分には3月対カナダ証券投資、4月米住宅着工件数、4月米建設許可件数が公表されます。23時30分にはEIA週間在庫統計が明らかになります。翌0時15分にはデギンドスECB副総裁が講演します。2時には米20年債入札が実施されます。また、ノルウェーは休場となっています。

本日の東京市場では、ドル円は底堅い動きとなりました。朝方から136.40円を挟んだもみ合いが続くなか、一時136.31円まで値を下げる場面もみられましたが、午後になって下値を切り上げる展開に。昨日高値の136.68円を上抜けて一時136.87円まで買い戻されています。市場では「日経平均が30000円の大台を回復して買われていることも下値を堅いものにしている」との声も聞かれています。日経平均は寄付きから大幅な上昇。早々に30000円の大台に乗せると終始堅調な動きに。後場に入ってからも高値を更新。結局、250.60円高で取引を終えています。